この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
ここへ来て感染者数がうなぎ上りの
関西圏なのですが、9月には山陰方面へのW.E.銀河も
運行開始とアナウンスされております。
元々インバウンド目当ての列車だったのが目論見も
破れ、只でさえ厳しい出発だと思われるのですが…
無事に運行へと漕ぎ着けられるのか、懸念は
日毎に増すばかりでございます。
さて、今回の更新は七尾線での撮影から
北陸地区の固有形式でございます
413系についてのご報告となります。
その1でご報告致しました415系800番台は、かつて
関西圏で活躍していた113系を改造転用した
車輌だとお伝えしております。
今回取り上げます413系は落成当初から
北陸向けに用意された車両でございました。
国鉄末期、不採算にあえぐ北陸地域において
輸送力の改善が急務であった事から、急行列車の
格上げで余剰になった急行電車から電装品や
台車等を流用し、車体のみを新造し地域輸送に
対応したのが413系でございました。
落成当初は北陸普電カラーの赤に白帯をまく
色合いでしたが、分割民営化後にはアイボリーに
青帯をまく新北陸色へ塗り替えられ、更に
2010年代に入って地域色として青1色へ。
転用されたために茜色へと塗り替わるという
変遷を辿っております。
屋根上機器が特徴的な413系、その姿は
かつての急行型車両を彷彿とさせます。
側面、客用扉は近郊型らしく両開きとなり
急行型457、475系では設けられていたデッキは
廃され乗降がスムーズとなったそうでございます。
見た目はもちろんの事、この車両も電動機は
MT54を搭載しておりますので、通過する際には
独特の「あの音」を響かせて駆け抜けます。
415系800番台とは異なり、前面行先表示幕は
埋められて使用されませんが、こちらは金沢行きの
列車となります。
なるのですが、全列車が金沢まで乗り入れており
乗客の利便を図っているそうでございます。
確かに、新幹線で金沢について、そこから普電で
七尾へ向かうのに乗り換え2回だと
面倒な事この上ありませんからね…
お次は七尾へ向かう普電でございます。
全て単編成での運用でございましたが、機器類の
可能なのだそうでございます。
それ、見てみたいですね…
オマケ。
七尾線には金沢から観光客の輸送に
特急が設定されておりまして、ご覧の様に関西でも
見慣れた車両が充当されておりました。
見慣れた、とは申しましても
単線区間を走る683系というのも中々新鮮な感じで
ございましたので、割と乗り気で撮影しておりました。
撮影出来ましたので、ここでのミッションは終了。
今回の金沢訪問では、北鉄2線のコルゲート車と
七尾線の沿線撮影が必須目標でございました。
ですのでこれで撮影課題はクリアした事に
なるのですが、実はこの他にも努力目標を
据えておりました。
まだ今少し金沢に滞在する時間もありますので
次回はそんな努力目標へ狙いを定めた撮影を
お届けしたいと思います。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!