この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
これはオンボロ軽自動車に乗る4人の撮り鉄が
昨年3月に於いて、オヤ31形の姿を求め糸魚川
の地へと勇敢に乗り込んだ物語でございます。
勇敢?いえどちらかと申しますと無謀なのかも
しれません。
さて、今回の更新は前回に引き続きオヤ31形の
トキ鉄への譲渡に伴う甲種輸送を追い掛けた
ご報告でございます。
前回あいの風とやま鉄道線内で撮影致しました
更に北へと車を走らせました我々一行。
車中で何処へ行けば余裕を持って列車を撮影が
可能か、検討を重ねた末に導き出したその答が
そう、撮り鉄の皆様ならばご存知の海を背に
撮影出来ますあの名所でございます。
光線は傾きトップ気味に射し込む中でしたが
青い海の色に露出を意識しつつ、オヤ31形の
甲種輸送を仕留める事が出来ました。
背後の海岸には柔らかな白波も立つ日本海でも
撮影出来ましたので、結果的に街中、山間に
続いて海バックという、シチュエーションが
異なる3種の撮影が叶いましたこの遠征。
いやはや、間に合って良かった…
ファーストショットはショバの雰囲気を意識し
広めの構図で撮影致します。
フレームの左端に写る撮り鉄の皆様は恐らく
編成撮影ではなく、サイド構図と海を背にした
オヤ31形を中心とする撮影かと思われます。
写る方々はほんの一部でございまして、この
ショバにはズラリと100名程は集まりました。
犬を散歩に来た近所のご婦人が、こんなに人が
集まるのを見たのは初めてよー!と興奮しつつ
喘いでいらっしゃったのを覚えております。
この旅の〆。
本命と位置づけましたのがこちらのコマでして
丁度、防風林が切れて列車が海を背にし始めた
位置へ陣取る事が出来ました。
と申しましてもワタクシは二列目。
我々の到着時には既にベスト立ち位置は埋まり
比較的空いていた2列目の隙間に、お願いして
入れていただく事で撮影する事が出来ました。
イヂワルされずに入れていただき、大変感謝で
ございます。
オマケ。
ケツ打ちも試みますが、こちらは他の方が展開
した三脚の脚が手前に配される構図が限界。
流石に柵を越えて敷地に入ってまでケツを狙う
ほど、撮影に人生を賭ける気はありませんから
この構図で妥協致しました。
これにてオヤ31形を追い掛けた遠征は、その
行程を全て終了しました。
その5では撮影が出来なかったメンバー氏も
こちらでは良きショットが撮れた様で、晴れて
遅くなった昼食兼打ち上げに移行致します。
所が、この周辺には飲食店は勿論コンビニさえ
存在致しません。
背後に迫る山と海の間に小さな集落は点在する
ものの、繁華街的なものは30キロ程北になる
市街地まで行かねばならないのでございます。
ですが、そこは勇敢なる我々一行のメンバー。
道中に道の駅があるのを目敏く見つけており
そこへ向かってみたのでございます。
2023-03-08 レストピアの外観
北陸自動車道に押し潰されそうな立地の建物
ですが、平日の午後遅い閑散とした時間ながら
食堂も営業して下さっておりました。
有り難い事でございます。
こちらで各々好きな物をオーダー致しまして
昼食兼、打ち上げでございます。
2023-03-08 カツ煮定食 900円
お店の名物はタラ汁定食という魚料理ともずく
蕎麦なる麺類なのでございますが、新鮮な魚
以外はあまり魚介類が好みでは無いワタクシは
無難にトンカツをチョイス致しました。
他のメンバーから冒険心が足りない!と叱責を
受けながらも、実は付け合わせの汁に生臭い
エビがたんまり混入していて弱っております。
カツ煮は美味しくいただいたのですが、やはり
生臭い魚介類は苦手で汁物は少しだけしか
食べられず…
その点だけは心残りとなりました。
ここまで来たらデンカの貨物とか大糸線へ…と
後髪を引かれる所でもございますが、関西へ
戻るには北陸自動車道を走っても5時間。
翌日は普通にお仕事ですから、涙を飲んで僅か
2時間ほどの滞在で糸魚川を後に致しました。
最後になりましたがこの遠征にお付き合いを
いただきましたメンバーの皆様、ショバにて
お会いしたお友達の皆様によくしていただき
感謝申し上げます。
大変楽しく、素晴らしい一日でございました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!