この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
旅は良いモノでございます。
日常から離れ、普段は見聞きしない生活圏の
外をうろつく事で新鮮な気分になりますし
自己を見つめる機会ともなります。
鉄活をしておりますと各地へ頻繁に出向き
そうした経験を多く重ねる事が出来るのも
鉄の素敵な所ではないかと思うのです。
尤も、身も心も、お財布までが軽くなるので
他の家族はむしろワタクシが鉄活に赴くのを
良く思っていない節が感じられまして
帰宅後は肩身の狭い思いを強いられますが。
さて、今回の更新はしばらくご無沙汰を
しておりましたお盆遠征の続きがご報告の
題材となります。
出会えましたご報告でございましたが
その後は本四備讃線へ移動しまして
撮影を続行しております。
未だに本州に居座り、今月中に四国へ
渡る事が出来るのか些か不安になりますが
日々の撮り溜めたネタがと滞らない内に
遠征記も少しづつ更新を進めて参ります。
初っ端はこの路線の顔役的な列車の一つ、
マリンライナーでございます。
18きっぷを握りしめて四国へ渡る際には
必ずと言っても良いほどにこの列車の
自由席にお世話になるマリンライナー。
岡山から高松へ向かう列車の先頭には
二階建てグリーン車が連結されまして
花形列車らしさが引き立ちます。
このグリーン車のアップを接近戦で
仕留めましてこの区間での撮影が
スタート致しました。
続きましては宇野方面からのピストン便、
115系が岡山を目指します。
115系は瀬戸大橋を渡る列車では無く
途中から分岐して旧宇高連絡船の
発着駅となります宇野駅へ向かいます。
瀬戸大橋が開通するまでは宇野が
四国への窓口になっており、大層な
賑わいを見せておりました。
かつては18きっぷで連絡船へ乗船出来て
船旅まで楽しめるのが四国へ旅行する
醍醐味の一つでございました。
そんな宇野駅も今では閑散とした
ローカル線の終着駅。
時代の移ろいを感じさせます。
そう申しますとワタクシ、瀬戸大橋が
開通してから一度も宇野駅へ足を
運んではおりません。
岡山へは頻繁に赴くものの、中々
宇野まで行く機会が無い事こそが
彼の駅の現状を現している様にも思えます。
高松から岡山へ向かうマリンライナーは
JR西日本の223系が先頭になります。
後方の3両は同じ外観ながらJR四国の
5000系という形式でして、最後尾には
表題でご紹介した2階建てグリーン車も
連結されております。
この区間、線路の上下間には虎模様の
ポールが刺さり、撮影に苦心致します。
気を抜くとお顔の真ん中にポールが来るので
そうならない様に意識しながらシャッターを
切っておりました。
かつてはこの車両が瀬戸大橋線の顔でした
213系が6両で駆け抜けていきます。
LEDの行先表示やスカート回りなどは
今風に更新されておりますが、濃淡の
青帯を巻くビードの付いた銀箱車体には
懐かしさを感じてしまいます。
以前の更新でこの車両目当てに
赤穂線へ出向いた事がございますが
その時撮影した短編成よりも、6連という
長さで撮影出来て嬉しくなります。
今回の〆。
表題と同じ構図でもう一度、
マリンライナーを狙ってみました。
どうにも雲が多くて露出が厳しいですが
こればっかりは仕方がございません。
この後も引き続きここで狙いの列車を
待ちつつ撮影を続けております。
え?何を狙っているのかですって?
それは次回その2をお楽しみに。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!