この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
百済貨物駅、と申します貨物列車の駅が大阪に
ございます。
北海道からの荷を関西へ運ぶ、PF牽引の列車は
ここが終着となっております。
彼の国のルーツは恐らく大阪なのでしょう。
という韓流ジョークはさておき。
展示する有料イベントが開催されるのだとか。
折角、大阪でやるのだから吹田から国宝級の
アレを出せばもっと盛り上がりそう、と思いは
致しますが、そうなるとチケットは瞬殺かも
しれません。
機関車やコンテナをじっくり眺めたい方を対象
とするのであれば、このイベントはある意味で
理想的なのかもしれませんね。
ワタクシはまるで興味ありませんが…。
さて、今回の更新はEF510の配給列車について
ご報告させていただきます。
ステッカーを貼り付け無動力にて来阪しました
EF510-7でございますが、折悪しく車軸圧の
不正申告が発覚し展示は挿し換えとなります。
その後、同機は再度広島へ送られ軸圧を是正。
この日ようやく富山へ帰る事となりました。
EF510-503に牽かれ空コキ4両と共に富山へと
戻るEF510-7でございます。
来阪時には側面に貼付されていたステッカーも
姿を消し、普段の状態に戻っております。
ただ、展示の為でしょう綺麗に磨かれた車体が
未だ保たれており、本務機たる青釜と対比して
目を引きます。
その青釜EF510-503は前日の10日に、富山で
活躍したザリガニを連れ来阪しておりました。
ザリガニことDD200は現在、愛知機関区に
集中配置されておりまして交番検査などの都度
出先から配給列車などで稲沢へ戻ります。
この日の配給では速星貨物に充当されていた
DD200-24が、富山から吹田を経て稲沢へ戻る
べく機次位に無動力でぶら下がっております。
オマケ。
DD200-24の車番が判る様にケツも狙います。
空コキ3両は検査入場の為でしょうか、一緒に
吹田まで連れられて行きました。
既にケツ構図は影落ちが酷くなりまともには
見られ無い絵になりますが、無いよりマシかと
思って一コマ切っておりました。
日は変わりましてEF510-7が富山へ戻る11日。
お見送りすべくショバへ布陣致しまして、先ず
練習に敦賀へ向かうサンダバを撮影致します。
485系電気釜スタイルを踏襲した貫通形の前面
形状に対しまして、非貫通形はボンネットを
彷彿とさせてはくれません独自の流線形な姿で
チビッ子に人気なのだとか。
ワタクシも実は、これはこれでアリかなと思う
非貫通形推奨派でございます。
後は絵入りHMさえ掲出していれば完璧だった
と、そう思わずには居られませんが。
サンダバに続いて前日も撮影した青ゴトーが
顔を出した所を、先ずはご挨拶にと一コマ切り
本番のスタートでございます。
定刻、遠目から目当ての列車が姿を見せるその
瞬間は撮り鉄に取って最もワクワクする時と
なりますよね。
大勢が集まるショバなんかだと、誰かが小さく
来た!とか呟いて、皆が一斉にファインダーを
見つめ始める。
そんな一瞬を切り取るスナップもまた、編成の
記録撮影と同じくらい面白いと感じます。
今回の〆。
巻頭コマに続いて撮影致しました決めコマと
なりますショットを〆に据えました。
ひょっとしたら側面にステッカーが貼られて
いるかも、と期待して布陣致しましたが、残念
ながら能登応援プログラムは無くなったのか
坊主な横っ面でございますEF510-7。
ですが、青釜と赤釜のコントラストは美しく
北陸配給ならではな組成を記録する事の出来た
午後でございました。
軸圧不正申告により、ダメージを受けたJR貨物
でございますが、我が国の物流を支える根幹と
申せます重要な会社でございます。
綱紀粛正の元、襟を正して更なる飛躍を遂げて
貰いたいと願いながら列車を見送ります。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!