この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
さて、今回の更新は播磨地域の日常を撮影した
遠征記の中で極短い時間しか滞在出来なかった
播但線について、ご報告させていただきます。
元々、同行のブログ友かわつる氏から加古川線
と播但線の2丁パンタが撮りたいのじゃが?と
リクエストを賜わっておりました。
が、運用を調べましたら播但線の2丁パンタを
狙うと、加古川線で撮影したい本命が時間的に
ちと難しくなってしまう状況でございます。
そんな事情もあり、ひょっとして差し替え等で
ワンチャン撮影出来ればなぁ…と思いながら
沿線へ立ってみたのでございます。
ワインレッド塗装の103系3500番台が走ります
播但線の日常を、沿線から狙いました。
播但線は姫路から寺前までが電化され、2連に
改造された103系が運用に就いております。
2丁パンタ車は早朝と夕方に走りますので中々
日中には撮影が難しい被写体でございますね。
2023-12-17 ファミレスで昼食を
播但線での撮影に際しまして、空腹に耐えかね
沿線近くのファミレスへ駆け込みました。
野菜とタンパク質、炭水化物をバランスよく
摂取する為ほうれん草とベーコンのバター炒め
やハンバーグ、フライドポテトをオーダーして
お腹を満たすワタクシ。
奥には既にライスを半分平らげたかわつる氏の
お料理も写っております。
意外にもフライドポテトは量が多く、腹が随分
満たされましたのは有り難い事でございます。
そうして空腹という憂慮が無くなりましたので
意気揚々と播但線へ繰り出します。
巻頭コマとは別の編成でございます。
微妙な光線でして良き撮影とは申し難いのが
些か残念でございますが、非電化時代のキハと
同じ塗装の播但色を纏います103系が元気に
走る姿を捉える事が出来ました。
振り返ってのポジションでは上り列車を狙って
撮影致しましたが、タイミング悪く雲配給での
マンダーラを食らってしまいました…
加古川線の3550番台が貫通扉を有する顔なの
に対しまして、こちらの3500番台は安定の
非貫通な前面デザインでございます。
両線とも103系中間2両に運転台を取り付けた
魔改造仕様なのですが、何故に意匠が異なった
前面なのでしょうね。
地下線でもない加古川線での貫通扉は一切
使用される事がありませんし。
寧ろ、播但線の方は併結運用が頻繁にあるのに
加古川線ではそれもありません。
ですから何故にあの顔となったのか、甚だ疑問
なのでございます…
オマケ。
巻頭コマから引いた構図で、ショバの様子を
ご覧いただきましょう。
線路際に残った枯れ草が存外に主張を強めて
おりまして、構図が限定されてしまいます。
中々厳しいショバなのでございました。
これで播但線の撮影を切り上げましていよいよ
かわつる氏が所望されます、最後にして本命の
撮影地へ移動する事に致しました。
この撮影、以前に氏が来訪された際には天候が
振るわずに断念した経緯があり、今回は再度の
挑戦としてお越しになった形でございます。
所が、ちょっとばかり時間に余裕がありまして
早く着き過ぎてもする事が無くて困ります。
時代から手付かずの佇まいな事に関心を寄せて
いらしたのを思い出しまして、駅舎見学を
提案致しました。
移動途中に最寄りの北条鉄道線にあります駅へ
立ち寄ってみたのでございます。
こちら、ワタクシお気に入りの佇まいでして
古えの風情がムンと薫る駅舎でございます。
られていなさそうな外観の駅舎を持つ長駅。
瓦屋根に漆喰と板張りの壁、一見すると昔の
集会所みたいな佇まいでございますが、これも
立派な駅舎なのでございます。
ズイッと引いた立ち位置から駅舎を狙います。
本屋横の納屋みたいな建屋はお手洗いでして
敷地外側となるこちら側にはベンチと灰皿が
設けてあります。
更に右横のトタン屋根は自転車置き場となって
おります。
改札は駅本屋にありますが、他の箇所からでも
出入り自由なシースルー構造でございます。
年季の入った駅銘板でございます。
こちらは駅のホームへお邪魔致しましての撮影
でございます。
無人駅ですから出入り自由なのも、取材には
有り難い点でございます。
今回の〆。
駅ホームから粟生駅方を眺めてみました。
国鉄時代には交換設備を有した駅ですが、今は
棒線化されてしまい、対向ホームは花壇に
なって四季折々を彩っております。
発着ホーム上には非常用電話や、ヨレた感じの
柱が閑散とした駅を彩ってましてワタクシの
目を楽しませてくれました。
次回更新では、この駅をもう少し偏執的に
見て参りたく存じます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!