この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
梅雨どき、と申しますと水無月が食べたくなる
今日この頃でございます。
以前は近所に和菓子屋がありまして、気軽に
食べられたものでございますが、今ワタクシが
住んでいる周辺にはありません。
スーパーで売られている工場で作られたヤツは
味気ないので、やはりお手製の和菓子を
所望したい贅沢な舌なのでございます。
さて、今回の更新は吹田から稲沢へ不定期で
運行されます、臨時貨物列車を狙ったご報告と
させていただきます。
この日は吹田からの臨貨にザリガニのムドと
積載チキが付く、とお仲間から情報をいただき
沿線へ向かいました。
普段であればお仕事的に抜けられないスジの
この列車ですが、この日は上手い具合に帰社が
遅くなる理由が出来ましたのでそれに乗って
参戦する事にしたのでございます。
EF66 127、鮫ニーナが牽くDD200-11とチキを
連れます臨時貨物列車でございます。
夏至が近い時期と申しましても、やはり夕刻と
なりますと太陽は西へ下がってしまいまして
列車は影の中を走る事となりました。
そんな露出の厳しくなる時間でございますが
拙ブログでは滅多と機会の無い、貨物釜が牽く
レール積載チキという被写体。
撮影が出来ただけで御の字でございます。
ショバ到着時に撮影致しました、223系新快速
でございますが夕陽と影が車体をモザイク化し
愉快な柄を刻み付けました。
本番もこんな具合になるのであれば、ここでの
撮影は一考せねばなりませんが…太陽を見ると
もうサヨウナラ寸前でございます。
そうなりますと今度は影の中に沈む撮影となる
訳ですから、露出だけ気をつければ大丈夫かと
そのまま本番を待つ事に致しました。
定刻。
帰宅ラッシュの始まった駅に並ぶ乗客達の背を
眺めつつ、舞台に上がって来ました鮫ニーナの
お顔を挨拶ショットで切り取ります。
鮫の背後にはチラッと赤いザリガニの車体も
見えております。
ここからすぐにレンズを引き、構図を組み直し
本命コマへ挑みました。
今回の〆。
いつもの切り位置でもう一度編成を仕留めます
決めのコマ、これで久しぶりの貨物チキ編成が
撮影出来ました。
駅に並ぶ乗客の殆どは、背後を駆け抜ける短い
編成の臨貨になど目もくれていません。
鉄道は利用すれども鉄道に興味が無い、という
方々からすれば背後を走る貨物列車など、騒音
以外の何者でも無いのでしょう。
毎日電車で通学する大学生の娘達も、普電と
特急の車両の違いさえ判らない、車体の色や形
なんて気にした事ないわーと、あっけらかんと
申しております。
2、3歳の頃まではプラレールに夢中だった筈の
娘たちですが、どうやら教育を間違えた模様で
ございます…
まぁ二十歳くらいの乙女が225系100番台が!
とか681系xx編成が!とか話される方が流石に
親として不安になりますので、今のまんまで
良いのかもしれません。
オマケ。
振り返りましてのスナップ撮影にて、列車の
隠れた魅力でありますお尻をフィーチャー。
薄暮の関西を東へ向けて走り去る列車のケツに
二段ギッチリに積まれたレールが見えました。
どうやらこのレールは静岡方面へ送られる様で
貨物駅構内などの交換に供用されるもの、と
思われます。
実はこれレールみたいに見えますが、ギネスに
挑戦する長い棒羊羹なんよ?と言われても
信じてしまいそうですが。
いや、剥き出しで運搬するのは変ですよね。
でも不意に考えたのでございます。
レールの形状の羊羹とか作ったら
マニア相手に売れるんじゃないか、と。
あぁ、でもレール形状の型を用意するのが中々
大変かもしれませんね…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!