写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2254列車 「 甲1 東京都営地下鉄 12-600形(12-831f)の甲種輸送を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

伯備線の381系にまた新たな塗装車が

出てくるかも、そんな動きがSNS

賑わしておりました今週。

 

ワタクシとしましては、国鉄特急色

活躍してくれれば後は何色でもオマケ

的な感覚なのでございますが。

 

むしろHMをやくもだけじゃなく、他の

381系特急で掲出して欲しいという

願いを持っております。

 

風光明媚な単線を駆け抜けます

「しなの」や「くろしお」。

 

そんなかつての名列車たちが掲げます

看板を、面ドカン!構図で撮りたい、

と密かに願っているワタクシ。

 

叶わぬ願いでございますが…

 

 

さて、今回の更新は3日に川車からの

新製出場となりました、都営地下鉄

12-600形につきましてご報告させて

いただきます。

 

今年度より甲種輸送につきましては

雑誌掲載などによる事前告知が無く

撮影し難い被写体となりました。

 

幸いな事にワタクシはお仲間さんから

ご厚意をいただき、今回は撮影に参戦

する機会を得られました。

 

この場をお借りしまして

感謝申し上げます。

 

 

2023-03-03 9866列車

EF65 2101の牽引で向日町操車場を

通過する場面でございます。

 

後方からは内側線を走る普電が迫り

お尻を少し齧られてしまいました。

 

また、うっかり12-600形が6連だと

思い込んだ為に構図がとっ散らかる

あり様でございます。

 

何とか架線柱にパンタを掛けず撮影が

出来ました。

 

 

2023-03-03 5070列車

EF210-132、原色保持の桃太郎が牽く

定期貨物列車でございます。

 

現着はこの列車に合わせたタイミング

でございました。

 

甲種の前走りとなるこの列車を撮影し

本番へ期待を高めておりました。

 

長岡京駅を過ぎて向日町操車場が横に

見えた辺りがショバとなりますここ。

 

撮影者はワタクシと、線路際に一人が

布陣されているだけでございました。

 

のんびりとした雰囲気の中、暖かな

陽射しを浴びて光合成したくなる様な

昼下がり。

 

が、定刻になっても列車が来ません…

 

 

2023-03-03 5064列車

EF210-126が牽く定期貨物列車まで

通過しましたが、未だ甲種は来ず。

 

既に本来なら通過している筈の

時刻から30分が過ぎております。

 

ヤキモキしながら待っておりましたら

お仲間から、3099レの続行で甲種が

来るよ!とお知らせいただきました。

 

 

2023-03-03 3099列車

EF510-512が先頭に立つ北陸貨物。

 

青ゴトーが撮れたのはちょっとした

ラッキーでございました。

 

この後すぐに甲種輸送が来るみたいで

ございますから、立ち位置を甲種に

合わせて変更致します。

 

そして。

 

 

2023-03-03 9866列車

待ち時間が約60分というこの日の撮影

でございましたが、お目当てを無事に

ファインダーに捉えられました。

 

大望遠での挨拶ショットを先ずは

咬まして、ここからレンズを引いての

本命コマへ移ります。

 

所が、事前に考えていた構図だと

釜込み7両でしたのでこれはアカン!と

慌てて組み直し、巻頭コマを撮影。

 

更にズラして。

 

 

2023-03-03 9866列車

今回の〆。

 

もう一度仕留め直しました。

 

12-600形は狭小トンネル対応車体で

側面が垂直ではありません。

 

その為PFは綺麗な色出しが出来ますが

12-600形はギラッてしまいました。

 

とは申しましても、釜との連結面から

チラッと覗く下膨れなお顔のおかげで

都営12-600形だと判る仕上がり。

 

狙い通りの撮影になり

正直、安堵致しました。

 

 

関西を走ります甲種輸送に、甲1という

輸送番号が付番されますのは拙ブログ

始まって以来初めてでございます。

 

では一体いつ振りなのか、と資料を

遡って調べてみましたら2009年度の

甲種輸送以来である事が判明。

 

大抵の年は総車横浜事業所からの新製

出場が甲1を充てられておりました。

 

関西はメーカーが多い割に輸送件数が

少ないので、仕方の無い話なのかも

知れませんね。

 

関西私鉄が軒並み狭軌だったら

或いは京阪や阪神の車両も甲種輸送

運ばれていたかも。

 

そんな世界線へ行く為には、まず

ブラウン管と電子レンジを弄らねば

なりますまい…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!