写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2566列車 「 国鉄時代の面影を長駅で狙う 2023・12月 播磨の日常撮影記その8 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

水曜でございます。

 

世の中にはこの日がお休み!というご職業の

方々もいらっしゃいます。

 

不動産屋とか、車屋とか、焼き鳥屋とか。

 

ですがワタクシの場合、水曜は大変に忙しい

場合が多く、中々に憎らしい曜日なので

ございます。

 

かと申しましても暇になりますと途端に売上が

気がかりとなって心労パないので、まぁこれも

仕方がないや、と諦念で過ごす夜なので

ございます。

 

 

さて、今回の更新は時間に余裕がありました為

北条鉄道もう一つの名物、と申せましょう古い

駅舎を堪能すべく長駅へと立ち寄りました

ご報告を前回その7より続けて参ります。

 

北条鉄道が三セク化される以前、国鉄北条線

頃から変わらぬ佇まいを貫く駅舎は沿線に

幾つかございますが、ルート上で手近に寄れる

という事で長駅の方へとやって参りました。

 

外観などは前回その7にてご報告致しましたが

今回は内部へと潜入を試みます。

 

が、その前に。

 

 

2023-12-17 キハ40 535

長駅へ入線する列車を、民家の柿の木と絡めて

スナップ撮影致しました。

 

駅舎だけでなく住宅地も時代がかった建築物が

多く、車両と相まって昭和の地方路線的な

光景が楽しめます。

 

ノスタルジー大好きなワタクシ、興奮しつつ

撮影しておりました。

 

 

2023-12-17 駅事務所扉

駅のホームには役務室に繋がる扉があります。

 

木造建屋に相応しい、木製の扉もまたかなりの

年代を感じさせます代物。

 

ですが扉の上部には何やら手書きで気になる

文言が見て取れます。

 

駅ナカ婚活相談所なる札が掛かっておりまして

興味がそそられます。

 

駅ナカ婚活の相談所なのか駅ナカにあるだけの

婚活相談所なのか…

 

仮に前者だとすれば長駅が、或いは北条鉄道

駅ナカ婚活事業へ乗り出しているという事に

なりましょう。

 

ワタクシも実は、地元で何度か婚活事業を開催

させていただいた経験がございます。

 

アレ、男性側の参加者さんて皆様驚くほどに

消極的な方が多くてスタッフとしてもどかしく

感じたものでございます。

 

いやいや、お金払って参加しているのですから

婦女子の一つや二つはゲットしましょうよ、と

内心で叫んでおりました。

 

いや二つはアカンですね。

 

 

2023-12-17 長駅本屋内側

ホームから駅舎内部を眺めます。

 

左手には掲示板があり、その6で撮影しました

サンタ列車の告知ポスターもあります。

 

意外と設定日が多いみたいですね。

 

また、真ん中には婚活列車に云々なるポスター

掲示されております。

 

列車内で婚活するのですね。

 

図案にはキハ40が描かれておりますが、やはり

参加した女性が車内トイレを利用した後には

野郎共がトイレ争奪戦を繰り広げる事になるの

でしょうか。

 

それとも、カップルが成立したら二人して車内

トイレへしけ込んだり出来るのでしょうか。

 

夢が膨らみます…

 

 

2023-12-17 長駅本屋内側

右手側には各種窓口が残っております。

 

手前の三段窓の方には荷物の取り扱いなどの

案内が今も掲示されたまんまとなっており

古さを逆手に取った演出、そんな風にも感じる

設えでございます。

 

 

2023-12-17 長駅本屋内側

近寄ってみました。

 

手荷物、12時間営業だった模様でございます。

 

ワタクシの場合、小荷物と手荷物の違いが

判らずに困惑してしまいそうでございます。

 

TENGAは手荷物なのでしょうか…

 

 

2023-12-17 長駅本屋内側

三段窓の窓口、もう片方には錆びたタバコの

看板が飾ってありました。

 

此方側にはサンタ列車のリーフチラシが風に

飛ばされない様にでしょう、文鎮代わりとして

木彫りの達磨さんが置いてあります。

 

また文箱の中にはキャンパスノートにテプラ

打ちで長駅思い出ノート、なるタイトルが記載

されておりました。

 

生憎とコレ!といった思い出も、思い入れも

持ち合わせていないワタクシにはこのノートを

開く資格は無かろう、と考えましたので

思い出ノートにはノータッチでございます。

 

 

2023-12-17 長駅本屋内側

立派な造りの切符売り場を、まさに舐める様な

視点から撮影してみました。

 

写真中央の半円に空いた穴にお金を入れると

硬券切符が穴から出て来る…そんな在りし日を

夢想致します。

 

決して壁アナ…とか考えた訳ではありません。

 

 

2023-12-17 長駅本屋内側

駅舎の表側よりホーム方を向いて

一コマ切りました。

 

改札口はシースルー構造で、改札業務などは

どうやっていたのか等も気になりますが或いは

三セク移行時に撤去された可能性もあります。

 

吹きっ晒しでございますので、冬の夜なんかは

間違いなく凍えそうな気も致します。

 

 

などと、こんな風に駅舎を撮影しておりますと

かわつる氏からヨンマルがそろそろ来る時間に

なりますよ、とお声かけをいただきました。

 

駅から撮影するか、それとも…

 

どうやらかわつる氏は駅での撮影に挑戦される

模様でございますが、折角なのでワタクシは

駅から外へ出まして、至近にあります踏切へ

向かいました。

 

 

2023-12-17 キハ40 535

車体を左右に揺すりながら、カタンコトンと

音を立ててやって来ましたキハ40。

 

背後は小山なのですが既に影となってまして

真っ黒なバックになっております。

 

そんな沿線風景を、挨拶に代えてパチリ。

 

 

2023-12-17 キハ40 535

今回の〆。

 

やっぱり懲りずに編成撮影を狙います。

 

いやだってホラ、バリ順じゃないですか…

この光線を見るとつい、普遍的な編成構図で

撮影がしたくなるのでございます。

 

このコマの後、巻頭コマのスナップショットを

撮影致しまして(アレもお気に入りです)最後は

こちらのカットを狙います。

 

 

2023-12-17 キハ40 535

オマケ。

 

長駅に停車するキハ40でございます。

 

陽が傾き始めました冬の午後、ここから太陽は

一気にその輝きを弱めてトワイライトを迎える

事となりましょう。

 

そんなマジックアワーなキハ40も大変魅力的な

被写体だと思うのですが、北条鉄道での撮影も

この日はこれでお終いでございます。

 

ですが、北条鉄道

 

また改めてキハ40に会う為に訪問したくなる

そんな素敵な路線だと再確認致しました。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!