この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
ここ何年も鉄道輸送シーンを眺めておりますと、年に
1、2度は関西でも特大貨物輸送が実施されまして
その都度、大物車を撮影すべく沿線が賑わいます。
特大貨物輸送は他の貨物と同様、荷が無ければ
運転される事はございません。
空荷の状態で回送されますシキは、検査入場などでも
目撃されますケースは有りますが積載状態のシキは
滅多と見られるものではない列車なのでございます。
そんな特大貨物輸送がここ数年、関西で頻繁に
運転されております。
察しますに、変電所に於けます変圧器の
交換時期が重なっての事なのでございましょう。
この変圧器も一度交換しますと数十年は
そのままとなりますので、特大貨物輸送とは
狙えるその時に撮影せねば次の機会を逸してしまう
貴重な存在なのでございます。
さて、今回の更新は上記のような理由から
夜な夜な撮影に出向いて参りました
変圧器輸送の撮影報告となっております。
DE10 1561に牽引されまして吹貨東へ停車する
特大貨物輸送列車を捉えました。
立ち位置の関係から、デーテンのキャブに
パンタグラフが生えている様に見える面白写真と
なってしまいましたが、背後に停車するEF510の
パンタの所為でございます。
また、レンズによるものと思われますが
デーテンの足元にはフレアが出てしまい
夜間撮影の難しさを感じさせられます。
吹田貨物ターミナルを発車します
最も手前の線路となります【本線を走る為に
構図が鋭角的になり、光源から逆光となる
厳しい構図でございます。
取り敢えずお遊びで撮影してみたのでございます。
現着時に停車していた54レが出発し、次に
待避線に停車する桃太郎牽引の貨物を
練習レとして撮影してみます。
ここまでは低速SSを手持ち撮影にてチャレンジして
お遊び的に狙っておりました。
どうにも足場が悪く、お借りした三脚を
安定させるのに難儀していたのでございます。
54レの写真で右下に見えます前の方の様に
クランプで固定、も一つの手でございますね。
定刻となり、表題の列車が停止位置へ
完全に停車したのを確認して撮影開始となります。
ただ、雨上がりで湿度が高くレンズの表面に
水滴が付着している様で、不必要に灯りが膨張し
思ったように撮影が出来ません。
これはアカン、という事でレンズを交換しまして
再度構図を組み直し、撮影を再開致します。
表題同様にデーテンのスノープラウには
フレアが出てしまうのですが、先ほどの様な
光源の膨張は見られませんので
まだマシかと判断致しました。
今回の特大貨物列車は兵庫県の西浜にございます
三菱重工の工場から、変圧器を積載して大タまで
輸送を担う列車として設定されております。
キノコの様な、食パンの様な容器が
シキ1000形に積載されまして、ラッシングベルトで
固定されます変圧器輸送を望遠で捉えます。
日常的に見られる存在ではない荷ですので
もう少しじっくりと撮影するのも
面白いかもしれません。
今回の〆。
表題と変わり映えのしないショットで
申し訳ないのですが、主役のシキとデーテンの
編成構図は何枚か撮影しておりまして。
この後、恒例となりますカモレブロックにより
列車の撮影会は終了となりました。
貨物駅でございますので、夜間に走ります
貨物列車が9170レを遮る様に停車して
撮影出来なくなりますのは仕方がございません。
撮影を終えましたワタクシ、この夜に
ご参集いただいた6名の皆様と24hのお店で
打ち上げを実施しまして、親交を深めつつ
お腹を満たしたのでございます。
ご一緒致しました皆様、夜中にもかかわらず
楽しいひと時を過ごさせていただき、感謝を
申し上げます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!