この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
予報通りに土砂降りとなりました本日、関西は
デゴイチ試運転一色となりました。
ワタクシも参戦したかったのですが…水曜は
言わずもがなの激務でございまして、泣く泣く
お仕事に邁進致しました。
チョイ鉄で小ネタのみ仕込みましたが。
伴走車として連結される、スハフ12-129の
送り込み回送を狙ったご報告でございます。
この日もやはり雨でございまして、光線を気に
せず布陣が出来るのですが、傘を挿して撮影を
したかったのでお馴染みの聖地・調子踏切へと
向かう選択と致しました。
現地では撮影までの僅かな時間でしたが親しい
お仲間の皆様とお会いしまして、歓談の幸せに
浸る事が出来ました。
お会いした皆様、ありがとうございます。
勿論、直前までには構図を決めて露出も設定し
練習電で確認致します。
暗く厳しい露出でして、背後のお山も雨霧に
霞んで稜線が見え難い状況の中を225系普電が
走り去ります。
ちょいと想定よりも暗かった事が判りました為
設定を弄って次の本番へ備えます。
EF65 1132の牽引でやって来ました回送列車。
先ずは望遠で遠目から、ご挨拶がてらに一コマ
抜かせていただきました。
雨脚が強く、露出をあまり上げてしまうと写真
全体が白っぽ番長になりますので、ここは多少
暗くとも我慢でございます。
決めのコマとなります。
挨拶を済ませた後は慌ただしくも焦らず構図を
再構築致しまして、本命となりますコマを
仕留めました。
挨拶ショットを手前に引きつけた結果、決めの
コマへと構図を組み直す余裕が短くなりまして
本命の撮影はこれ一コマのみに。
もっとゆっくりと、60kmくらいの速度で来る
と思いきや予想外にかっ飛ばして通過しており
慌ててしまいました。
まるで
客車時代の急行ちくまみたいでございます。
大阪へ向かう急行ちくまも客車時代はよく山崎
界隈で撮影致しましたが、ラッシュの少し前に
大阪へ着くダイヤでしたからか随分と飛ばして
来る印象がございました。
あの様な客レが当たり前に走る時代が懐かしい
と、つい懐古してしまいます12系客車の姿。
今回の〆。
実はこのケツ打ちが個人的に撮りたいコマで
ございました。
釜+スハフ、という僅か1両のみの客レ。
しかもケツはスハフのお顔が拝めますので
面白い絵になりました。
急行ちくまは急行だいせんと同じく、当時は
ハネ(寝台)14系+ハザ(座席)12系の混成でして
12系のケツにもテールマークが掲出されていた
事を思い出します。
ちくまはその後、客レから383系へ置き換わり
規制緩和による夜行バスの極端な増加による
煽りもあって消えてしまいました。
今では団臨にのみ存在意義を見出される12系も
経年劣化には勝てず、その役目を終えるのでは
ないか?という噂も聞こえる今日この頃。
貴重となりました12系のお顔を拝謁致しまして
撮影を終えております。
名物となります逆機運転が実施されずに推進で
走った様でございます。
確かに営業運転時に行わない逆機での走行は
実施する意味が乏しいとは思いますが…
何だか残念な気分でございます。
今後の試運転でも逆機運転は実施されなくなる
のでしょうか、その辺りも気になります。
ここでの撮影でご一緒したお仲間の方と、後日
某所で開催される貸切イベントへ参加の話と
なりました。
イベントの主催はワタクシが調子踏切へ出入り
する様になった頃にはまだ小学生だったS氏。
貨物◯ゃんねるがみたくてワタクシにスマホを
貸せ、と迫って来た事を昨日の事みたいに
思い出します。
なんやコイツ!?と当時は思ったもんですが
今では我々よりもバリバリと鉄活する大人に
なってしまいました。
受け応えもしっかりしていて感心致します。
ワタクシの中ではまだまだ小さな電車小僧の
イメージでございましたが、随分と成長されて
嬉しく思います。
親御さんも頼もしい事でございましょう。
果たして、彼の貸切イベントは成功するのか。
近所のオッサン的な気分で彼の頑張りを
温かく見守りたいと思います。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!