この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
国鉄最末期、瀬戸大橋の開業を見込んで新製が
されました近郊形車両に213系がございます。
117系が投入された事で211系が来なかった関西
でございますが、その211系をベースにした
213系は岡山地区に集中配置されまして、開業
間も無い瀬戸大橋を高松まで走りました。
そんな213系も今では223系5000番台に後を
託して瀬戸大橋線からは退きましたが、他の
線区へ活躍の場を移して今尚走る姿を見る事が
出来るのでございます。
213系を狙いましたご報告でございます。
運用に就いておりまして、山陽本線でも
その姿を見る機会を得られるのでございます。
この日は上下2本の日常運行と、下りの臨時を
捉えておりました。
先ずは日常のこちらからご覧下さい。
先頭が中間車から改造されたクハ212 100番台
となります列車がやって来ました。
後ろの編成は未改造のクハでございますので
心情としましては前後の編成を逆にして欲しい
所なのですが…213系が撮影出来ただけ充分に
有り難い事だと思っておきます。
211系とは異なり、側面客用扉が2カ所しかない
点が213系の特徴でございまして、これは
民営化後に独自の部分を盛り込み製造された
JR東海の213系5000番台とも共通致します。
これも黄色先輩、と申せなくはない岡山地区で
唯一の通勤形車両105系でございます。
こちらは主戦場が福塩線なのですが、朝夕には
岡山まで顔を出す運用がある為に我々も撮影の
機会を得られた次第でございます。
尤も、105系と申しましてもかつて桜井前や
異なり、こちらは予め105系として新製された
グループでございます。
持つ車両となります。
臨時の三原行き観光列車、ラ・マル・しまなみ
として運行されますラ・マル・ド・ボァもまた
213系を改造した7000番台となります。
偶然、この列車が運行されているのを競馬氏が
見つけ、教えていただきました事から撮影する
事が出来ました。
ラ・マル・ド・ボァは以前に京鉄博へ展示の為
上洛した事がございまして、その際には地元で
撮影させていただきました。
が、こうして出先で偶然に撮影するのもまた
嬉しいものでございますね。
車両は改造に際しましてクハ、クモハから
クロ、クモロへとグリーン車化されており
213系では西日本、東海合わせてもこの1編成が
唯一のG車となります。
客用扉の上部脇に控えめなサイズで
今回の〆。
岡山へ向かう上り列車は6両の組成で来たの
ですが、下り列車の撮影立ち位置に居ました為
やむを得ずケツ打ち致しました。
所が撮影してビックリ。
なんと後方、つまりケツ打ち側の編成は中間に
クハが連結された変態編成ではありませんか。
調べて見ますと,C-12編成が唯一中間車として
クハを連結しているそうで、ケツ打ち構図が
結果的にラッキーな撮影となりました。
黄色い国鉄形式が先に置き換えられるとの事で
今暫くの間こそ安泰と見られます213系。
ですが、運用数が減少したり離脱する編成が
出たりなど、もしかしたら現状よりも厳しくは
なるのかも知れません。
撮影出来る機会に撮影しておく、国鉄形式は
皆30年以上の経年車となりますから、早めに
記録したい被写体だと思うのでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!