この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
京鉄博で来月にクモル145形の展示が
実施されるとのアナウンスがあり、
それ自体は喜ばしいものの、今年度で
引退するという事も明かされました。
本来は吹田工場と向日町操車場を結ぶ
部品輸送用のシャトル電車として
導入された車両でございます。
それも今では安価なトラック輸送へ
代わり、本来の役割とは異なります
操車場内で入換えかレールの錆取りに
使用されるだけの毎日。
これがタイ焼きなら、喧嘩して海に
逃げ込む所でございましょう。
6年だか8年に一度の検査入場でしか
本線に顔を出さないレア電車なので
今回の引退前展示はファンにとっての
絶好の機会となる事でございますね。
拙ブログでは以前にクモル145の
京鉄博展示配給、及び吹田工場への
入場に伴う本線走行も
撮影する事が出来ました。
ご興味のお有りでございましたら
ブログ内検索で「クモル145」と
打ち込んでみて下さい。
尤も、
拙作でございますから、せいぜい
ご笑覧いただくレベルの撮影ですが…
さて、今回の更新は本日撮影して
おります甲種輸送につきましての
ご報告とさせていただきます。
巣立ち、甲種輸送されております。
ポツリ、ポツリ、と雨粒が落ち始めた
裏調子にて東進する姿を捉えました。
この日のお昼過ぎでしたか、甲種を
何処で仕留めようかと思案しながら
雨雲レーダーを開いて通過する時刻の
天候を確認致しました。
その時点ではこの列車の通過時刻に
雨雲は全く存在せず、どこで狙っても
悪い様にはなりませんぜ?といった
塩梅でございました。
所が、列車の通過時刻を見計らって
線路傍を目指す段になりまして、丁度
北西の方角から雨雲が沸いて来るのが
見受けられました。
これ、向日町辺りだとマズくね?
判断を下しまして急遽またもこちらへ
布陣する事となりました。
引いた構図で2発目を狙います。
空はチラリと写り込みました黒雲が
釜の頭に掛かっておりますが、実は
ワタクシの背後はもう真っ黒な状態で
向日町の辺りは既に雨降りだった事が
後から判明致しました。
ナイス判断!と我ながら自身の読みを
誉めたい所でございます(笑)。
所で、お気付きでしょうか。
オデコの辺りから、何か生えてるのが
見受けられるのでございます。
何かと申しますか、パンタが。
オマケ的にこちらも掲載しておきます
3発目でございました。
釜の向こうからチラッという感じで
こちらの様子を伺う普電の姿が。
そう、この日の甲種は普電が並走を
して来たそうでございまして、ここの
反対側に位置します調子踏切では
撮影が叶わなかったのでございます。
このコマを確認するまでワタクシも
並走には全く気が付かず、後から
知ったくらいにピタリと寄り添って
並走していたそうでございます。
そこはまぁ、しょうがない所だと
割り切るしかないのでございますが。
サントリーのビール工場を背に
栗橋へ向かう甲種輸送、最後尾の
512-1号車をサイドショットで。
客室窓にはKAWASAKIロゴと併せて
特殊貨物検査票が貼付され、これが
甲種輸送の車両である事が判る一枚と
なっております。
今まで川崎重工から出場します
甲種輸送は事前に雑誌や雑誌アプリで
アナウンスされていたのですが、この
7月から事前告知が無くなりました。
おかげで輸送番号が判り難くなり
纏めるのに今後、それなりの苦労を
伴いそうでございます。
また、今回は川重からの出場ですと
予測されますいつものスジには乗せず
変則的なスジへ変更されております。
JR西日本が最近打ち出しております
マニア対策の一環かと思われますが
難儀な事でございます。
偶々今回は鉄仲間氏のご厚意により
スジ変更が事前に判りましたお陰で
辛うじて撮影が叶いました。
ですが知らなければ延々と線路傍に
立ん坊となりますので、お仕事を
サボって来ている身としましては
厳しいものがございます。
今後の甲種輸送には少々注意を
せねばならないのかも知れません。
今回の〆。
甲種輸送の撮影後、間髪入れずに
やって来ますのがこちらの列車。
新大阪から回送されます
特急くろしおでございます。
この場合は回送なので、くろしお
では無く、くろしおに使用される
特急車両と表記せねば
ならないのでしょうか?
面倒なので回送でもくろしおで
ワタクシは構わないのですが。
この撮影後、即撤収しまして
お仕事へと戻った訳でございます。
帰り道では土砂降りの雨、雷と
ゴリラ迎雨の様なお天気に遭い
10分列車が遅ければ即死だった、と
胸を撫で下ろしたのでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!