この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
学生の頃は漫然と被写体を収めていた様な気が
致しますワタクシ。
年を重ねてようやく最近、何をどの様に撮影
するべきなのかを意識する様になりました。
被写体をイメージし、どの角度からどう撮影を
すれば自身の理想を具現化出来るのか。
そう考えながらショバを選定し、構図を組む
様になりました。
尤も、その成果はいわずもがな…なのですが。
さて、今回の更新は亀山のキハ120形が検査を
終えて網干総合車両所より所属先に戻る列車の
撮影報告とさせていただきます。
この日は午後、前日にミハソへ投宿したキハが
DD51に牽かれてやって来るという事で、毎度
ながら裏調子へと布陣致しました。
が、配給列車の前にこちらをご覧いただく事に
致しましょう。

押桃、EF210-315が単機で吹田へと戻る場面を
仕留めました。
この日は8182レで安治川口から定尺チキを運搬
する役目を果たしたEF210-315、帰路は身軽な
姿でワタクシの眼前を駆け抜けて行きます。
単機の撮影を済ませて振り向くと、対向からも
EF210の姿が見えました。

もう少し望遠で寄せた構図にすべきだったと
些か後悔するスナップでございます。
本線上を片や単機ながら、もう片方は定期での
運用として離合する2両のEF210。
中々この様な場面に出会う機会などありません
から、幸運に感謝してシャッターを切ります。
そして。

ここでの本命となる、EF210-118が牽く定期の
貨物列車を仕留めました。
ワタクシは撮影の際に何を意識した構図を組む
のか、という事に腐心致します。
編成全体を意識するならばサイドに寄せますが
先頭車をドン!と見せたい時には線路へ寄り
この様に撮影する事もあるのでございます。
特に気になる事のない組成である定期貨物の
場合、主役は釜となりますのでこの様な構図で
狙うのでございます。

一方でこちらはDD51 1193がキハ120-16を
亀山までエスコートする配給列車。
前を行くDD51をドン!と見せる構図にすると
配給列車である意義が損なわれてしまいます為
立ち位置を横気味に変えて撮影致しました。
尤もこのコマは本命に先立つ保険的な撮影で
欲張りなワタクシがつい余計にコマを切った
だけでございます。

今回の〆。
本命はこちら、架線柱から編成が抜け出して
スッキリ見える位置でコマを切りました。
この角度だと誰がどう見てもまごう事なき配給
列車である、と判ります。
被牽引車を主題とする場合や、編成全体を意識
する撮影に際しましてはワタクシの場合、よく
この様なサイドに寄せた構図を組みます。
究極的には単なる好み、となりますが。

オマケ。
ついでにケツを拝んで撮影を終えました。
めっちゃ適当なスナップでございます。
夏の盛りとなります午後、生い茂る草木の隙間
から走り去る配給列車を見送りました。
配給列車ではよく目に致しますキハ120形です
が、営業列車の撮影は随分とご無沙汰している
感がございます。
また何かの折にでも撮影しに行く機会があれば
と想いを馳せる夜となりました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!