写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2271列車 「 最後の長旅へ!117系S1編成の廃車回送を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

ついに懸念していた事態が明らかに。

 

京都支所に所属する113系117系

今月末で長きに渡るその活躍に幕を

下ろす旨の発表があった様で

ございます。

 

半世紀に近い年月を、京阪神を中心に

駆け回りました国鉄近郊形電車。

 

その最後のひと時に立ち会える事が

有り難いと、噛み締める夜と

なりました。

 

 

さて、今回の更新は19日の日中に

京都支所から幡生へ自走にて廃車回送

されました、117系S1編成についての

ご報告でございます。

 

既に今年に入り、113系が何本か吹田へ

廃車回送されておりますが、ここへ

参りまして117系S編成からも離脱が

発生致しました。

 

しかも今回は吹田では無く、幡生への

廃回という事で、注目度の高いネタと

なっております。

 

 

2023-03-19 回9303M

2、3両目に窓がスマートな100番台を

組み込むS1編成を仕留めました。

 

関西急電色から経費節減の名目で変な

単色塗装となり、呆れ半分にピーマン

などと呼ばれました晩年の117系

 

最後の旅路をお見送りするなら、と

かつては新快速として幾度も走ったで

あろう、ここ新井正にて狙いました。

 

 

2023-03-19 289系FG401編成

未だにラッピングを保持する福知山の

289系が、練習撮影第一弾で

ございました。

 

前夜にGAコンビと花嫁のれんの配給を

撮影致しました際に、117系廃回

ご一緒させていただく事となりまして

場所取りまでしていただきました。

 

日中の117系走行、しかも廃回という

シチュエーションでしたから、さぞや

このショバも賑わうと予想しましたが

実際には…

 

 

2023-03-19 681系3両+683系9両

非貫通の681系を先頭にした特急が

撮影の第二弾となりました。

 

北陸本線敦賀以北の三セク移管をあと

一年とします現在、関西住みの撮り鉄

と致しましてはサンダバを集中して

狙いたい所でございます。

 

サンダバやしらさぎ敦賀まで運行は

実施されるとの話ですが、12両や9両が

今後も残置されるのかは不明瞭。

 

伝統ある北陸特急の長い編成こそ

記録対象だと思えてなりません。

 

編成を組み替えて、余剰中間車に簡易

運転台を設置した魔改造特急が3両とか

で走ったりするかも知れませんよ…

 

 

2023-03-19 回9303M

練習を終えて迎えました本番。

 

結局ここ新井正には我々3名しか居ない

閑散ショバとなりましたが、その分

ノビノビとした撮影が出来ました。

 

挨拶ショットとして望遠を飛ばしては

みたものの、陽炎がメラメラと

メランコリーに117系をボカシます。

 

 

2023-03-19 回9303M

今回の〆。

 

巻頭コマから引いた構図でもう一度な

決めのショットでございます。

 

3両目の屋根に載るパンタは2丁ですが

田の字窓の300番台である5両目には

1丁しかパンタが無い点も特筆と

申せましょう。

 

我々世代には馴染み深いモータ音を

天王山へと響かせるその姿は、地味な

近郊形車両ながらも抜群の存在感を

刻みつけてくれます。

 

 

2023-03-19 回9303M

オマケ。

 

振り返ってのケツ打ちを決めまして

S1編成をお見送りさせていただき

ました。

 

場所取り含め、ご一緒しました

GAコンビの御二方には感謝で

ございます。

 

 

まだ少しだけ、日常での活躍が残る

京都の国鉄近郊形電車たち。

 

あと10日ほどですが、最後まで走り

切るその姿を見届けたいと思います。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!