この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
トレッキングという言葉がございます。
山歩きのことを指し、山頂を目指す登山に対して
特に登頂を目標とはしない事から、緩いイメージが
湧いて参ります。
ですがトレッキング、と一言で申しましても
様々なコースがございます。
私の様な怠け者向け?のなだらかな道から、
岩をよじ登る様な場所まで、一概にトレッキングと
まとめるには差が大きいのでございます。
山歩きなど端から考慮していないのに、期せずして
トレッキングとなる、そんな機会が
撮り鉄をしていると訪れる事もございます。
さて、今回の更新は今年の6月に撮影しておりました
電気検測車クモヤ443系によります山陰本線検測の
模様をご報告致します。
2018-06-08 試9827M 馬堀ー亀岡
この日は曇天でございましたので、光線を気にせずに
構図が組めるという事で亀岡駅に近い保津陸橋から
狙ってみました。
真ん中に架線柱ドーンな構図で
残念な結果となりました。
こんな事なら三宅ストレートに行けば良かったです…
2018-06-08 クモヤ443系D1編成 馬堀ー亀岡
馬堀から亀岡へは、ご覧の様な大きいカーブを描いて
やって来ます。
先打ちでその模様も撮影しておりました。
ニトリの文字まで付いて目立ちますね…
その背後には京都市との境になります
老の坂峠がございます。
討ち取って都へ戻ろうとしたものの、
不浄だからという理由で首を都へ持ち込めず、
この峠に打ち捨てたそうでございます。
首の方は祠に祀られ、神社が
建立されているのですが、何故か
心霊スポットとして知られております。
実話の様に書いてしまいましたが、勿論
伝説でございます。
神社から京都へ抜ける道はまさに
トレッキングコースとなっておりまして、
車では通る事が出来ません。
当然、私は言った事もございませんし
行こうとも考えてはおりませんが。
2018-06-08 試9828M 馬堀ー保津峡
復路の時間には雨が降り出しておりました。
往路と同様に俯瞰で撮影出来る所を探して
小雨の降る中、山へと分け入りました。
神社の境内から敷地を越え、線路が見下ろせる
場所までちょっとした撮れッキングでございます。
藪の中と申しますか、道のない山中を進む際に
最も怖いのはスズメバチの巣に近づく事で
ございましょう。
おります。
耳を澄ましながら存分に注意しての
行軍でございます。
練習電が撮影出来ず、ぶっつけ本番でしたので
この様な出来栄えとなってしまいました。
右端に垂れた枝が妙に気に掛かり、望遠で切る事も
考えたものの敢えて構図へ入れ込んでみました。
2018-06-08 クモヤ443系D1編成 馬堀ー保津峡
ベストショットの次のコマでございます。
後ろのパンタが架線柱に掛かります
没ショットでしたのでオマケ扱いでございます。
この場所、距離的には短いものの
道なき道を分け入って辿りつくポイントですが
2両以上の編成は構図に入りきらないので
検測車限定の場所でございます。
更にお天気ですと逆光という不遇な構図で
ございます。
この日この時の為の場所、といった具合の
ポイントでございました。
何だか中途半端な撮影ばかりとなりました
今回のクモヤ443。
次の機会にはしっかり撮影したものでございます。
ってそんな事ばかり言っている気が致しますね。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!