この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
個人的な好みの傾向でございますが、ワタクシ
編成を撮影する際には側面がよく見える様に
構図を組んでおります。
線路へ寄るよりも線路から離れた方が、自身の
好きな構図が組めるのですが、昨今その様な
構図を組めるショバが段々と減少している事を
痛感致します。
かつての百山踏切下り構図や名神クロスの横へ
寄った構図、島本の畑から仰角で組む構図など
死滅したアングルは山崎界隈だけでも枚挙に
遑がございません。
そりゃね、天下の東海道本線沿線ですから
宅地開発されるのは仕方がない事でしょう。
ですから、今あるショバでの撮影もやがては…
と覚悟を持って記録せねばなりません。
さて、今回の更新は定尺チキをDD51が牽く
毎度お馴染みの編成で北陸へ向かう工臨に
つきまして、ご報告させていただきます。
いただきまして早朝、これまた拙ブログでは
毎度お馴染みとなるショバへと向かいます。
スタンションポールと緊締具に押さえられて
僅かに反りを見せる定尺レールを積みました
チキ2両を、DD51 1183が牽引し築堤を駆ける
工臨でございます。
快晴となります桂川駅外からのこの構図も
拙ブログでこれまで何度も撮影して参りました
飽きの来る様なコマでございます。
と申しますのもこの界隈、朝日が射し込む中を
編成で抜くショバが実に少なく、選択肢の無い
撮影なのでございまして。
架線柱1スパン手前に列車を引きつけましての
ワンモア撮影でございます。
面へのライティングは厳しい所ではありますが
朝だと側面に綺麗な光線が当たるので、重宝
しておりますこのショバ。
しかしながら、そんなショバとて安泰ではなく
実は終焉が刻々と迫っているのでございます。
まだ陽が射し込む前でございますが、ケツ切り
ショットをやらかしてしまいました練習電には
ムコソから出区しました回送を狙います。
引き構図でショバ全景を入れますとお判りかと
存じますが、前面にプレハブ事務所が置かれて
奥には重機が鎮座致します立派な建築現場。
よもや公園が整備される、なんて事は無く
恐らくはマンションが建つ模様でございます。
そんな事になりますと、折角の光線が遮られ
影落ちドボンな…それ以前に構図が組めない
可能性も高いのでございますよね…
今回の〆。
シャッターにタイムラグが起こりギリギリで
撮影出来ました決め構図のコマでございます。
故にこれは決めコマとは申せませんが、一応は
掲載させていただきました。
まぁそんな訳で今後の事を考えますと、中々に
愉快な状況に陥っておりますこの界隈。
せめて築堤より低い建築物であれば、まだ多少
撮り様もあるのですが…
地面を掘って作られる基礎を見るに、期待は
あまり出来なさそうなのでございます。
オマケ。
意外とみっちり積んだレールを松任へ届けます
この日の工臨、見送る為にとケツショットも
狙ってみました。
ケツショット・アセロラオリオンなんだっけ。
松任の金沢総車が閉鎖となり、来春には北陸が
完全に三セク移行となりますので、この手の
工臨がどうなるのかも気になります。
定尺チキはともかく、ロンチキもまた吹田から
ゴトーが牽いて北陸へ向かうのか。
或いは全く異なる手法となるのか。
そうした変化にも、撮影地と同様に気を配って
見守りたい所なのでございます。
あ〜撮影地どうしょっかなぁ…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!