写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第698列車 「 クモヤ443系の山陰本線検測を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 トレッキングという言葉がございます。

 

山歩きのことを指し、山頂を目指す登山に対して

特に登頂を目標とはしない事から、緩いイメージが

湧いて参ります。

 

ですがトレッキング、と一言で申しましても

様々なコースがございます。

 

私の様な怠け者向け?のなだらかな道から、

岩をよじ登る様な場所まで、一概にトレッキングと

まとめるには差が大きいのでございます。

 

 

 山歩きなど端から考慮していないのに、期せずして

トレッキングとなる、そんな機会が

撮り鉄をしていると訪れる事もございます。

 

 

さて、今回の更新は今年の6月に撮影しておりました

電気検測車クモヤ443系によります山陰本線検測の

模様をご報告致します。

 

 

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2018-06-08 試9827M  馬堀ー亀岡

 

この日は曇天でございましたので、光線を気にせずに

構図が組めるという事で亀岡駅に近い保津陸橋から

狙ってみました。

 

真ん中に架線柱ドーンな構図で

残念な結果となりました。

 

こんな事なら三宅ストレートに行けば良かったです…

 

 

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2018-06-08 クモヤ443系D1編成  馬堀ー亀岡

 

馬堀から亀岡へは、ご覧の様な大きいカーブを描いて

やって来ます。

 

先打ちでその模様も撮影しておりました。

 

背景のアルプラザ(平和堂)が、

ニトリの文字まで付いて目立ちますね…

 

その背後には京都市との境になります

老の坂峠がございます。

 

坂田金時源頼光が女装して酒で酔わせた鬼の首を

討ち取って都へ戻ろうとしたものの、

不浄だからという理由で首を都へ持ち込めず、

この峠に打ち捨てたそうでございます。

 

首の方は祠に祀られ、神社が

建立されているのですが、何故か

心霊スポットとして知られております。

 

実話の様に書いてしまいましたが、勿論

伝説でございます。

 

神社から京都へ抜ける道はまさに

トレッキングコースとなっておりまして、

車では通る事が出来ません。

 

当然、私は言った事もございませんし

行こうとも考えてはおりませんが。

 

 

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2018-06-08 試9828M  馬堀ー保津峡

 

復路の時間には雨が降り出しておりました。

 

往路と同様に俯瞰で撮影出来る所を探して

小雨の降る中、山へと分け入りました。

 

 

神社の境内から敷地を越え、線路が見下ろせる

場所までちょっとした撮れッキングでございます。

 

 

藪の中と申しますか、道のない山中を進む際に

最も怖いのはスズメバチの巣に近づく事で

ございましょう。

 

他にもマムシヒルなど、何気に危険が隠れて

おります。

 

耳を澄ましながら存分に注意しての

行軍でございます。

 

 

練習電が撮影出来ず、ぶっつけ本番でしたので

この様な出来栄えとなってしまいました。

 

右端に垂れた枝が妙に気に掛かり、望遠で切る事も

考えたものの敢えて構図へ入れ込んでみました。

 

 

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2018-06-08 クモヤ443系D1編成  馬堀ー保津峡

 

ベストショットの次のコマでございます。

 

後ろのパンタが架線柱に掛かります

没ショットでしたのでオマケ扱いでございます。

 

 

この場所、距離的には短いものの

道なき道を分け入って辿りつくポイントですが

2両以上の編成は構図に入りきらないので

検測車限定の場所でございます。

 

更にお天気ですと逆光という不遇な構図で

ございます。

 

この日この時の為の場所、といった具合の

ポイントでございました。

 

 

何だか中途半端な撮影ばかりとなりました

今回のクモヤ443。

 

次の機会にはしっかり撮影したものでございます。

 

ってそんな事ばかり言っている気が致しますね。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!