写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2632列車 「 松任駅へ出て来たオヤ31を狙う 2023・3月 オヤ甲種追っかけ遠征その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

松任工場にて式典を執り行って後、DE10から

エスコートを受けますオヤ31。

 

新天地へと向けた最初の一歩を撮影すべく敷地

沿いに集まった撮影者たちが、一斉にカメラを

構えます。

 

 

さて、今回の更新は4名のメンバーで加賀へと

赴きました我々一行、オヤ31が松任からついに

旅立つ場面をご報告させていただきます。

 

先ずは前回の〆に続けて撮影した所から。

 

 

2023-03-08 DE10 1035とオヤ31 31

ステップに誘導員を乗せ高らかにエンジン音を

響かせるDE10 1035に手を引かれ松任工場から

去るオヤ31でございます。

 

工場敷地に沿うフェンスには、ズラリと並ぶ

凡そ100名ほどの撮り鉄たち。

 

カメラの砲列に応えるかの様にゆっくりとした

歩みで、松任駅へ向けて進みます。

 

 

2023-03-08 オヤ31 31の車体をアップで

ご存知の通りオヤ31形は建築限界を測定する

車両でございまして、車体をぐるりと囲む様に

矢羽が備わっております。

 

測定時はこの矢羽が突き出され、走行時に矢が

当たらないか否かを測定する物理的測定法が

用いられます。

 

車体の切り欠き部には測定員が待機し、実際に

矢が当たれば何処でどの矢が当たったかを記録

していかねばなりません。

 

検測も昔は大変だったのだと今に伝える貴重な

車両なのでございます。

 

ワタクシがまだ未成年だった頃は実際にオヤが

検測に駆り出されておりましたから、ほんの

3、40年前までの話なのですが…

 

 

2023-03-08 甲35の特検票

甲種輸送という事でコチラの撮影も怠る訳には

参りません、特殊貨物検査票でございます。

 

JR西日本松任工場からトキ鉄の直江津までの

運行となりますこの列車、記載にあります様に

松任駅から直江津駅までは貨物列車として走る

為、富山機関区が事前確認した証となります。

 

ワタクシの場合は輸送番号の確認も兼ねての

撮影でございますが、こうして特検票を見ると

やはり気分が昂ぶります。

 

甲種輸送や!ひゃっほー!てな具合に。

 

 

2023-03-08 DE10 1035とオヤ31 31

ケツ打ちも致しました。

 

オヤ31は松任から機次位になる妻面の方には

後部標識の赤い看板が付けられておらず、素の

まんまでございました。

 

気になる検査表記の方は網干総合車両所

受けた平成30年1月のものでございました。

 

確かこの日の時点で既にJR西日本からは

除籍されていた筈でございます。

 

 

2023-03-08 DE10 1035とオヤ31 31

今回の〆。

 

松任駅のホームへと場所を移しまして、列車が

入線する場面を仕留めました。

 

巻頭コマと同じ様な構図となりますがあちらは

如何にも工場敷地内、といった風情でして

本線上を走っていてもおかしくない様相を意識

したのがコチラでございます。

 

尤も釜には入換灯が点いておりますし、DE10

前面手摺の間にカバーが付いている時点でもう

明らかに入換中な訳なのですが。

 

そこは気分の問題、という事でご容赦下さい。

 

 

2023-03-08 DE10 1035とオヤ31 31

オマケ。

 

列車は松任工場から出てきた後、この位置で

本線への信号が切り替わるのを待つ為に長い事

停車しておりました。

 

ワタクシはその間に駅へお邪魔致しまして

〆のコマを撮影する事にした訳でございますが

ホームには溢れんばかりの撮り鉄大集結。

 

春休みでも無いド平日でございますが若い方の

姿も多く見られます。

 

皆さんまだマスクされているのも時代背景的に

興味深いもんでございましょう。

 

ここでは関東のバリ鉄G氏と再会したり、関西

から来られた顔見知りの方にお会いしたりと

慌ただしくも嬉しい時間となりました。

 

因みに右奥にチラッと見切れている赤い釜が

これから数多の撮影者たちに追われる事となる

この日の牽引機なのでございます。

 

 

いよいよ松任工場から出て参りましたオヤ31。

 

次回は釜を変えて被写体を狙う事となります。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!