写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1661列車 「 キハ120-205の後藤入場配給を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



警察やお役所のお仕事ですと、法や

条例に則した対応をせねば不公平が

生じてしまいます。


市民が抱える不平不満は、選挙にて

現行の制度を変革する候補者へ投票を

するしか解消する術はございません。


しかしながら、趣味の世界において

杓子定規な思考を持ち込む事は、時に

トラブルの種ともなり兼ねません。


柔軟な思考と臨機応変な姿勢こそが

周囲と上手く繋がり、トラブルをも

回避せしめる秘訣ではないか、と

そんな風に考えております。



さて、今回の更新は越美北線

活躍するキハ120形の200番台が

後藤へ入場するとの事で

撮影致しましたご報告となります。


13日午前中に、EF81の牽引でミハソへ

やって来ましたキハ120。


お仕事の都合がつけられず、そちらは

不参戦となってしまいましたので

凸が牽くこの夜の部は撮影せねば、と

陽が落ちてから駅へ向かいました。

 

今回のキハ120は、JR西が最初に

製造致しました気動車となりまして

普通鋼の車体が特徴となります。


キハ120形と申しますと輝くボディの

ステンレス車体がイメージされますが

初期製造となります200番台だけは

異なるレア車となります。


200番台は越美北線を走る敦賀所属と

木次線を走る木次所属の2ヶ所のみで

見られる為、配給として関西を走る

敦賀車を目にする機会も貴重です。


製造当初は地域色をそれぞれが

まとう姿で活躍しておりましたが、

近年はリニューアルに伴い一様に

タラコ化されてしまいました。


そんな訳で、凸が牽くタラコキハを

狙うべく駅へと向かったので

ございます。



f:id:kyouhisiho2008:20210718211734j:plain

2021-07-14 配9321列車

DD51 1192がタラコ化したキハ120を

牽引してやって参りましたこの夜の

配給列車。 


神戸地域のトラブルが影響した様で

僅かながら遅延しつつ入線致します。 


ここでは退避の為に停車致しますので

列車が停まったら前へ向かいまして

長時間露光でも撮影致しました。



f:id:kyouhisiho2008:20210718211814j:plain

2021-07-14 配9321列車

光源の乏しい駅先に止まる為、面が

暗くなりますのが難点でございます。


一応は釜番が読める程度の露出を

得つつ、タラコの色が飛ばない様にも

気をつけて撮影致しました。


ボンネットから架線柱が生える構図は

どうしようもございません。


点字ブロックよりも線路側へ出て

構図を組むのは危険ですし、あまり

後ろへ下がると車両がホームに掛かり

撮影出来なくなりますから…


妥協でございます。



f:id:kyouhisiho2008:20210718211837j:plain

2021-07-14 配9321列車

停車時間が長いので、後方からの

撮影も楽しむ事が出来ます。


ただ、キハ120のライトケースには

ウチの子らも好きなファストフードの

ネオンが反射して赤く光ります。


これも立ち位置が変わると反射位置が

ズレますので、上手くライト部に

合わせられて良かったのかも

知れません。


貫通扉の真ん中にボヤンとmマークが

浮かぶ撮影だとカッコ悪いですし…



f:id:kyouhisiho2008:20210718211919j:plain

2021-07-14 配9321列車

巻頭から引いた構図でもう一度。


こちらはちょっちおブレ様となります

出来映えでしたので、オマケ的に掲載

させていただきました。


ぶっちゃけ水増し要員なんですが。


駅先での長時間露光が出来るのに、

何故わざわざ入線シーンも撮影を

したのかと申しますと…


ご覧いただきます様に入線時は駅前の

ネオンが面を照らしてくれます為に

凸のお顔が表情豊かになるので

ございます。



f:id:kyouhisiho2008:20210718211944j:plain

2021-07-14 配9321列車

今回の〆。


長時間露光の場合はどうしても面が

暗く沈みますから、凸の面が見映えを

致します入線時の撮影が優先かと考え

布陣していたのでございました。


ですが入線時の撮影はISOアゲアゲな

撮影ですので、クリアな編成撮影を

長時間露光で確保したいとも思う所で

ございました。



撮影後、撤収しようとしましたら

数名の鉄さんが手持ちで撮影しようと

されていらっしゃいました。


もし良ければ私の三脚、使います?と

お声掛けさせていただき、良い写真を

共有する事が出来ましたのは

ワタクシも嬉しく思います。


ただ、お声掛けした最初の方が

ホームで三脚使うなよ、とボソボソと

呟きながら立ち去ったのには流石に

閉口致しました。


混み合うホーム上で、他の利用客に

妨げとなる場合や、明確に利用を

禁じる案内があるならば兎も角。


俺様ルールで勝手に三脚使用を

禁止扱いする輩には初めて

遭遇致しました。


この駅、ホームは極めて狭い作りに

なっているのですが、三脚使用は

流石に他者の阻害とならない柱の角と

乗客の居ない駅先だけでございます。


無論、注意喚起のアナウンスなども

一切無い、平和な撮影でございます。


にも関わらず杓子定規に禁止だの

アホだのと文句を垂れられれば、それ

イチャモンか?あぁん?と、温和な

ワタクシでさえカチンと来ます。


親切心で声を掛けられた相手に対して

後ろ足で砂をかける様な物言い。


ワタクシがまだ30代くらいであれば

腹を立てて手足を使った問答を始める

所なのでございますが。


ここで喧嘩を買い取りますと、後々

面倒な事態になる事は確かですので

相手の相貌だけはしっかり記憶して

気持ちを鎮めておきました。



ムカムカしたままで過ごすのも嫌な

ものでございますので、改札を出て

駅前のお店でたこ焼きやらの粉モンを

購入し、夕飯に充てました。


で、うまうまと食べている最中に

友人から連絡が入り、慌てて大阪方へ

車を走らせたのでございます。


クモヤ×3が動いた!との

報せでございます。


結果は昨夜のご報告にあります通り

目の前を通過されてしまい、失意の

帰宅となってしまいました。


偶にはこんな夜もございましょう。


久々に食べました粉モンが美味かった

事で、嫌な出来事はトイレに流して

明日を気持ち良く迎えたい、そう思う

夜でございました。



それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!