写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1988列車 「 非電化ロンチキ!東松江・鳥取工臨の返空を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



尾瀬でしたか、観光地で番組収録の為

観光客を通せんぼしたNHKが、周囲に

渋滞を招いたと報道されております。


公共の場において、私的な理由で

他者の行動を妨げるなど言語道断。


撮り鉄であれば身をもって知る事象が

何故かマスメディアには通じない様で

ございます。


ワタクシ、お仕事の関係でよく京都を

彷徨きますが、ドラマなどの撮影中も

お構いなしに通行・走行致します。


ADさんがアーッて顔をされますが

お仕事を済ませる方が優先ですから。


江ノ電ニキみたいに手を挙げ悪目立ち

する訳では有りませんが、公共の場で

往来を制限される謂れはありません。


ですので、京都が舞台の番組で

背景にワタクシの姿が映っている事も

あるのかも知れません。


尤も、今は編集ソフトでチョチョイと

消し去れる筈なんですけどね…


 

さて、今回の更新は30年ぶりの訪問と

なります山陰本線の有名撮影地にて

非電化区間を走るロンチキを狙った

ご報告となっております。


土曜夜に関西を発ちますと、日曜の

夜明け頃にはロンチキが狙えるよ、と

情報をいただきました。


その時即座に、かつて寝台特急出雲や

12系普通列車を狙った名所が脳裏に

浮かびまして、再訪する事を決意。


と、お仲間の競馬ブロガー氏もご同道

下さると連絡いただきましたので、

男二人で深夜発の旅程となりました。


狙いますのは1日夜にPF牽引の撮影を

致しましたロンチキ編成。


同じ列車を今度は山陰の地で仕留める

狙いでございます。


 

2022-06-05 工9153列車

初撮影となりますDD51 1186が牽く

返空ロンチキを、何とか仕留める事が

出来ました。 


DD51はJR西に8両現存しておりまして

宮原には5両、1109、1183、1191に

1192、1193が在籍しております。 


そして昨年、山口線で撮影致しました

下関の1043。


残る後藤所属の1179と1186を撮影する

機会を狙っていたのでございます。


 

2022-06-05 工9153列車

ファーストショットはカーブの向こう

山裾を、弧を描いて近づくシーンを

試し打ちも兼ねて撮影致しました。


ワタクシが学生の頃に来て以来の

名所カーブ、その当時は僅か数名しか

撮影者が居なかったと記憶しているの

ですが、この日は左にあらず。

 

4.50名ほどの鉄さんが詰め掛けまして

非電化区間を走るロンチキを狙う事と

なりました。 



2022-06-05 工9153列車

カーブを抜けて来たロンチキを先ずは

一打ちします。


巻頭の一つ手前のコマとなります。 

 

日の出は過ぎておりましたが、奥の

山に遮られましたので、日差しによる

ド逆光な事態は避けられました。

 

あと1分通過が遅ければ、光線にやられ

酷い出来になっていたでしょう… 

 


2022-06-05 工9153列車

巻頭コマから更に引いてもう一度。 

 

多くの撮影者が、ワタクシよりも右に

布陣されサイド寄りの構図を組まれて

おりました。


ワタクシも客レならそうしたのですが

今回は返空ロンチキ。


ウゾウゾとした長いチキを表現すべく

この様な構図に致しました。 

 

おかげ様で、意図した通りに決まり

遠くまで来た甲斐のある成果を得られ

嬉しい限りでございます。



現着しましたのは午前3:30。


まだ真っ暗なショバでしたが、既に

多くの脚立が置かれて満席状態です。


隙間を見つけ、納得いく構図を組み

明るくなるのを待ちました。


やがて空が焼け始めた頃。


一台の軽トラが構図内に入り込んで

しまいました。


更に、手前の畔には農家のおばちゃん

襲来でございます。


農作業風景があるのも乙な季節感、と

ワタクシは考えますが、中には軽トラ

やおばちゃんに去って欲しいと願う

鉄さんもいらした事でしょう。


結局、おばちゃんは立ち去りましたが

軽トラは居座ったまんま本番を迎え

釜の上辺りに小さく写り込んで

おります。


因みに。


真面目な競馬氏に下ネタは厳禁と

自身を戒めていたワタクシですが

おばちゃんを見た途端、素で下ネタを

口走ってしまいました…


生娘シャブ漬け戦略、と口走った

吉野家外部役員とあんまり変わらない

人間なのでございます…



2022-06-05 工9153列車

今回の〆。


クルッと振り返ってケツ打ちも。



ご同道いただいたお仲間が、ショバに

別の親しい鉄仲間さんがいらしている

事を教えて下さり撮影前にご挨拶を

致しました。


氏もやはり非電化ロンチキを目当てに

されての事だそうで、遠くまで来て

地元界隈のお仲間とお会いするのは

嬉しいサプライズでございました。



撮影を終えましたら慌ただしく片付け

車へと戻ります。


途中、先程構図に入るかも、と気を

揉んだ農家のおばちゃんが、ええ写真

撮れたか?と聞いて来られた笑顔が

忘れられません。


撮り鉄=悪、みたいに触れられます

昨今ですが、この様な温かな対応は

嬉しいなぁと感じる次第で

ございます。


畔でいきなり尻出して、放尿とか

せえへんかな〜等と撮影前に遠目から

見えるおばちゃんの姿にコメントして

いました自身が恥ずかしくなります。


そんなコメントに、え!?と驚き

コイツ何言うてんねん…って顔を

された競馬氏の表情も忘れ難いです。


ワタクシには日常の呟きなんですが

氏とは生きる次元が異なる様で…(汗)。


慌てて下ネタ発言を再度封印しまして

撮影に全集中したのでございます。



折角ここまで来たのだから、という

訳で我々一行は次のネタへと走るので

ございます。


間に合うかなぁ…


次のネタ、時間カツカツなんですよ。



それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!