写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2567列車 「 眼下を征く加古川線の2丁パンタ103系を狙う 2023・12月 播磨の日常撮影記その9 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

えー、誠にお恥ずかしい限りでございます。

 

思い込みで記事をしたためてしまい、とある方

からのご指摘を受けて事実を確認、前回その8

とその7で国鉄北条線の時代に駅舎が建てられ

た、と考えておりましたが誤りでございます。

 

北条鉄道の長駅。

 

大正時代、播州鉄道だか播丹鉄道の開業時に

建設された築100年を誇る建築物だそうでして

国の文化財に登録されている立派な経歴の

駅なのだそうでございます。

 

路線の国有化を経た後に三セク移管されている

経緯を鑑みるに、国策というのも何だか随分と

いい加減じゃないか…と思ってしまいます。

 

民営で建てられたからこそ、しっかりした建築

だったのでしょう。

 

まさか、あの無人駅がその様な仰々しい駅とは

微塵も思っておりませんでした。

 

誤りにつきましては伏して皆様にお詫びを

申し上げます。

 

でも予備知識なくブラリと立ち寄って充分に

楽しめる、そんな素敵な駅なのは間違いなく

また訪問したい駅なのでございます。

 

 

さて、今回の更新はご同行いただいたブログ友

かわつる氏の念願となります撮影を果たすべく

再び加古川線へ舞い戻りましたご報告で

ございます。

 

戻った、と申しましてもショバは別でして

小高い山の上から俯瞰する形での撮影となって

おります。

 

こんな具合に。

 

 

2023-12-17 加古川線103系3550番台

加古川駅へ向かいます上り列車を、後打ちの形

で狙いました。

 

このショバではご覧の様に列車を見下ろします

俯瞰構図にて、撮影する事となります。

 

架線柱の影が編成に掛かって一見すると3両の

列車に見えてしまいますのが、些かばかり残念

な結果となってしまいました。

 

 

2023-12-17 アンテナ?

ショバには我々の背後にこの様なアンテナ?

塔が立っており、太陽を一身に浴びて

おりました。

 

そう、午後遅くのこのショバはドが付きます

逆光構図となるのでございます。

 

この日は朝から風が強く、また気温がぐぐっと

冷え込んで寒さが身に染みる一日となります。

 

そんな日、辺り一帯を見渡せる山のテッペンに

布陣致しましたらば海の方からダイレクト強風

が吹きつけてきまして、ちょっと撮影したら

すぐにショバから退避せねばなりません。

 

あまりの寒さに手指は感覚が失せ、気が付けば

いつの間にか鼻水が垂れている有様。

 

はなみず、では無くはだびず、と発音する感じ

で寒いのでございます。

 

太陽が燦々と照らしているというのに…

 

 

2023-12-17 加古川線103系3550番台

加古川に沿ってやって来ました列車を、山影の

構図で狙いましたのがファーストショット。

 

現着時にはショバに先客の撮影者がお一人だけ

いらっしゃり、この寒い中で待機されている

その忍耐力に頭が下がる思いでございました。

 

そんな先客氏の邪魔にならない様に立ち位置を

考えまして、撮影をスタートさせました。

 

後ろに当たる車両には木立が引っ掛かり編成は

抜けませんが、取り敢えず一コマ狙います。

 

この後に列車は山裾を抜け平野部に差し掛かる

所で巻頭のコマを撮影、更に主題となります

構図に組み替えます。

 

 

2023-12-17 加古川線103系3550番台

加古川橋梁を渡る列車を仕留めました。

 

運の良い事にこの編成も、早朝の撮影で狙った

2丁パンタでございます。

 

逆光でございますので空の写る範囲は少なめに

抑えまして、加古川播磨灘に向かって蛇行し

流れる様子を列車に絡めて構図に組み込んでの

撮影でございます。

 

が、こちらは練習電。

 

本番はもう少し時間が経ってからとなります。

 

この撮影の後は直ちにショバから退避しまして

風の来ない所で身を縮めて暖を取りました。

 

何せ本数が少ないローカル線、次の機会までは

随分と間が空くのでございます。

 

寒いっ!

 

 

2023-12-17 加古川線103系3550番台

今回の〆。

 

先程、加古川橋梁を渡る場面を撮影した列車が

加古川駅から折り返して来たのを発見、駅へと

滑り込む所を狙ってみました。

 

え、何処に列車が写っているか判らない?

実際そんな豆粒みたいな被写体でございますが

ヘッドライトを照らし左下に写っております。

 

辺りはすっかり露出が落ちまして、街灯や海の

上に浮かぶ船も明かりを灯す時間となります。

 

気がつけば先客氏の姿は無く、ここからは我々

二人だけの貸し切りで撮影という事に。

 

気がね無くポジションを確保して迎えました

本番でございます。

 

駅を発車したこの列車が再び加古川橋梁を渡る

場面こそ、我々のここへ布陣した狙いでして。

 

かわつる氏にとりましても、その撮影が大本命

なのだそうでございます。

 

果たしてその成果はどの様なものとなるのか。

 

次回。

播磨の日常撮影記、堂々の最終回を

お楽しみに!

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!