写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2532列車 「 松任工臨を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

個人的な好みの傾向でございますが、ワタクシ

編成を撮影する際には側面がよく見える様に

構図を組んでおります。

 

線路へ寄るよりも線路から離れた方が、自身の

好きな構図が組めるのですが、昨今その様な

構図を組めるショバが段々と減少している事を

痛感致します。

 

かつての百山踏切下り構図や名神クロスの横へ

寄った構図、島本の畑から仰角で組む構図など

死滅したアングルは山崎界隈だけでも枚挙に

遑がございません。

 

そりゃね、天下の東海道本線沿線ですから

宅地開発されるのは仕方がない事でしょう。

 

ですから、今あるショバでの撮影もやがては…

と覚悟を持って記録せねばなりません。

 

 

さて、今回の更新は定尺チキをDD51が牽く

毎度お馴染みの編成で北陸へ向かう工臨

つきまして、ご報告させていただきます。

 

この日は松任へのレール工臨がある、と教えて

いただきまして早朝、これまた拙ブログでは

毎度お馴染みとなるショバへと向かいます。

 

 

2023-10-06 工9571列車

スタンションポールと緊締具に押さえられて

僅かに反りを見せる定尺レールを積みました

チキ2両を、DD51 1183が牽引し築堤を駆ける

工臨でございます。

 

快晴となります桂川駅外からのこの構図も

拙ブログでこれまで何度も撮影して参りました

飽きの来る様なコマでございます。

 

と申しますのもこの界隈、朝日が射し込む中を

編成で抜くショバが実に少なく、選択肢の無い

撮影なのでございまして。

 

 

2023-10-06 工9571列車

架線柱1スパン手前に列車を引きつけましての

ワンモア撮影でございます。

 

面へのライティングは厳しい所ではありますが

朝だと側面に綺麗な光線が当たるので、重宝

しておりますこのショバ。

 

しかしながら、そんなショバとて安泰ではなく

実は終焉が刻々と迫っているのでございます。

 

 

2023-10-06 281系ほか9両

まだ陽が射し込む前でございますが、ケツ切り

ショットをやらかしてしまいました練習電には

ムコソから出区しました回送を狙います。

 

引き構図でショバ全景を入れますとお判りかと

存じますが、前面にプレハブ事務所が置かれて

奥には重機が鎮座致します立派な建築現場。

 

よもや公園が整備される、なんて事は無く

恐らくはマンションが建つ模様でございます。

 

そんな事になりますと、折角の光線が遮られ

影落ちドボンな…それ以前に構図が組めない

可能性も高いのでございますよね…

 

 

2023-10-06 工9571列車

今回の〆。

 

シャッターにタイムラグが起こりギリギリで

撮影出来ました決め構図のコマでございます。

 

故にこれは決めコマとは申せませんが、一応は

掲載させていただきました。

 

まぁそんな訳で今後の事を考えますと、中々に

愉快な状況に陥っておりますこの界隈。

 

せめて築堤より低い建築物であれば、まだ多少

撮り様もあるのですが…

 

地面を掘って作られる基礎を見るに、期待は

あまり出来なさそうなのでございます。

 

 

2023-10-06 工9571列車

オマケ。

 

意外とみっちり積んだレールを松任へ届けます

この日の工臨、見送る為にとケツショットも

狙ってみました。

 

ケツショット・アセロラオリオンなんだっけ。

 

 

松任の金沢総車が閉鎖となり、来春には北陸が

完全に三セク移行となりますので、この手の

工臨がどうなるのかも気になります。

 

定尺チキはともかく、ロンチキもまた吹田から

ゴトーが牽いて北陸へ向かうのか。

 

或いは全く異なる手法となるのか。

 

そうした変化にも、撮影地と同様に気を配って

見守りたい所なのでございます。

 

 

あ〜撮影地どうしょっかなぁ…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!