この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
撮り鉄に限った話ではございませんが、この
趣味って割と世代間交流が盛んだと感じます。
ワタクシがお世話になっておりますお仲間には
10や20も歳上の方から、自身の子供より若い
方まで多岐に渡ります。
しかも、歳の上下に厳しい事もなく若い方から
からかわれたり、歳上の方へ冗談を飛ばしたり
一緒に下ネタで盛り上がったり。
当然ながら一定の礼節こそ必要な事ですが
それを弁えれば、後は年齢に関係なく同好の士
と申せましょう。
仕事などの利害が関わらないお仲間さん方との
気楽で楽しいお付き合いは、年齢に関係なく
楽しい時間となっております。
さて、今回の更新は12日に川崎車両で落成と
なりました、岡山地区向けの227系甲種輸送に
つきましてのご報告でございます。
この日は曇天&時折霧雨、という状況でしたが
ワタクシお仕事をお休み致しまして兵庫へと
向かいました。
兵庫駅にて下車、川車から甲種が出て来ます
場面を撮影して追っ掛けしようと目論んだの
ですが…
列車が川車から出て来る時刻が想定より早く、
ワタクシがショバへ到着寸前に、目の前を
無慈悲に通過して行きました。
ありゃ、これは遺憾でイカン…という事で
慌てて兵庫駅へ戻り、普電に乗って次のショバ
へと向かいました。
DD200-15の牽引で、ウララと愛称が付きます
227系500番台の甲種輸送を仕留めました。
ウララ、ってワタクシ世代だとアパッチの叫び
しか思い浮かばないのですが、ご存知の方は
いらっしゃるのでしょうか…
キン消し集めた思い出が甦ります。
この日に落成したのは2連が3編成の6両でして
霧雨に煙る神戸の街を背にした列車を、兵庫で
逃した分も無事に撮影する事が出来ました。
コチラの駅へやって来まして、ふと目に付いた
コキ107。
車番部分だけ綺麗に拭き取られて、車体色が
ツートンに見えます。
いやいや、コキ107は明るいグレーの単色です
が恐らくは酷使されている間に鉄粉や錆やらで
薄茶色に汚れたものと思われます。
そういえばワタクシ存じあげないのですが
貨車の場合でも全検では、やっぱ車体の再塗装
が実施されるもんなのでしょうかね。
釜の場合は塗り直しがある訳ですが、貨車まで
そうなのか知り得ないのでございます。
そんな事を考えながら、甲種輸送を待って
おりました。
定刻から少し遅れて、ゆっくりと入線します
227系500番台の甲種輸送を遠目から狙っての
ファーストショットでございます。
釜へ目を向けますと、キャブ中央に位置します
銀の排気口も煤焼けしたのかコキの様に
黄色っぽく変色しております。
車体が真っ赤なだけにそこだけ淡い焼けだと
やたら目立ってしまいますね。
この構図、車体が鋭角的になるので227系の
持ち味でありますカラフルな側面帯が、殆ど
判別出来ません…
まぁ、勿論このコマはご挨拶で切っただけ。
本命はこの後、レンズを引いて巻頭コマを
撮影して、そのまま決めコマへと続きました。
DD200の柵からチラと見える227系のおめめが
チャーミングなウララちゃんで、決めのコマも
仕留めました。
227系500番台は近車と川車の双方で製造が
為されておりますが、近車製造分は自走による
出場でございますので甲種輸送はこの日が初と
いう事になります。
JR貨物の最新鋭DLがJR西の最新鋭一般ECを
牽引する、というのが新時代の到来を感じさせ
ますこの日の甲種輸送。
僅か数駅だけの短区間しか走らない列車では
ありますが、それ故に狙う価値のある被写体と
思うのでございます。
今回の〆。
お待ちかね、ウララちゃんのご尊顔を初撮影な
コマでございます。
違和感がありますのはやはり連結器でしょう。
機関車牽引に対応する為に、自連アダプタを
取り付けられまして、淡い色合いで電連部が
養生されております。
この辺りが甲種輸送ならでは!と申せます
面白い所でしょう。
先頭車を観察致しますと、転落防止幌外側と
貫通扉の桃色部にはアルファベットでUrata…
じゃないUraraと愛称表記がされております。
更に貫通扉窓部にJR city network okayamaと
記載されておりました。
え、岡山ってシティネットワークなんや!?
カントリーだとばかり…
と思わずツッコミたくなります。
オマケ。
ケツ打ちを望遠でも一コマ狙いました。
広島で活躍する227系の鮮やかな赤とは明確に
異なります桃色の挿し色が素敵な500番台。
来春からは姫路にも進出、という事で関西の
撮り鉄にも身近な存在となるかと思います。
そんな形式の、初めての甲種輸送に
立ち会えました事が有り難く、嬉しい成果と
なりました。
因みに今回落成した6両は、ここで川車から
JR西へ引き渡されまして後日、自走にて岡山へ
試運転がてら向かう事となります。
この撮影では地元で昔から付き合いのあります
高校生のお仲間と、拙ブログ読者でいらして
ショバで声を掛けていただいた高校生氏、その
お二人と楽しく過ごさせていただきました。
年齢的にはワタクシの半分より更にお若い方々
なのですが、趣味話については世代間の隔たり
など感じさせない愉快なひと時でございます。
この様な年齢に縛られないお付き合いもまた
撮り鉄趣味の素敵な面だなぁ、とつくづく
感じます。
所で今回の輸送。
側面窓部を割と隈なく探してみたのですが
何故か特検票が見当たらず。
輸送番号が不明でして、取り敢えずは
サブタイトルに1??と記載させていただき
ました。
判明次第修正の上、反映させていただきたいと
思います。
※12/28コメントをいただき反映致しました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!