この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
台風の影響でしょう、一日中曇りで晴れ間の少ない
涼しい日となりました本日の関西。
夕方には車のエアコンも肌寒く感じる程でございます。
お盆休みが近づき、仕事に追われる事となりまして
非鉄となったのですが、東海道本線が酷く遅延した様で
本来なら夜明け前に関西へやって来る貨物なども、陽が
登ってから通過したそうでございます。
撮影したかったです…
さて、今回の更新は奥出雲おろち号の追っかけ記事と
なります。
前回、その4にて撮影致しましたのは木次の手前、
普段の運行では走行しない区間でございましたが、今回
列車番号も9000番台から8000番台の予定臨へ変わり、
いよいよ奥出雲町へ向け、山を駆け上がります。
2018-04-29 8421列車 日登ー下久野
木次を出ますと線路周りは徐々に畑が増え、
反対に家々がまばらになっていきます。
のんびりとした風景の中を、ゆったりと走る
トロッコ列車を捉える事が出来ました。
2018-04-29 8421列車 日登ー下久野
連写で撮影しております。
先頭の客車には窓が無く、屋根もベンチレーターが
取り払われてスッキリした姿へと改造されて
おりました。
集落の家々は、この辺りの特徴となります石州瓦を
載せた赤い屋根が多く、島根県らしさを醸します。
2018-04-29 8421列車 日登ー下久野(後打ち)
大きなカーブを描きながら山間へ入っていく
列車の後姿でございます。
乗客が、じっくりと風景を楽しめる様にでしょう
時速30キロほどのスピードで走る短編成の姿は
とても可愛らしいものでございました。
この撮影後、車を走らせて次なるポイントへ
向かいます。
自転車で登るのは難しいのではないかと思わせる
急角度の坂道を、エンジンを噴かせて駆け上がり
曲がりくねる線路に対して直線に伸びる道を走る
事で、列車を追い抜きます。
このポイントでは、主役はトロッコではございません。
かつて梅田貨物駅に常駐されていた高速用有蓋貨車、
ワキ10000形が2両、恐らく倉庫として使われて
いるのでしょう、線路脇に留置されておりました。
ワキだけに。
こうした留置貨車には珍しく、台車を履いた状態で
ございました。
ワム80000形などは比較的良く目にする機会も
あるのですが、ワキとなりますと滅多とお目に
掛かれません。
遠目でございますが赤錆も無く、綺麗な状態で
現存しておりました。
ワキ10000形と申しますと、晩年に東京や名古屋から
運転されましたカートレインのイメージが強く残って
おります。
関西始発の元取れーる、じゃないモトとレールに
使用されていたのはマニ50改造の貨車でしたのですが、
カートレインにはこちらのワキ10000形が改造されて
使用されておりました。
三日月マークを揚げたカートレイン仕様のワキでは
無く改造前の緑屋根車両がここに留置されて
おりましたので絡めての撮影を、と考えて追いかけて
きたのでございます。
ほんまは車両をもっと近くで撮影したかったのですが、
留置場所は私有地だと思われますので、遠目からの
撮影に留めておきます。
この後は更に奥地へ進み、西日本で唯一となりました
アソコへ向かいます。
その模様は、改めて次回その6にて。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!