この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
マルタイ、で検索しますと出て参ります結果は
棒ラーメンでお馴染み、福岡の食品メーカーさんで
ございます。
保線機械としてマニアが愛好致しますマルタイとは
マルチプルタイタンパー(MTT)の事なのだそうで。
このマルタイ、レールの歪みを矯正する為の装置を
搭載した自走式保線機械でして、信号を閉塞して
作業を実施する関係から昼間に本線上へ出てくる
事は有りません。
私も自走する姿は未だに
見た事が無いのでございます。
さて、今回の更新はそんなMTTの甲種輸送を
撮影して参りましたご報告となります。
MTTは海外のメーカーから輸入する為、大阪の
甲種輸送列車が設定されておりました。
そんな訳で、闇鉄チャレンジとなりました昨夜は
大阪の方へ出向きまして…
EF210-167に牽引されて梅田貨物線を向日町へ向かう
MTT2両を捉えました。
西九条での撮影前には、この夜ほんまに甲種が
あるのか、確認すべく安治川口へと足を運びました。
手持ち撮影の為、ISO感度を上げまくっての遠景。
それでも尚、暗い絵となりましたのはSSをこれ以上
遅くするとブレが酷くなるからでございました。
列車は静かに出発線で定刻を待っておりました。
オマケ。
定期のカモレも、ライトを消して佇んでおりました。
ユニバーサルシティのビル群を背景にスナップを
撮影してみました。
表題から引いた構図でもう一度。
列車は定刻に安治川口を発車しまして、西九条で
待つ大勢の鉄さん方に通過を見送られます。
真っ黄色に鮮やかな青いストライプ、足回りの
明るい緑の塗装が派手な印象を与えます。
東京方の制御室がある車体でございます。
床下機器も含め、まだ真新しく見えます。
制御室にはヘルメットを被るスタッフの姿が
ありました。
こちらは下関方の車体。
レールの歪みを矯正する為の機器などが
車体の腹に設置されておりまして
厳つい印象を受けます。
バックショット。
他の撮影者の肘が構図の右端に入ってしまいました。
駅ホームで撮影する以上は致し方が無いのですね。
この撮影後、帰宅しましてわずかな仮眠を取り
今朝未明に再びカメラを持って出かけております。
列車は吹貨タで釜を交換し、ムコソまでは
DD51 1193が牽引を担当しております。
DD51がマルタイを牽く姿も中々拝めないだろうと
眠い目を擦って撮影に赴いたのですが、無念にも
列車をかっちりと止められずブレてしまいました。
更に…
今回の〆。
バックショットを再び狙うもこちらもブレ…
課題の多い撮影となりました。
今回の甲種輸送、実はこの1月に実施予定と
されていたのですが、その時は急遽設定が
取り消されまして当日は寒い中、2時間近くも
西九条にて待ち呆ける羽目になりました。
マルタイも1月から昨夜までの間、安治川口の
側線に留置され続け、いつ動くのかと
ヤキモキしておりました。
それがこの度、年度をまたいで甲種輸送が
実施される事となりまして、待ち望んでおりました
何故か実施がずれ込み、しかも当初の荷送り先である
西明石から行先もムコソへ変更されるという
謎が残ります今回の甲種輸送。
真相が明らかになる事は無いのでしょうが、
噂で流れている顛末が事実であれば、また近い内に
動きがあるのかも、と期待が膨らみます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!