写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1351列車 「 普電ブロック発生!鳳工臨の返空を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

学生時代、バイト先の社員さんがちょっとした事の

お礼にと缶コーヒーをごちそうして下さったりして

ああ、この方はおとなだなぁ、格好いいなぁ、と

感じ入った事がございます。

 

この年になって見ますと、缶コーヒーの1、2本など

お安い御用な訳で、そんな安いもので大人として

見られるなど滅相も無い、と思うのですが。

 

人生80年と致しますと既に折り返しを過ぎております

ワタクシですが、それでもお会いする方に依っては

大人だな、格好いいな、と感じる事がございます。

 

時には自身よりも年下の方からもそんな風に感じ

如何にワタクシがお子様なまんまなのかを

思い知らされるのでございます。

 

 

さて、今回の更新は今朝ほどに撮影して参りました

工臨返空につきましてのご報告となります。

 

預かっておりました実家の犬は昨晩送り返しまして

今朝より晴れて自由の身となりました。

 

早速、朝練に参戦すべく早朝の線路傍へと出向き

ムコソへ戻る工臨返空を狙ったのでございます。

 

 

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2020-09-12 工8---列車

が、工臨が来るよりも先に後方から普電が。

 

咄嗟にカメラを構えて一枚撮影したのでございます。

 

画像からも慌てぶりが伝わるでしょうか、画面の

水平が取れずに傾いております…

 

あーあ、折角早起きしたのにこれではなぁ、と

肩を落としそうになった瞬間でございました。

 

 

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2020-09-12 207系7両

現着一発目の練習電は始発列車でございます。 

 

ISO2000まで上げているのですが、それでも

露出は全く足りずにSSは1/60でしたので

ズーム流しで撮影するしかありません。

 

この後しばらくしてやって来ます本番では

些か程度には露出が上がりましたが、太陽が

地平近くに居座る雲に遮られてしまいまして

その威光を遍く知ら占められずにおりました。

 

その本番は、後ろから来た普電にブロックされて

撮影は叶わずに終わるのか、と諦めかけました刹那

脳内にクワトロ大尉のセリフが響きます。

 

「まだだ、まだ終わらんよ」

 

格好良さげなフリをして格好悪い大人だった

アニメキャラクターの最後のセリフなのですが

この諦めの悪さは泥臭くても格好いいと、

そんな風に思うのでございます。

 

そこで、ワタクシもここで音を上げずに

最後まで望みを繋いでみる事に致します。

 

ファインダーを覗きながら普電の通過を待ち

工臨を撮影出来ないかと足掻くのでございます。

 

 

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2020-09-12 工8---列車

DD51 1109が牽引します定尺チキ2両を繋いだ

工臨返空を撮影する事が出来ました。

 

構図を広角気味に取りまして、普電が

抜けきった辺りから流しつつ撮影してみました。

 

 

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2020-09-12 工8---列車

今回の〆。

 

引いた構図でもう一度、でございます。 

 

薄暮の天王山を背にして、赤い機関車が321系

普電と離合するシーンを捉える事が出来ました。

 

何事も諦めずに取り組みますと、この様に

結果を出す事も出来るのだと、偶々ではありますが

足掻いた甲斐の有る撮影機会となりました。

 

 

この後、ここでの撮影をお知らせがございます。

 

本日午後、お仕事でお得意先のおうどん店へと

足を運びました。

 

そこのご店主は乗り鉄メインの鉄さんでして

お伺いする度に互いの近況と鉄談義で盛り上がり

ついつい滞在時間が長くなるのでございます。

 

そんなご店主からちょっと見て行ってよ、と声を

掛けられまして、一体何を見るのかと思いましたら

カウンターを指さされます。

 

カウンターに何が?と訝しみつつ視線を動かして

驚かされました。

 

 

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2020-09-12 急行丹後を発車させるご店主のS氏

ご店主がコントローラーを起動させて

列車を発車させている所でございます。

 

お判りでしょうか。

 

カウンターの下に、なんとNゲージのレイアウトが

組まれておりましておうどんを啜るお客さんの目の前を

103系やキハ58が小粋に走るのでございます。

 

所謂二重構造になっておりまして、下の空間には

線路が敷かれ上にはカウンターがあるのでございます。

 

丁度瀬戸大橋の様になっておりますね。

 

尤も、ここは瀬戸大橋と異なり上を走るのは

自動車では無く出来たてのおうどんなのですが。

 

更に凄いのは、この2重構造のカウンターはご店主の

お手製だそうでございます。

 

レイアウトも、カウンターも、うどんも自作。

 

何でも作れるのではないかと思えてしまいます。

 

 

飲食店を営みながら、その店内に鉄道模型を走らせる

という着想が独創的であり、またそれをこの様に

実現させてしまうのに驚かされました。

 

ワタクシよりもお若いご店主なのですが、その

在り様はワタクシなどよりもずっと格好良く

ステキな大人だと、そう思わせられました。

 

正直申しまして、ワタクシNゲージには左程の

興味は無いのですが、これを見て自分も何か

車輌を走らせてみたくなったのでございます。

 

 

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2020-09-12 お客さんの目線で

ご店主のレイアウトには3両編成の103系

同じく3両のキハ58・28が停車しておりまして

どちらか好きな方を走らせることが出来ます。

 

これ、お客さんの車両を持ち込みで走らせながら

食事が出来るんですか?と聞いてみますと

1オーダーにつき持ち込みの運転は

OKとの事でございました。

 

確かに何も食べずに運転だけされても

困りますものね。

そんな訳で、これをご覧の皆様で

おうどんを食べながらNゲージを走らせたいと

お考えの方がいらっしゃいましたら、下記のお店へ

ご連絡、或いは行ってみて下さい。

 

 

住所  京都府亀岡市追分町谷筋25

    一番街1F

    山陰本線亀岡駅前にございます。

 

店舗名 さぬき亭製麺

 

営業時間 お昼 11:00~15:00

      夜 18:00~21:00

 

本場讃岐で修行をされたご店主の打つおうどんに

亀岡ならではのお味を足した絶品のお店ですよ。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!