写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2655列車 「 黄色アラカルト!単色塗装の国鉄近郊型を狙う 2024・3月 岡山ガチ撮り遠征その5 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

中国地区のJR線と申しますと、ほんの少し前

までは姫路から下関まで黄色い電車がくまなく

走るイメージでございました。

 

それも今では過去の話となりまして、広島では

227系がすっかり定着した感がございます。

 

ですが、ここ岡山ではまだ。

 

まだ黄色い電車たちが老体に鞭打って最期の

御奉公を頑張っているのでございます。

 

 

さて、今回の更新はその1に引き続きましての

黄色先輩にご登場いただきまして様々な形態を

持つ編成をレポートして参ります。

 

あ、微に入り細を穿つ様な内容では無くて

素人がサラッと触れる程度のお話でございます

から、ガチなマニアさんからの厳しいツッコミ

などは堪忍していただきたい所となります。

 

では、改めまして先ずはこちらから。

 

 

2024-3-31 115系D-20編成

山陽本線だけでなく、赤穂線宇野線伯備線

など電化路線の殆どに分布する115系がこの3連

D編成でございます。

 

冬季も休眠はせずに縦横無尽に岡山地区を駆け

福塩線以外はどこでも見られる存在と申せます

この編成。

 

残念ながら繁殖力は無く、今はまだ数が多い

編成ではありますが徐々にその数を減らすので

絶滅が危惧される形式でございます。

 

近年は全検出場に際して台車やスカートが灰色

となりまして、以前の黒から軽やかな印象へと

変わりました。

 

3連単独での運用は勿論、2本が組んで6両や

4連とコンビを組み7両で走る姿も目撃されて

おります。

 

岡山の115系と申しますとD編成、と代名詞の

様な存在でございます。

 

 

2024-03-31 115系A-16編成

続いては同じく115系でございますがこちらは

4連で組成されたA編成となります。

 

しなの鉄道に分布する同形式では、2連と3連の

組成しか見つかっておらず、4連を組む編成は

現在では岡山と山口にしか存在致しません。

 

更に山口地区は2扉車でございますから、3扉の

115系4連は岡山地区固有種、と申せましょう。

 

全国でもここ岡山地区でしか見られないのが

3扉の115系A編成、という事でございます。

 

この編成を見かけたら積極的に記録したい

所でございますね。

 

 

2024-03-31 113系B-18編成

あ、4連だ!A編成が来た、…と思いましたらば

こちらは113系の4連となりますB編成。

 

一説によると115系A編成に擬態しているのかも

という見解もある模様でございますが、恐らく

それは誤りであろうかと思われます。

 

平坦地用として山陽路を走る113系と、山岳

路線も受け持つ115系では外観は同じ様な姿と

なりますが中身は別物。

 

活動範囲も限定されるので113系が擬態するの

ではなく、A編成がB編成の擬態をしている、と

いうのが現在の通説とされております。

 

でも、どちらも良き車両なのでございます。

 

 

2024-03-31 115系G-06編成

2連の115系はG編成でございまして、ワンマン

対応の車両として投入されております。

 

こちらは伯備線全線を走る上に山陰本線では

出雲市までと、北に広く分布する事が知られた

編成でもございます。

 

2連と申しますと中間車改造なのは国鉄形式が

現代まで生き残っているある種の適応進化とも

申せますが、G編成もやはり例に漏れず改造で

生き残ってきた存在でございます。

 

岡山方の先頭車は他の115系と変わりのない姿

となっておりますが、逆側、出雲市方の先頭は

貫通扉がありません…

 

 

2024-03-31 115系G-07編成ほか4両

まさに魔改造、と申せましょうエセ103系

非貫通先頭車が山陽路を下る姿を捉えました。

 

G編成は温暖な岡山地区では時折2編成が組み

4両の組成で活動する姿が見られます。

 

交尾をしているのか、とよく間違われますが

生殖行動ではなく多客輸送だと思われます。

 

 

2024-03-31 115系D-29編成

今回の〆。

 

極めて珍しい115系D編成の変異種でございます

こちらの先頭部。

 

115系にクモヤ145形の遺伝的変異が発生して

誕生したと考えられております。

 

残念ながら反対側の先頭車は通常の115系顔と

なっておりますので、下り向きで撮影しますと

変顔だと気が付かない事もあると地元漁師も

苦笑いされていらっしゃいました。

 

恐らく長い編成を3両にして編成数を増やす為

誕生したと思われます変顔115系

 

通常のD編成と変わらぬ運用に就いているので

見つけた時はラッキーッ!と叫んで喜びを表現

致しましょう。

 

 

ここでご紹介致しましたのは、岡山115系

ほんの触りでございます。

 

湘南色をまとうD編成が2本居りますし、夏季や

冬季は季節に合わせた沿線の風景を受け様々な

表情を見せてくれるのでございます。

 

ですがその存在とて近い将来には…

 

残り少なくなる前の、数多く走っている今こそ

黄色先輩を被写体に岡山へと出向くのも、また

一考に値するのではないでしょうか。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!