写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2590列車 「 甲113 都営地下鉄12-600形(12-891f)の甲種輸送を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

恵方巻きは食べ始めてから食べ終えるまでの間

一言も口を利いてはならない、と言われます

事はご存知でしょうか。

 

我が家では、一番早く食べ終えた者が他の者を

笑かして口を利かせようとする悪どい悪戯の

恵方巻きチャレンジが今年も開催されました。

 

一年でこの日だけは賑やかで暖かな団欒の場が

シュールかつ殺伐とした食卓となります。

 

毎年、ワタクシが最も早く食べ終えていたので

ございますが、何故か今年はワタクシの分だけ

恵方巻きがやたらと長くされておりました。

 

その結果、娘に勝利を譲る事となりまして

更には娘から笑かされる羽目になりました。

 

確かにレギュレーションは決めていなかった為

ルール違反とは申せず、悔しい敗北と共に

無病息災の願いも打ち砕かれてしまいました。

 

残念無念でございます…

 

 

さて、今回の更新は川車から新製出場しました

都営地下鉄甲種輸送につきまして、ご報告を

させていただきます。

 

この日はお天気が曖昧な気分で、時折陽射しが

射し込んではくれるのですが、恥ずかしがりな

太陽は雲のベールに引っ込んでおりました。

 

本番になって急に陽が照る懸念を考えますと

安易に曇りショバへ布陣するのも恐ろしい為に

無難な撮影地に向かいます。

 

 

2024-02-02 9866列車

EF65 2097が牽引する都営12-600形、川車で

新製されます最終増備の編成が本牧へ向けて

関西を旅立つ場面でございます。

 

長らく川車にて新製されてきた12-600形です

が、今回の落成にて一段落なのだとか。

 

次の増備では他社製造に切り替わるという様な

噂も耳に致します。

 

 

2024-02-02 5070列車

待ち時間に撮影しましたEF210-352の牽きます

定期貨物列車でございます。

 

振り返りますと、2018年に12-691編成が川重

にて落成した折には、この5070レの牽引は

鮫が担っていたのでございました。

 

今じゃ押桃の天下でございますね。

 

次年度にはホンマに押桃の天下となりそうで

恐ろしい事でございます。

 

撮影ではシャッターが切れない不具合に遭い

リカバリを試みたのでございますがスカートに

異物混入みたいな残念仕上げとなりました。

 

悔しいです…

 

万難を排する為、お次の新快速で練習を続けて

本番ではミスの無い様に努めねば。

 

 

2024-02-02 223系V6編成ほか12両

12両までならギリ編成が収まる立ち位置でして

練習電は無事に撮影する事が出来ました。

 

が、串パン。

 

甲種の牽引を担うPFとはパンタの位置が異なる

ので、この切り位置でも大丈夫ではありますが

万が一の不具合に備えて切り位置変更も視野に

入れねば…

 

リカバリして5070レみたいになるのも嫌です

から、ここは慎重を期す事と致します。

 

幸い、太陽はその影響を控えめにしております

から架線梁の影落ちは考慮せずに構図が組める

かな、と思いまして構図を変更する事に。

 

 

2024-02-02 9866列車

本番、遠目に見えたPFの頭をご挨拶がてら。

 

左手のホームにお一人撮影者の姿も見えます。

 

毎度の事でございますが、あの立ち位置からの

撮影だと一体どの様な成果となるのか気になる

所でございます。

 

ここからすぐにレンズを引きまして、本命の

コマを狙いました。

 

 

2024-02-02 9866列車

今回の〆。

 

下膨れたお顔や側面窓間の特徴的なピンク色が

伺えます都営12-600形でございます。

 

狭小車両ゆえに腰部から上が斜めに切り上がる

車体形状が、リニア駆動地下鉄の矜持とも

申せましょう。

 

下部の機器類がレールから随分と離れた位置に

なっている為、腰高い感が強い輸送時の姿も

また特徴の一つでございますね。

 

 

2024-02-02 9866列車

オマケ。

 

無理矢理でございますがケツ打ちも致しまして

12-600形の後ろ姿も狙いました。

 

前面窓部はフィルムでの養生が為されています

お顔ですが、日車や近車みたいな全体を覆う

養生では無い為そのフォルムはハッキリと判る

点が有り難い事でございます。

 

この様に車両のお顔が見える状態だと撮影する

意欲も高まりますが、逆に全く見えない様な

養生もまた輸送中にしか見られないのですから

価値は同じなのかも知れません。

 

 

川車での増備が始まり早6年。

 

12-600形の増備中に社名が川重から変更され

関西からは国鉄近郊形が無くなり、国宝機とも

呼ばれたニーナさままで居なくなりました。

 

時の移ろいに流されます我々ではございますが

変わらず落成、輸送されます新製車両たちを

記録する楽しみだけは今後とも続けたい所で

ございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!