この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
という話が流れておりまして、界隈は野田線
向けの80000系なのか、大師線向け新形式の方
なのか、噂話に花が咲く様相でございます。
東京メトロ13000系からのご縁により70000系
の納品で実績が出来ました東武鉄道との取引。
当然ながらワタクシと致しましては、話が真実
であれば施行されます甲種輸送が楽しみとなる
次第でございます。
少し先の話になりますが、伊予鉄の新製車両は
船便なのか甲種輸送になるのか。
近車での落成案件としましては寧ろ、そちらが
気掛かりだったり致します。
なったりすれば個人的には熱く燃える
話なのですけれどねぇ。
さて、今回の更新は26日に近畿車輛にて落成し
東京メトロ2000系につきましてご報告させて
いただきます。
東京メトロ2000系は丸の内線で活躍する現行
車両02系を置き換える目的で2018年に最初の
編成が日本車輌にて落成、搬入されました。
以降第32編成までは日車にて、第33編成から
近畿車輛での製造となりました。
途中、第39〜42編成の4本が飛ばされる形で
第52編成まで製造された後、カウントダウン
するかの様に42編成→39編成の順で
落成しております。
そしてこの日、ついに最後の編成となります
第39編成が輸送されたのでございます。
撮影すべく向かいましたのは久々に布陣する
裏調子、早速関空からの上り特急となります
列車がやって来ました。
特急はるかに使用されます281系は現在1編成が
ラッピングを解除され、白無垢姿になりますが
それ以外は依然としてハローキティが描かれて
おります。
後方の3両は近年に増備された271系でして
こちらもまたラッピングが施されております。
続きましては北陸へ向かう下り特急を狙って
みました。
お天気が今一つとなっておりましたので、勝手
知ったるこのショバに来たのでございますが
実は陽が沈みかけておりますこの時間、丁度
雲が抜け始めてきたのでございます。
曇るか晴れるか微妙な状況でございましたから
聖地・調子踏切よりも裏調子の方が柔軟に対応
出来る、と踏んで此方へ布陣致しました。
照り始めた陽光に対処すべく、レンズを広角に
致しまして本番前最後の練習電を撮影、中々に
微妙な光線具合となりました。
これはこれで良い明るさの撮影となりますが
斜光線ゆえ2000系の赤色が表現し難いのが
困り所となる訳でございます。
この状況下で本番を迎えるのかな、と思って
構えておりましたら再び雲が近づいて来まして
レンズの選択に迷います。
中望遠で1スパン奥で切るか、このまま広角で
引きつけて撮影するか…悩ましく迷っていると
遠くにPFのライトが見え、レンズを替える
機会を逸してしまいました。
遠目からの一コマはご挨拶でございます。
PFが赤い電車を牽引する場面もこれでついに
見納めとなりますので、悔いの無い様にと
先ずご挨拶からスタート。
手前の畑には農家の男女が麦畑ごっこに勤しむ
姿が見て取れます。
嘘ですごめんなさい、真面目に農作業を為さる
姿でございますね。
すぐにレンズを引いて構図を組み直し、決めの
コマを狙います。
今回の〆。
となる編成の甲種輸送でございます。
丁度、列車上方に雲が途切れた晴れ間が広がり
そこに釜の頭を合わせ撮影してみました。
陽光も雲が薄く掛かる事で眩しくも暗くも無い
色出しに都合の良い塩梅となってくれまして
大変有り難い事でございました。
オマケ。
このショバはケツ打ちが困難を極めますので
無理矢理に最後尾を撮影し、オマケとして扱う
事にさせていただきます。
日車製造分は2編成しか甲種輸送の撮影に参戦
出来ませんでしたが、近車落成分は全編成の
撮影が叶いました。
月に1、2度のペースで新製されておりました
東京メトロ2000系でございますが、これにて
全52編成が出揃った事となります。
もう見る事が無いであろう、養生された前面を
見送りましてワタクシも撤収となりました。
オリンピック開催を目処に各所で行われました
車両更新に伴う新製も、粗方終わりましたから
関西から関東へ向かう新製出場の機会も次年度
以降、落ち着くのでございましょう。
件数は更に落ち込む事が予想されますが、故に
甲種輸送案件は今後も都度、丁寧に撮影して
いきたいネタであると考えております。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!