この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
長良川鉄道が導入する新形式車両が
キハ28/58を意識した塗装と外観で
ある旨が発表されました。
具体的にはキハ何系ではなく、国鉄を
想起させる昭和のカラーリングだと
いう事なのですが、それにしては
前面デザインが新トラDCのまんま…
最も力を入れるべき正面デザインに
手を抜く所が、片手落ちの様に感じ
ワタクシの撮りたい欲求は残念ながら
高まりませんでした。
ひょとして実物を見れば、案外
イイ感じに思うのかも知れませんが。
ある程度金回りに余裕のある年齢層を
取り込もうという趣旨は判ります。
ただし、やるなら徹底的でないと
マニアの肥えた目を満足させる事は
難しいと申せましょう。
中途半端な新車を導入する長良川より
本物を導入する北条鉄道の方がよほど
魅力的に写っております。
さて、今回の更新は国鉄時代から
活躍する本物の12系客車を撮影して
おりましたご報告となります。
10/5までの期間、京鉄博で
SLスチーム号の客車として出張して
おりました12系客車2両。
湖北を走るSL北びわこ号を再現する
設えでC56が牽引するプログラムが
実施されておりました。
そんな12系2両がこの日、出張業務を
終えまして所属先の宮原支所へと
戻る為、本線を走行するという話を
教えて頂きました。
ならば、という事でカメラ片手に
沿線に立ちまして、ファインダーを
覗き込んで列車を捉えました。
EF65 1133の牽引で京都を後にします
12系2両のミニ編成でございます。
客車の送込みはこちらの記事でお伝え
しております様に、3両で実施され
内1両は一足先に戻っております。
残った2両がスチーム号の客車として
活躍し、この程回送される事と
なったのでございます。
待機している間の練習電と申しますか
暇つぶし撮影と申しますか。
車庫からから出区しまして、回送線を
京都へ向けて進みますシーン。
巻頭コマから電柱2本分ほど歩き
この構図を組んでおります。
この立ち位置でございますと
振返っての後打ちも含めて都合よく
撮影が出来ます。
先頭を撮影後、クルッと振り向いての
バックショットでございます。
本番となる12系の回送は、この向きに
やって来ますので、ここで撮影すると
前後共に狙えるのでございます。
ただ、この構図でしたら先頭車両に
信号ボックス?でしょうか、突き出た
障害物が掛かってしまいます。
また、2両目が架線柱の餌食となる為
やはり巻頭コマの立ち位置が良いと
判断致しました。
前も後ろも美しくスッキリ狙えれば
文句はないのでございますが、この辺
ではそれが難しいのでございます。
巻頭コマから引いた構図でもう一度。
ワタクシ的にはこちらのコマが本命で
巻頭コマは保険的な意味で先打ちした
カットに当たります。
列車が大きく写っているので
押し出しのよいコマ、という事で今回
巻頭に据えてみましたが。
オマケ。
正面カットに拘って捨てました
後打ちは、オマケ程度にこんなコマで
撮影しておりました。
スチーム号で運行中、掲出されました
テールの北びわこマークもそのままに
宮原へと戻る12系。
一瞬だけ見えたそのマークを辛うじて
捉える事が出来ました。
マイテ49、大サロの特別展示と今回の
12系で関西の客車は全て京鉄博へ
出張した事となります。
まだ来ていない客車は山口の35系。
是非とも関西へ、展示しに回送されて
欲しい所でございます。
本物が残ります数も僅かな客車たち。
末永く、その存在を残して欲しいと
願う次第でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!