この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日も雨模様のお天気。
どうにも今月はスカッとした空の下で撮影する
機会に乏しくなっております。
偶の晴れ間に喜んで沿線へ向かうと、現着時は
ドン曇り、なんて事もしばしばですしおすし。
来週からはいよいよ桜の開花も楽しめそうな
時期へ突入致しますから、雨はお湿り程度に
して貰い燦々と降り注ぐ陽光を期待致します。
さて、今回の更新は貴重な12系客車、それも
滅多と見られない2両の回送を狙いました
ご報告とさせていただきます。
京鉄博の屋外展示部分に用意された、SLの動態
保存機による遊覧列車スチーム号。
この日はそのスチーム号へ特別に12系客車が
充当されるという事で、宮原から2両の12系が
京鉄博へ向かいました。
全検明けから暫く経ちますが未だ綺麗な車体を
保つEF65 1128の牽引で、オハ12-345と
最後尾にスハフ12-129を繋いだ回送列車が
聖地・調子踏切を通過致します。
どうせなら両端スハフが良かったなぁ、とも
思いますが、2両で本線を走る12系、なんて姿
自体もまた貴重でございますから、有り難く
撮影させていただきました。
長編成となりますフクツー便の定期貨物列車は
EF210-158の牽引で通過致します。
この様な被写体は通路側ポジションの方が映え
ますので、立ち位置を変えて撮影。
ありふれた日常となりますが、記録しておくと
後で悔しい思いをせずに済みましょう。
で、本番の方は踏切側へ立ち位置を変更して
短編成に合わせた構図を組みます。
踏切が鳴り、先に対向の普電とサンダバが抜け
被られる懸念の無くなった調子踏切へ、悠々と
回送列車が近づいて来る場面を挨拶ショット。
踏切の接近列車を現示する矢印が上下両方とも
点灯した時は背筋に冷たいモノを感じましたが
幸いにも対向列車は2本とも先に通過まして
安堵致しました。
心臓に悪い場面でございます。
ここからすぐさまレンズを引き、本命構図へと
組み替えます。
今回の〆。
巻頭コマの一つ前、ここで決めたかったのが
こちらのコマとなります。
国鉄特急色を纏うPFとピッタリ似合いますのが
今では12系客車だけ、となってしまいました。
僅か2両だけとは申しましても、貴重な客レを
仕留める事が叶いまして大変有り難い一幕。
ですが気を抜かずに撮影後は踏み台を飛び降り
踏切の側へ駆け寄ります。
オマケ。
青い車体に赤い頬が可愛らしいスハフを拝む
恒例のケツ打ちパンパンを持ちまして、やっと
一連の撮影が、終了となります。
ご一緒しましたお仲間の皆様へご挨拶をして
ワタクシはこれからお仕事へ。
メランコリーな気分を現したかの様な曇り空の
下、職場へと戻ります…
京鉄博への特別展示もアナウンスされます
西日本最後の12系客車。
その去就がここへ来て、俄かに注目を集める
事態となっております。
末長く活躍して貰いたい所でございます…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!