写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2565列車 「 播但線の赤い103系を狙う 2023・12月 播磨の日常撮影記その7 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

さて、今回の更新は播磨地域の日常を撮影した

遠征記の中で極短い時間しか滞在出来なかった

播但線について、ご報告させていただきます。

 

元々、同行のブログ友かわつる氏から加古川線

播但線の2丁パンタが撮りたいのじゃが?と

リクエストを賜わっておりました。

 

が、運用を調べましたら播但線の2丁パンタを

狙うと、加古川線で撮影したい本命が時間的に

ちと難しくなってしまう状況でございます。

 

そんな事情もあり、ひょっとして差し替え等で

ワンチャン撮影出来ればなぁ…と思いながら

沿線へ立ってみたのでございます。

 

 

2023-12-17 103系BH8編成

ワインレッド塗装の103系3500番台が走ります

播但線の日常を、沿線から狙いました。

 

播但線は姫路から寺前までが電化され、2連に

改造された103系が運用に就いております。

 

2丁パンタ車は早朝と夕方に走りますので中々

日中には撮影が難しい被写体でございますね。

 

 

2023-12-17      ファミレスで昼食を

 

播但線での撮影に際しまして、空腹に耐えかね

沿線近くのファミレスへ駆け込みました。

 

野菜とタンパク質、炭水化物をバランスよく

摂取する為ほうれん草とベーコンのバター炒め

やハンバーグ、フライドポテトをオーダーして

お腹を満たすワタクシ。

 

奥には既にライスを半分平らげたかわつる氏の

お料理も写っております。

 

意外にもフライドポテトは量が多く、腹が随分

満たされましたのは有り難い事でございます。

 

そうして空腹という憂慮が無くなりましたので

意気揚々と播但線へ繰り出します。

 

 

2023-12-17 103系BH2編成

巻頭コマとは別の編成でございます。

 

微妙な光線でして良き撮影とは申し難いのが

些か残念でございますが、非電化時代のキハと

同じ塗装の播但色を纏います103系が元気に

走る姿を捉える事が出来ました。

 

 

2023-12-17 103系BH7編成

振り返ってのポジションでは上り列車を狙って

撮影致しましたが、タイミング悪く雲配給での

マンダーラを食らってしまいました…

 

加古川線の3550番台が貫通扉を有する顔なの

に対しまして、こちらの3500番台は安定の

非貫通な前面デザインでございます。

 

両線とも103系中間2両に運転台を取り付けた

魔改造仕様なのですが、何故に意匠が異なった

前面なのでしょうね。

 

地下線でもない加古川線での貫通扉は一切

使用される事がありませんし。

 

寧ろ、播但線の方は併結運用が頻繁にあるのに

加古川線ではそれもありません。

 

ですから何故にあの顔となったのか、甚だ疑問

なのでございます…

 

 

2023-12-17 103系M08編成

オマケ。

 

巻頭コマから引いた構図で、ショバの様子を

ご覧いただきましょう。

 

線路際に残った枯れ草が存外に主張を強めて

おりまして、構図が限定されてしまいます。

 

中々厳しいショバなのでございました。

 

 

これで播但線の撮影を切り上げましていよいよ

かわつる氏が所望されます、最後にして本命の

撮影地へ移動する事に致しました。

 

この撮影、以前に氏が来訪された際には天候が

振るわずに断念した経緯があり、今回は再度の

挑戦としてお越しになった形でございます。

 

所が、ちょっとばかり時間に余裕がありまして

早く着き過ぎてもする事が無くて困ります。

 

そんな折に北条鉄道の駅の多くが、国鉄北条線

時代から手付かずの佇まいな事に関心を寄せて

いらしたのを思い出しまして、駅舎見学を

提案致しました。

 

移動途中に最寄りの北条鉄道線にあります駅へ

立ち寄ってみたのでございます。

 

こちら、ワタクシお気に入りの佇まいでして

古えの風情がムンと薫る駅舎でございます。

 

 

2023-12-17 長駅 駅本屋

国鉄北条線が開通した当初から、殆ど手が加え

られていなさそうな外観の駅舎を持つ長駅。

 

瓦屋根に漆喰と板張りの壁、一見すると昔の

集会所みたいな佇まいでございますが、これも

立派な駅舎なのでございます。

 

 

2023-12-17 長駅 駅本屋全景

ズイッと引いた立ち位置から駅舎を狙います。

 

本屋横の納屋みたいな建屋はお手洗いでして

敷地外側となるこちら側にはベンチと灰皿が

設けてあります。

 

更に右横のトタン屋根は自転車置き場となって

おります。

 

改札は駅本屋にありますが、他の箇所からでも

出入り自由なシースルー構造でございます。

 

 

2023-12-17 長駅 駅銘板

年季の入った駅銘板でございます。

 

こちらは駅のホームへお邪魔致しましての撮影

でございます。

 

無人駅ですから出入り自由なのも、取材には

有り難い点でございます。

 

 

2023-12-17 長駅 プラットフォーム

今回の〆。

 

駅ホームから粟生駅方を眺めてみました。

 

国鉄時代には交換設備を有した駅ですが、今は

棒線化されてしまい、対向ホームは花壇に

なって四季折々を彩っております。

 

発着ホーム上には非常用電話や、ヨレた感じの

柱が閑散とした駅を彩ってましてワタクシの

目を楽しませてくれました。

 

次回更新では、この駅をもう少し偏執的に

見て参りたく存じます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!