この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
さて、今回の更新は一両だけ国鉄色へ
復刻を遂げましたクハ117形についての
ご報告でございます。
運用離脱致したT1編成から、東京方の
先頭車を抜き出して国鉄色へ塗り直し
致しましたのが先日の事。
その後、先頭車の向きを展示に則して
下関方へ変える為に方転回送が
実施される事となりました。
自走不可能なクハ117形、その前後に
クモヤ145形が付きますサンド編成で
深夜帯の吹田を発車しております。
クモヤ145-1104が先頭に立ち、次位に
クハ117-1、最後尾はクモヤ145-1009
という珍編成となりましたこの夜の
方転回送を仕留めました。
クハ117-1は車端部に増設された便所が
こちら側を向いた状態でございます。
帷の降りた夜闇の中でも煌々と明るい
駅のホームからは、国鉄色に戻った
クハ117の関西急電な車体が
良く見えます。
そのクハ117をフィーチャーしました
中抜きカットでございます。
ネオンが転換クロスシートを有する
車内を照らして、この瞬間だけ意識が
国鉄時代へ戻った気分になりました。
おブレさまになりました写真の出来が
申し訳ない限りでございます。
このショバでは、線路4本向こう側を
列車が走行致しますので、ワタクシが
好みなサイド寄り構図で撮影する事が
出来るのでございます。
一番手前は東海道本線の上り、特急や
新快速が走る列車線でございまして
2、3本目はおおさか東線から
梅田貨物線へ抜ける上下線。
今回クモヤが走りますのは北方貨物線
の下り線となります。
更にその奥には北方貨物線の上り線が
ありまして、賑やかな線路構成は
列車観察を飽きさせません。
再び暗闇へと進みたる列車へ追い縋り
クハ117の下膨れたお顔を狙います。
残念ながら確認は不可能ですが、この
時点でクハ117の幕は国鉄時代の新快速
表示となっていたそうでございます。
見たかったなぁ。
今回の〆。
巻頭コマから引いた構図でもう一度。
このショバ、深夜帯にも関わらず
30名を越える鉄さんが集まられまして
ワタクシが現着時には既にええポジは
埋まっておりました。
次善策として広角で編成を仕留める
立ち位置を確保致しましたのが、今回
更新致しました成果でございます。
オマケ。
例によってクモヤ145-1009側となる
後打ちも狙います。
立ち位置は前からの撮影重視でした為
後打ちはご覧の様な具合でして…
更には後ろから被りの281系が急接近し
そのライトによって肝心の117系が
全く判別つかない有様となりました。
何気に被り危機を回避出来ましたのが
この後打ちで判明致しました。
ヤバかったのですね…
列車は吹田から北方貨物線を進んで
塚本信号場から大阪駅へ向かいまして
そのまま向日町まで走りました。
この翌朝、ムコソから吹田へ走って
方転は完了となりました。
勿論翌朝も参戦致しましたので、その
成果は改めて機会を設け、更新させて
いただく予定にしております。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!