この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
さて、今回の更新は先週の祝日にふらりと撮影へ
向かいました能勢電鉄でのご報告となります。
阪急での撮影でフルマルーンを撮影し、些か
欲求不満を感じまして、解消する為の能勢電紀行、
今回の狙いはかつて阪急の神宝線で2000系として
活躍しておりました1700系でございます。
年々廃車の続く1700系、今では4本しか残らない
30年選手でございますが、能勢電に来る前の
2000系時代と併せますと50年、十分に古豪と
名乗れる車両でございます。
この編成は現在、車内に風鈴を飾り付けて涼を
感じさせてくれる企画、風鈴電車として運行され
時勢柄でしょう、疫病退散の文字とあまびえの
姿が描かれたマークを掲出しております。
現着時のファーストショットがコチラ。
のせでん最新の7200系でございまして、この
構図は川西能勢口へ向かう列車を狙えます。
前面ドーンと据える構図にしてみたのですが
余り好みでは無い絵面でしたので
このコマ以降はもっと引いて撮影しております。
のせでん最大派閥を形成します5100系、
フルマルーンですが前面窓下のライトが
やはり気になってしまいます。
ライトがオデコにあるスッキリとした
顔だちを求める身には少々の不満が…
ワタクシも大概な贅沢者でございますね。
またしても最新の7200系が。
2本しかない7200系、こちらはトップナンバーの
編成でございます。
お顔がドーンと来ます構図よりも、此方の方が
好みでございますので、以降は多用しております。
丁度カーブに差し掛かる、首カックンな構図で
カントのおかげで先頭車が傾くのが尚ヨシでした。
で、ようやく冒頭のあまびえマークの付く
1700系がお出ましとなります。
もともとは8編成程がのせでんへ導入されて
活躍しておりました1700系ですが、経年劣化には
勝てず、と申しますか恐らく構成部品の調達にも
難を来す状況なのでしょう、廃車が進んでおります。
鉄道車両も工業製品なのですから、構成する
機器類の部品が製造中止になれば機器が治せず
廃車となるのは仕方が無い事でございましょう。
EF66-100もそうした部材調達費用の関係で廃車が
進むそうでございます。
ランニングコストが釜を新製調達するよりも
嵩むのは、政府の補助金制度も利用する事で
調達費を抑えているからなのでしょうけど。
今回の〆。
表題の一つ前のコマでございます。
この手の古株車両は停車中に聞こえる
コンプレッサー音などが大きく独特で
郷愁を誘われるのでございます。
電車の音に郷愁を感じるのもまた、
マニアならではなのでしょうけれど。
ホームに流れる列車接近や発車時のメロディ、
車内放送の際のジングルなどからモーターや
ブロアの音、更にはレールを刻むジョイント音と
鉄道を構成する音は多岐に渡ります。
こうした音の数々に耳を浸すのも、鉄活の
楽しみだなぁ、と改めて感じた次第でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!