この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
とうとう近畿も梅雨入りをしたのだそうで、空模様は
昨日と打って変わり愚図ついております。
明日の撮影は雨の中での参戦となりそうでございます。
さて、今回の更新は昨夜実施されました保線機械の
甲種輸送を撮影しておりますご報告となります。
3月に年度が替わる甲種輸送シーンですが、今年度は
早くも3件目となりますJR西のMTT甲種。
毎度ながら安治川口を発するスジでございまして
今回は行き先が天王寺となっておりました。
事業免許が無いJR貨物では牽引が出来ませんので、
JR西に業務委託をしております。
牽引するという事で、今回も日付が変わって遅くまで
撮影する事となりました。
前回に引き続き鮫の登板となりました。
前回の3月下旬に実施されました西明石行きの
甲種輸送では、随分と撮影者が少なくてご一緒した
関東から来られたバリ鉄の方と首を傾げて
いたのですが、今回はそこそこ盛況でございます。
引いた構図でもう一度。
夜の繁華街を颯爽と駆け抜けますのは
特殊な貨物列車でございます。
鉄軌道上を走るものの、車籍が無い為に
他の鉄道車両とは区別されます保線機械。
運行時には信号を閉塞して作業に当たる為、他の
鉄道車両と一緒に走る機会の無い、真の意味での
縁の下の力持ちな存在なのでございます。
バックショットはブレてしまいました…
保線機械が鉄道車両に牽引されて線路上を
走る姿はオイソレとは見られない、レアなシーン
なのでございます。
と、ワタクシ一人、マニアックな貨物ネタに
興奮しておりました。
実は今回もここでの撮影前には安治川口へ向かい
出発前の列車を撮影しようと目論みました。
何気に安治川口までの電車賃って結構するので
こんな時でもないと行かないのでございます。
安治川口駅に着きますと、見慣れないザリガニが2匹
連なって停まっておりました。
どうやらここで入替え作業に活躍するHD300が
所属先の岡山へ戻る為に、交代要員として現れた
車輌と一緒に留置されている様子。
そのおかげでマルタイの姿はほとんど見えず
矢印の下辺りにチラッと黄色い姿が
見受けられる程度でございました。
吹田貨物ターミナルへ到着するこの夜の
2072レには、全検上がりのピッカピカな車体を
輝かせた白桃が連結されておりました。
牽引機はEF210-103、次位無動にEF210-113が付く
お得な撮影となりました練習レ。
ここへは鮫の部を終えて次の部に参戦すべく
やって参りました。
安治川口からここまでは、毎回マルタイ甲種で
お会いします関東からいらした貨物バリ鉄さんと
歓談しながらの道中でしたが
ここからはピンでの鉄活でございます。
世闇を切り裂く赤い車体、DD51が単機で
やって参りました。
元画像が小さいのでトリミングをかまして
見栄え良くしておりますがご了承ください。
見ておりますとこのDD51、吹貨西にてホイッスルを
鳴らしてゆっくりと動いている様子。
どうやらこの後の甲種輸送は
この釜が担当する様でございます。
いよいよ日付が変わり、本番の時間が
やって参りました。
先日の配9321レでは凸の走行シーンを止められず
苦い思いをしたのですが、果たして今回は!?
マルタイ御一行さま。
ダミープラグが起動した際のシンジ君ばりに
止まれ止まれ止まれ止まれぇっ!と心中で叫びつつ
シャッターを切りました所、辛うじて納得のいく
撮影をする事が出来ました。
今回の〆。
先頭部の側窓に特検票が貼付されていますのが
いかにも甲種輸送っぽいマルタイの後ろ姿。
凸に牽かれて天王寺を目指します。
今後は草木も眠る深夜帯にその姿を軌道上へ現して
タイ・タンパーを活かしたレールの矯正等に
活躍するのでございましょう。
こうして撮影しておりますと、車両だけでなく
MTTやBRなどの保線機械にも興味が出てきてしまいます…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!