写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2540列車 「 甲120 南海電鉄8300系(8321f+8322f)の甲種輸送を狙う 夜の部 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

今日は生温い気温でございます関西。

 

ワタクシ未だお仕事が片付かず、ヒイヒイ言い

ながら作業が続きます…

 

 

さて、今回の更新は12日に近畿車輛から

出てきました南海8300系甲種輸送について

ご報告致します2回目、夜の部でございます。

 

南海へ向けての甲種輸送ではルートの関係上

JR貨の釜に事業免許が無く、入線不可の為に

吹貨タから先はJR西へ委託されております。

 

しかも牽引は宮原のDD51が充当されますので

毎回多くのファンが集まるのでございます。

 

夜の部では、そのDD51甲種輸送を牽引する

模様を狙う訳でございます。

 

が。

更に今回は、とんでも無く大きなネタとなって

おりまして、夜の撮影の方がワタクシに

とりましても本命という様相でございました。

 

それは何故かと申しますと。

 

 

2023-12-13 9869列車

DD51 1191を先頭に、梅田地下新線の急勾配に

対応すべく機次位にDD51 1109が連結された

重連での甲種輸送列車となっております。

 

釜込み10両というちょっと目にする機会の無い

長さとなりました南海8300系甲種輸送

 

しかもこの夜はDD51重連で牽引、という

大きなネタとなりました。

 

ですからワタクシもお祭り気分で参戦させて

いただきました。

 

 

2023-12-12 単9952列車

前夜祭的な位置付けでこの夜最初に撮影した

列車が、宮原支所から吹貨への牽引車送り込み

となる重単でございます。

 

こちらは前位にDD51 1109、後位にDD51 1191

となります編成で夜闇を切り裂き走り去る姿を

捉える事が出来ました。

 

尤も、撮影出来ましたものの面の釜番は、壁が

反射して白くなった事と粒子の粗さから判別が

出来ないレベルでございます。

 

これ、構図と立ち位置が悪いのでございます。

 

 

2023-12-12 単9952列車

ケツ打ちも敢行致しましたが、暗さ一入な分

ザラザラ感も増してしまいオマケな雰囲気が

強い出来映えとなりました。

 

実はこの送り込み重単、スジを10分遅く勘違い

してしまい布陣した直後に列車が来ました為に

慌てて撮影したのでございます。

 

次の機会にはこの失態を活かすべく、今回は

反省の意味も込めて掲載致しました。

 

 

2023-12-12 9869列車

DD51 1191とDD51 1109が南海8300系に連結

され、組成が終わりました列車を長時間露光で

捉えました。

 

相変わらず今回も留置線が光源より手前な為に

色出しが難しい状況でございます。

 

停止位置も架線柱が頭の横になるので煩わしく

構図を組むのに難儀致します。

 

 

2023-12-12 9869列車

列車へ寄った構図にしてもう一度狙いましたが

釜は兎も角、後ろの被牽引車両が何なのかが

判別出来ない暗さなのがいただけません。

 

8300系の留置される線がもう一本奥でしたら

マシな色出しが出来るのですが…

 

折角の長時間露光ではありますが、やはり

ここでの撮影だけで終える訳には参りません。

 

駅からのズーム流しを本命と位置付けし早々に

ここでの撮影は切り上げる事に致しました。

 

 

2023-12-12 甲120 特殊貨物検査票

ついでに窓部に貼付されました特検票を撮影。

 

葉が落ちた枯れ木が窓に映って、賑やかな様相

でございますが、票自体はちゃんと撮影出来て

おります。

 

ここでの成果で一番まともな撮影がコレという

中々に厳しい光線なのでございます。

 

 

2023-12-12 9869列車

ケツ打ちも試みましたが、光源的にド逆光な上

ゴーストまで発生してしまいました。

 

ただこのコマは南海車両とフクツーコンテナの

ツーショットを意図して撮影致しましたので

目論見自体はコレで良いかな、と納得。

 

ここまで撮影致しまして機材を片付け、ショバ

移動でございます。

 

 

2023-12-13 9869列車

日付けが変わりました駅のホームから、望遠で

吹貨タを狙ってみました。

 

架線柱が林立するのでこの構図では重連組成な

点が判らず、遠すぎて南海の車両だとも

判りませんね。

 

吹貨タの構内から撮影出来れば、綺麗に

撮れるのでしょうねぇ…

 

そんな事を考えつつ指を咥えて過ごしてますと

盟友ブログ友氏がいらっしゃいまして二人で

歓談しながら本番を待つ事に致しました。

 

列車がそろそろ来るな、という段になりまして

盟友氏が鞄からカメラを取り出されたのですが

レンズフードが氏のカメラからポロリと外れて

ホーム上をコロコロ転がります。

 

何やアンタ、生きてんのかいな!と思わせる

ジグザグな動きで転がりますレンズフード。

 

鈍い反射神経のワタクシでは捕まえられず

アワアワと見ていると、ホーム下の線路へと

すってんころりん大脱走されてしまいました。

 

で、そのすぐ後。

 

 

2023-12-13 9869列車

今回の〆。

 

一番手前の線路上には盟友氏のレンズフードが

息を潜める状況で、重連牽引の甲種輸送

仕留めておりました。

 

巻頭コマでは丁度シャッターを切るタイミング

に合わせ、対向の貨物列車が来まして前照灯

照り返しを面に受けたDD51でしたが、この

コマではそれも無くなりました。

 

 

DD51重連牽引となりますのはロンチキの他

網干訓練や米原訓練でも見られますが、甲種で

となりますと他には記憶にございません。

 

そんな珍事が梅田地下新線のおかげで、今後も

見られる様になるかもしれないと考えると

有り難い事だと思えます。

 

 

2023-12-13 9869列車

オマケ。

 

走り去る列車をケツ打ちで狙いまして、この夜

撮影せねばならないミッションは終了となって

おります。

 

8300系の背後が暗いのは貨物列車が裏被りを

しているからでしょうか。

 

13日未明には重単の返却もあったのですが

流石に爆睡してしまいワタクシは不参戦。

 

お祭り騒ぎもこれにてお開きでございます。

 

 

梅田地下新線を通る甲種輸送、今回は8両での

落成でございましたが、これ6両や4両だったら

単機牽引になるのですかねぇ?

 

普段の貨物列車でも勾配を越える為、ケツに

押桃が付くのは長編成のコンテナ列車だけです

し、短いと単機で走りますから。

 

SRCなんて自力で走ってますしね。

 

その辺りの事も今後の甲種が楽しみな一因と

なりましょう。

 

 

撮影を終え、盟友氏には駅員を呼んで来て貰い

例のマジックハンドでレンズフードを無事回収

致しまして、ようやく我々も撤収となります。

 

巻頭コマや〆コマで画像の右下に写る柵が

ガラガラと開いて容易にマジックハンドが使用

出来る場面、驚きました。

 

そこ開くんや!?と。

 

でも回収場面を動画撮影しようとしたら、駅員

から撮影は止めてください、と言われてしまい

残念ながら回収の模様はワタクシと盟友氏の

記憶に残るのみでございます。

 

 

という事でこの夜は帰宅しますと午前1時を

過ぎておりまして、翌朝は4時起き。

 

寝不足で朝練に参戦した後の事、前日に休んだ

お仕事も合わせて超多忙となり欠伸が絶えない

一日を過ごす羽目になりました…

 

ですから南海甲種は吹貨から先も、日中に

走って欲しいとつくづく思うのでございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!