この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
緑やくもの復刻が発表されましたが、個人的に
気になるのは下関の115系が瀬戸内色になる方
でございます。
学生時代から好きな色合いで、当時は広島で
セノハチと絡めたりしてよく撮影致しました。
復刻編成は片側2扉の115系らしくない見た目が
引っ掛かりますが、あれもまた広島らしい車体
でございます。
贅沢な事は申さずにただ無心で撮影したい、と
思わせてくれる被写体の誕生を、今はひたすら
待ちたい所でございます。
さて、今回の更新は関西チキ工臨におけます
女王の様な位置付けの、DD51プッシュプルで
いただきます。
レールを卸します。
その後は関西本線を奈良方へ戻りまして
走る事となります。
この日はまだ7月。
奈良線内でも何とか撮影は可能だろうという
事で、未だ単線の区間へ出向いて参りました。
水の張った田んぼに前照灯がリフレクトします
DD51 1109の後ろ、定尺チキ2両を挟んで
仕留めておりました。
実はこのショバ、本来であれば撮り鉄が組む
構図としては些か首を傾げざるを得ない様な
ショバなのでございます。
が、練習電を撮影していてこの構図が意外と
イケそうに思えてしまいました。
朝焼け時間に通過する練習電に205系の異端車
1000番台を狙っておりました。
水が張られた田んぼに照り返すライトを見て
今まではプッシュプル編成を何の捻りもなく
撮影して参りましたが、この日はリフレクトを
意識した構図にしよう!と閃きます。
このショバでお会いした親しいお仲間の方々は
線路の反対側へ布陣され、無難な構図を組まれ
少しばかり羨ましく思います。
が、ワタクシは今回、敢えて普遍的な構図を
捨てて冒険の旅へ。
踏切が鳴り出し、木津方から2両のDD51に
挟まれた定尺チキ工臨が現れます場面をご挨拶
として先ずは一コマ。
この構図でもチラホラと撮影者のお姿が見られ
人気のほどが窺えます。
ここからレンズを引きまして、巻頭コマを撮影
したその勢いで本命コマを狙います。
本命構図のコマがこちらでございます、が。
あれ、リフレクトしない…
練習電では少ない水嵩ながらそれなりの反射を
させていた様に思ったのですが、結果はこんな
出来映えとなってしまいました。
アカンやん。
これではチキに信号箱が被ってしまった只の
残念撮影でございます。
目論見はバッサリと切り払われてしまいました
ワタクシ、このままお終いにしたのでは格好が
つかない気分でございます。
なので、車を走らせ列車を追いかける事に。
今回の〆。
京都から向日町の区間では光線がどこも悪く
真っ当な撮影は難しい状況でございます。
ですが、追っかけても京都より手前では列車に
追いつかないので、苦肉の策で布陣したのが
こちらのショバでございました。
後位のDD51 1192は太陽からのリフレクトで
車体がモノトーンに輝いております。
前位のDD51 1109は朱の車体色を出す事が
出来ただけ、まだ良かったのでしょう。
でございましたがワタクシの気負い過ぎにて
残念な結果に終わってしまいました。
こちらのショバでは親しいお仲間の先輩氏と
ご一緒させていただき、短時間ではありますが
楽しく歓談させていただきました。
先輩、ありがとうございます!
オマケ。
そう言えばまだ一度も今回はケツ打ちをしては
おりませんでした。
それを寸前で思い出しましてギリギリ間に合う
後ろ姿の撮影となりました。
この撮影ではワタクシの判断が甘く、奈良線も
追っかけも結局は思い描く絵にならず残念な
成果と成り果ててしまいました。
ただ、これに凹む事なく次なるネタへと挑む
心意気だけは持ち続けたいもんでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!