写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1412列車 「 サロンカーなにわの団臨、城崎温泉開湯1300年記念列車を狙う その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



よい陽射しの午後、本日は一ネタのみ鉄活を

楽しませていただきました。


向かいました撮影地では普段から

良くして下さるお仲間の皆様とご一緒出来

楽しい時間を過ごす事が出来ました。


感謝の一言に尽きる鉄活でございます。



さて、今回の更新はそんな本日の

撮影報告…は後日に回し、8日の撮影から

大サロの回送復路につきましてのご報告を

ようやくの更新となります。 

 

回送往路は前回、第1408列車記事でお伝えの

通りでございますが、撮影後も留まり香住で

機回しを終えた列車が約3時間後に戻る所も

撮影しておりました。


自宅を出発した際にはドン曇り、道中は霧が

濃く立ち込めて小雨、現地もやはり曇りで

晴れ予報は?とスマホに問い詰めたくなる

空模様でございます。


そんな有り様でございます午前は、空模様と

同様に鬱屈した気分になっていたのですが

お昼頃から時折り晴れ間が撮影地を照らし

気分がそこはかとなく高揚して参りました。


空には規模のデカい千切れ雲が流れ、陽が

射したり陰ったりを繰り返しておりました。



撮影地には往路通過後にも続々と人が集まり

目算で200人近い人だかりが形成。


そんな状況で5分前になって警察官が現場に

現れたのでございます。


狭い撮影地の道沿いに十重二十重とひしめく

撮影者たちからしますと、通行を妨げるから

移動、脚立や三脚は撤去せよと言われ兼ねず

一同顔から血の気が失せる気分となります。


が、幸いにも警官は一人だけ。


今から所轄へ応援を呼んでも我々は撤収した

後になりますから撮影に支障無しと判り

安堵致しました。


実際、警官も取り締まったりせずに

遠巻きに眺めているだけでしたから。



そんな肝を冷やす出来事の直後、

丁度、雲の切れ間に差し掛かっている間に

復路の列車でしょう、踏切が鳴り始めます。


今!今来たら大勝利よ!大サロ早く来てー!

なんて声まで聞こえて来る中で、DD51

ヘッドライトが見えて参りました。


 

f:id:kyouhisiho2008:20201111222915j:plain

2020-11-08 回9514列車

これぞ、大勝利でございます。


細かい注文をつけ出すと、例えば大サロが

フル編成じゃないとか、紅葉が乏しいなど

挙げられるのですが、この日この時出せる

最高の成果が出せたという事でございます。

 

列車の通過時には誰とも無しに歓声が上がり

拍手喝采となりました。


ワタクシも思わず

拍手をした一人でございます。



f:id:kyouhisiho2008:20201111223059j:plain

2020-11-08 回9514列車

表題の一つ前のコマでございます。


キャブ串、と申しますDD51の運転区画に

背後の電柱が刺さった様な構図でしたので

次点落ちしております。 

 

些細な事ではあるのですが、非電化区間故に

こうした構図の組み立てには、より一層

気を使うのでございます。 



f:id:kyouhisiho2008:20201111223127j:plain

2020-11-08 回9514列車

振り向いての後打ちも忘れずに。


ブタ草が繁る構図でオマケ的な意味合いしか

無い様なショットなのですが、折角なので

掲載しておきました。



この撮影の後は列車の進路と帰宅する方向が

同じなので、追っ掛け撮影をと考えました。

 

のんびりしておりますと居合わせた200名の

大移動に巻き込まれますから、そそくさと

片付けて鉄仲間の皆様へご挨拶をし、次の

目的地へと出発致しました。


幸いにも渋滞する前に出発出来ましたのと

時間に余裕がありましたので、道中で昼食を

仕入れて山陰本線の福知山手前某所へと

やって参りました。


所が。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20201111223159j:plain

2020-11-08 9712列車

2発目となりますこちらのカットはピントが

外れておりまして自爆してしまいました…


意外と到着ギリギリになってしまいまして

練習電も無く迎えた本番。


7日未明の甲種撮影でピントを

固定していたのを忘れ、そのまま撮影して

チョンボとなったのでございます…


勿体ない…



f:id:kyouhisiho2008:20201111223258j:plain

2020-11-08 9712列車

すぐに失敗に気付きピントを直して

後打ちだけは成功致しました。


やれやれ、といった顛末でございますね。



ここで気落ちしてしまっても仕方が無いので

すぐ様、車へ戻りまして更に追っ掛けを

敢行致しました。

 

ここから先のお話はその3へと続きます。


そちらも楽しみにしていただけましたら

幸いでございます。



f:id:kyouhisiho2008:20201111223327j:plain

2020-11-08 回9514列車

今回の〆。


時間を少し巻き戻し、往路回送の撮影で

ラストショットでございます。


表題をこちらにするか否かで迷いまして

ならば片方は〆にしよう、という事で

最後にもう一度美味しい一枚を据えました。


こちらはレンズを引いて青空を取り込んだ

構図でして表題よりも解放的な空気感の

写真になりました。



この撮影地、都市部からかなり離れた

静かな山あいの集落にあります小さな踏切で

普段は地元の方しか往来が無いそうで。


撮影までの合間に煙草を燻らせながら

様子を見に来られた70チョイの地元女性と

歓談しておりまして聞いたのでございます。


その女性曰く、

この場所に撮影者が小山の様に集まるのを

見て、「私こんなの初めてよ〜っ」と声を

上擦らせていらっしゃいました。

 


残念。


あと20年ほど女性が若ければ、ワタクシその

セリフだけでムクムクになりましたものを。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!