この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
我が国で生まれ育った子供たちの多くは
恐らくアンパンマンを存じていらっしゃると
思われます。
数ある絵本の一つだったアンパンマンが
TVアニメ化された事で世間に浸透し、今尚
新たな物語が紡がれているのは凄い事実だと
そう、思うのでございます。
ただ彼ら彼女らの内、果たしてどの程度の
子供たちが、食べ物としてのアンパンを
知っているのか少しばかり気になります。
ウチの子たちは今高校生ですが、
アンパンを食べた経験が無いとの事でした。
食パンやカレーパンほどには
子供たちの中で地位が確立されては
居ないのかも知れません…
そう申しますと、運動会でも
パン食い競争とか無くなりましたもんね。
さて、今回の更新は本四備讃線にて撮影して
おりました、アンパンマン装飾の列車に
つきましてのご報告となります。
やなせたかしの出身地が高知である事から
管内各地でアンパンマンをフィーチャーした
列車を走らせております。
この日は2000系の南風を撮影した後、
こうしたアンパンマン列車たちも撮影すべく
現地に居残っておりました。
京鉄博へも展示でやって来ました事がある
瀬戸大橋トロッコが今回の表題となります。
相変わらず賑やかな装飾で、キロ185が
これでもかという位に彩られてますね。
キクハ32の方はまだ瀬戸大橋では無いからか
誰も居らずガラガラでございます。
皆さん今は控車となるキロ185に
いらっしゃる様でございますね。
白地に虹が描かれた長編成が登場です。
こちらは松山へ向かう特急に充当されます
編成でして、全区間が電化されている為に
電車特急として運行されております。
流線形の先頭車が格好いいですね。
我らが王道の普電、115系も通りますよ。
足回りに柵が掛かるのが些か鬱陶しくて
流してみたのですが、思った程には流れず
残念な仕上がりになりました。
むしろ流さない方が良かったかも、と
今更ながらに後悔する一枚でございます。
反対側から通常の特急が来ました。
8000系は分割・併合を行う関係から、
先頭車には貫通、非貫通の2種があります。
こちらは非貫通の流線形スタイルで、尚且つ
長い編成で見応えがある列車となります。
最新の気動車、2700系にも
アンパンマン装飾が施されております。
適当に構図を組んでたのでお顔にワイヤが
掛かるチョンボ写真になってしまいました。
振り向きますと通常の2700系も来ており
賑やかな特急街道に花を添えてくれます。
流石に四国への玄関口なだけありまして
多種多様な列車が行き交います。
しかも本数も多いので、撮影していても
飽きません。
白いアンパンマンが戻って来ました。
このカットがここへ居残った理由なので
狙い通りに撮影出来まして満足致します。
で、移動しようとしたら現地の鉄さんに
もう少し居ません?と言われまして。
何かあるのかと思っていたら…
表題の次のコマとなります。
こちらの列車が来たのでした。
現地でご一緒した鉄さん、待ち時間の会話と
トロッコの来訪をご親切に教えていただき
この場をお借りいたしまして改めて感謝を
申し上げます。
良い撮影と、楽しい時間をいただきました。
本四備讃線での撮影はこれにて
お仕舞いとなり、いよいよ次回からは四国へ
上陸致します。
非電化三昧の夏が始まります。
もう年の瀬ですが。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!