この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
今年の撮り納め、皆様は何を狙った撮影と
なりましたでしょうか。
ワタクシは臨時更新でも綴りましたが、今日は
鉄活の予定が潰されてしまいましたので残念な
事に非鉄でございます。
従いまして、一昨日のロイヤル甲種が撮り納め
となってしまいました…
さて、今回の更新は本年10月に撮影致しました
かつて阪急京都線の主力として活躍した
6300系の試運転につきまして、ご報告させて
いただきます。
ご存知の通り6300系は後任となる9300系へ
その座を譲り渡す形で本線から勇退、現在は
余生として編成両数を減らして支線運用に
従事しております。
そんな6300系が、往年の姿を彷彿とさせます
ライトフル点灯で本線を疾駆するという事で
この日は京都線へ撮影に向かいました。
午後の光線をその身に浴びて正雀へ戻ります
6300系6351編成の、試運転復路を捉えました
所から記事をスタートさせていただきます。
6300系登場当時、阪急京都線の特急は梅田を
出ますと十三に停まり、その後は四条大宮まで
ノンストップでございました。
桂は勿論、ワタクシの住む高槻市も通過する為
中々乗車する機会のない高嶺の花そんな印象を
今でも持っております。
また、当時は唯一オデコがベージュに塗られた
外観でしたので、特別感が強く憧憬の眼差しで
見ていたものでございます。
試運転撮影の前には偶々フルマル3300系が
来るという事で、そちらも併せて狙いました。
下り列車はド逆光になるショバでございますが
そこは仕方がありません。
7連の3300系など日に何度も見られませんし
ラッキーに遭遇した、という事で布陣しまして
構図を組みます。
やがて列車は駅を出まして、構図の切り位置へ
やって来ました。
決めコマとして狙いましたのは、丁度対向の
9300系が走り抜けた直後でございます。
いやぁ焦りました。
このショバ、実は被り頻度が高い為に警戒して
いたのですが、案の定のヒヤヒヤ撮影となって
肝を潰しました。
6300系の試運転往路では、安全策を取って
別ショバに布陣しております。
やはり逆光なのはどないも出来ませんので
せめて被り率が低いショバにて、6451号車を
先頭に桂を目指す試運転往路を狙いました。
今や見かける機会も少ないLEDでは無い幕車を
しかも6300系で撮影出来ます点は嬉しい所。
赤地に白抜きの試運転幕が映えますね。
この後は影落ちを考慮して、ポジションを変え
復路を狙う事に致しました。
ご挨拶がてらに遠目から、高架を降りて来ます
6300系を一コマ切りました。
秋も深まって参りましたこの時期、今までは
多用していたポジションが住宅の影にマダラな
侵食を受けてしまいましたので、編成が綺麗に
陽の当たる立ち位置へ変更致しました。
それ故に挨拶コマはこれが限界でございます。
ここからレンズを引いて構図を組み直して。
いざ、本番。
今回の〆。
巻頭コマ同様に中々厳しい条件での撮影では
ありますが、可能な限り善処致しました決めの
コマでございます。
影落ちはこれから先、ますます厳しくなって
参りますのでこのポジションでも撮影はちと
難しい事となります。
こと今の時期におきましては、沿線で撮るより
駅先の方が影落ちに悩まされずに済むなぁ、と
思うのですが…何せ勤務中でございますから
気分的に憚られるのでございます。
今回は幸いにして、酷い影落ちは避けられた為
安堵致しましたが、今後はこの影をどう処理し
構図を組むかが課題となります。
正雀工場には新鋭2300系が搬入され、構内で
各種調整が行われました12月。
2300系が本格導入となりますと玉突きで
9300系が特急の運用から弾き出され、その
9300系が6300系の居場所を侵食する事に
なるのでしょう。
そう考えますと、やはり今後は6300系の日常
にも精力的にレンズを向けたいと感じます。
そんな訳で、来年は今年以上に阪急へ注力した
記録に取り組まねば、と、そう思う大晦日の夜
でございます。
それでは、
今年一年お世話になり、ありがとうございました!
どうぞ良いお歳をお迎え下さい。