この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
近畿の梅雨入りも史上最速で本日となり
空模様もドンヨリとした一日でございます。
これから続く梅雨の日々、例年通りの
期間で明けてくれれば良いのですが
変に長引いて7月くらいまで雨の日が
続くのを想像するとゲンナリでございます。
さて、今回の更新はそんな雨の降る夜、
3か月ぶりに関西へと帰って来ました
宮原所属のDD51 1193を狙いました
ご報告となります。
この日、関西へ戻って来ると教えて頂き
ピッカピカな姿の内に撮影したいと考え
1193のお出迎えに福知山線へ向かいました。
雨も日中は何とか降らずにいたのですが
夜になりポツポツと雨粒が落ちてきて
撮影地へ向かう車のフロントグラスを
ワイパーがゆっくり拭き取ります。
雨脚も次第に強くなり、やっぱ撮影はやめて
引き返そうかな、と弱気になったりも。
ですが折角の真新しい凸でございます。
一目、その姿を見てから帰るのでもいいかと
駅で準備を致しました。
夜中でございますので、本来なら
長時間露光での撮影が適切なのですが、雨と
いう悪条件でしたのでメインの撮影は入線の
シーンに切り替えました。
雨粒にその身を打たれる姿が
駅の光に反射し、美しさを引き立たせた
DD51 1193の入線シーンを仕留めました。
この駅では停車がありますので、ゆっくりと
入線して来たのですが、SSをグンと下げて
乏しい灯りの中で露出を確保しております。
引いた構図でもう一度。
ここでの撮影は、参戦されたことがあれば
お判りでしょうとても静かな駅でして
雨粒が屋根を叩く音と、交尾がしたい!と
男子中学生の様な雄たけびを上げるカエルの
鳴き声しか響かない夜の中を、DD51の
ディーゼルエンジンが唸りを上げて入線し
駅構内の空気が変わります。
入線シーンは屋根も灯りもある場所を
立ち位置にしていましたが、列車の停止
目標は屋根の無い前方になります。
ここからは雨の中、傘をさしての
撮影となりました。
まっぶしいライトの照射を受けつつ
何とか釜番が読めるカットを残せて
おります、ここでの撮影。
ただ、やはり露光が厳しくて
入線シーンの方が遥かにマシと思える
仕上がりでございました。
そう予想したので入線を流しで
捉えたのですが、我ながら正解だったと
安堵しております。
調子に乗っておりますと後方から普電の
入線がありまして、シャッターを開けている
間に目の前を列車が通過し、こんなカットが
出来たのでございます。
オマケ的にこのカットも掲載して
賑やかしに使っております。
今回の〆。
実はここでのお目当ては
この後打ちでございました。
以前にこのスジの撮影に来た時に、後打ちの
具合が良かった事から単機での出場なら
ここで美しい後ろ姿を拝める筈、と
踏んでの布陣でございました。
目論み通りスノープラウには太い白挿し、
ボディは艶やかな照り返しが美しい後姿を
拝む事が出来ました。
優しく点灯する尾灯は、見つめられて
恥ずかしげに頬を染める姿の様にも
見えますね。
5両の所属釜全てが揃う事となりました
宮原のDD51。
工臨のハイシーズンでもあり、その活躍に
引き続き注目したい所でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!