写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1597列車 「 DD51 1193の出場回送を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

近畿の梅雨入りも史上最速で本日となり

空模様もドンヨリとした一日でございます。

 

 これから続く梅雨の日々、例年通りの

期間で明けてくれれば良いのですが

変に長引いて7月くらいまで雨の日が

続くのを想像するとゲンナリでございます。

 

 

さて、今回の更新はそんな雨の降る夜、

3か月ぶりに関西へと帰って来ました

宮原所属のDD51 1193を狙いました

ご報告となります。

 

全般検査を鳥取の後藤総合車両所で終えて

この日、関西へ戻って来ると教えて頂き

ピッカピカな姿の内に撮影したいと考え

1193のお出迎えに福知山線へ向かいました。

 

雨も日中は何とか降らずにいたのですが 

夜になりポツポツと雨粒が落ちてきて

撮影地へ向かう車のフロントグラスを

ワイパーがゆっくり拭き取ります。

 

雨脚も次第に強くなり、やっぱ撮影はやめて

引き返そうかな、と弱気になったりも。

 

ですが折角の真新しい凸でございます。

 

一目、その姿を見てから帰るのでもいいかと

駅で準備を致しました。

 

夜中でございますので、本来なら

長時間露光での撮影が適切なのですが、雨と

いう悪条件でしたのでメインの撮影は入線の

シーンに切り替えました。

 

 

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2021-05-15 単9708列車

雨粒にその身を打たれる姿が

駅の光に反射し、美しさを引き立たせた

DD51 1193の入線シーンを仕留めました。

 

この駅では停車がありますので、ゆっくりと

入線して来たのですが、SSをグンと下げて

乏しい灯りの中で露出を確保しております。

 

 

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2021-05-15 単9708列車

引いた構図でもう一度。

 

ここでの撮影は、参戦されたことがあれば

お判りでしょうとても静かな駅でして

雨粒が屋根を叩く音と、交尾がしたい!と

男子中学生の様な雄たけびを上げるカエルの

鳴き声しか響かない夜の中を、DD51

ディーゼルエンジンが唸りを上げて入線し

駅構内の空気が変わります。

 

入線シーンは屋根も灯りもある場所を

立ち位置にしていましたが、列車の停止

目標は屋根の無い前方になります。

 

ここからは雨の中、傘をさしての

撮影となりました。

 

 

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2021-05-15 単9708列車

 まっぶしいライトの照射を受けつつ

何とか釜番が読めるカットを残せて

おります、ここでの撮影。

 

ただ、やはり露光が厳しくて

入線シーンの方が遥かにマシと思える

仕上がりでございました。

 

そう予想したので入線を流しで

捉えたのですが、我ながら正解だったと

安堵しております。

 

 

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2021-05-15 単9708列車

調子に乗っておりますと後方から普電の

入線がありまして、シャッターを開けている

間に目の前を列車が通過し、こんなカットが

出来たのでございます。

 

オマケ的にこのカットも掲載して

賑やかしに使っております。

 

 

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2021-05-15 単9708列車

今回の〆。

 

実はここでのお目当ては

この後打ちでございました。 

 

以前にこのスジの撮影に来た時に、後打ちの

具合が良かった事から単機での出場なら

ここで美しい後ろ姿を拝める筈、と

踏んでの布陣でございました。

 

目論み通りスノープラウには太い白挿し、

ボディは艶やかな照り返しが美しい後姿を

拝む事が出来ました。

 

優しく点灯する尾灯は、見つめられて

恥ずかしげに頬を染める姿の様にも

見えますね。

 

 

5両の所属釜全てが揃う事となりました

宮原のDD51

 

工臨のハイシーズンでもあり、その活躍に

引き続き注目したい所でございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!