この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
鉄道線を維持するのに欠かせない保線工事。
一口に保線と申しましても様々な内容に分かれます。
信号設備、架線など枚挙にいとまがありません。
専ら我々撮り鉄がお世話になるのはレールを
保守する工臨なのですが。
さて、今回の更新は15日に撮影致しました
岡山工臨の発送の模様をご報告申し上げます。
この日のロンチキ工臨は長らく不通となっていた為
関西へ来られなかったその姿を
久々に目に致しました1133が先頭に立つという事で
ございました。
そこで、お仕事を工面しチョイ鉄を敢行すべく
近場の佃踏切へ向かいます。
この時期の佃では側面の光線が弱いのですが、
背の低いチキが連なる編成なので、さして気に
ならないだろうと判断致しました。
2018-11-15 工9367列車 長岡京ー山崎
でもちょっと気になる暗さでしたね…
1133の牽引するロンチキ編成。
今年のハイシーズンは梅小路配給が1124、
北びわこ関連を1128と2両でやり繰りせざるを
得なかった関西PF事情ですが、不通区間の解消で
ようやく他の釜も顔を出せる様になりました。
2018-11-15 工9367列車 長岡京ー山崎(後打ち)
後打ちと申しますか、中打ちですね。
ロングレールは寂しい1段積み、しかも12両の内、
後ろ3両は空チキとなっておりました。
最後尾までシャッターチャンスを待つと、釜が
カーブの向こうに隠れてしまいますので
中打ち処理にしてしまいました。
2018-11-15 223系MA02編成 山崎ー島本
乗務員訓練でしょうか、宮原支所に所属する
223系が試運転表示で走っておりました。
この編成は併結する221系との性能差を無くす為に
デチューンされております。
前面貫通扉下部にオレンジのラインが
その印になります。
また東西線乗り入れに対応する為、2丁パンタを
備えているのも特徴でございます。
2018-11-15 223系W13編成他12両 山崎ー島本
比較用にノーマルな223系も。
ロンチキが山崎に退避している間に先行し、
今度は百山踏切へ。
ここは比較的光線がマシなのですが、太陽が雲に
遮られマンダーラ状態に。
更にこのスジはカモレに被られるリスクを負います。
果たして今回はどうなるのか…
御一緒致しましたベテランブロガー氏と、被りの
神様に慈悲を請います…
光線の回復は絶望的ですから、せめて
被りは回避したいのですが…
踏切が鳴動し、ロンチキを示す下りの→が
表示されました。
上り表示は?
まだ点灯しておりません。
しばらくすると、サントリーカーブを抜けて
PFの顔がこちらを覗きます。
行けるか!?
直後、背後からは懸案のカモレが轟音を立てて
目の前を通過して来たではありませんか!
どうやら我々の目を離した隙を突いて、踏切の
上りも表示されていた様でございました。
後はカモレが一刻も早く通り過ぎてくれるのを
願うしかありません。
18両、19両、ヤキモキしながら20両ほどの貨車が
通過するのを、ファインダーを覗きながら待ちます。
とても長い時間に感じますカモレが、
ようやく通過しました。
体感で10分は待った気分です。
PFは?まだ手前に居る!狙える!!
ロンチキ編成を置きピン位置へ引きつけて
シャッターを切ります。
2018-11-15 工9367列車 山崎ー島本
残念!
ロンチキは上りカモレにブロックされ、
編成を抜く事が出来ませんでした…
被りの神様は無慈悲。
鉄の常識でしたね。
2018-11-15 工9367列車 山崎ー島本(後打ち)
オマケ。
もはや習慣以外の何物でもない後打ち撮影でした。
後端3両はレールの積載も無い上、逆光で
釜も切れてますが。
この時期のスジは何処も光線が
厳しい為、撮影場所の選定に難儀致します。
次回の挑戦では今回よりマシな撮影といきたい
ものでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!