この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日は首都圏、北陸でそれぞれ大変珍しい
列車が走っておりました。
参戦したいなぁ…とは思っていたのですが何せ
月末、お仕事が大変立て込んでしまいまして
しかもちょっと遠いとあって二の足を踏んで
しまいました。
身の丈に合った鉄活をしておかねば、やがては
無理が祟って割を食う…そうも思いますので
潔く笑って見送る夜なのでございます。
さて、今回の更新は定尺チキが工臨に仕立て
られる前段階の配給列車を狙いましたご報告と
させていただきます。
関西チキ工臨では、向日町にレールセンターが
あります関係から発着は向日町となります。
ですが、レールは製鉄会社から直接向日町へ
搬入される訳ではなく、船便で大阪港へ荷揚げ
され、至近にある安治川口から臨時貨物列車で
京都貨物へ輸送されて来ます。
京都貨物からはJR西日本へ受け渡され、旅客の
配給列車として向日町へ搬入される形となる
ちょっとした小旅行なドラマが繰り広げられて
おります。
先ずは今回の主題となります、EF65 1135が
定尺チキを牽く配給列車を据えてみました。
チキにはレールが積載され、もう既に工臨と
見紛う状態でございます。
このまま向日町へ収容されまして、工臨の発日
に出発線へ移動。
担当の釜に牽かれて工臨となります。
向日町から配給で京都貨物へ、京都貨物からは
臨時貨物列車として安治川口へ向かいます。
丁度、京都貨物から安治川口へと向かう列車が
鉄橋に差し掛かりましたので、挨拶がてら
望遠を飛ばしてみました。
で、レンズを引いて構図を再構築致します。
EF210-7が充当されます臨時貨物列車。
工臨の役目を終え向日町へ戻った空チキ達を
安治川口まで引率する場面でございます。
0番台、所謂初期に製造された桃釜は既に経年
30年ほどとなります大ベテラン。
そんな岡山の桃たちがチキ牽引を担うのが今の
関西で地味に人気なネタとなっております。
世の撮り鉄さん方はあまり気にしていない模様
ですがこの組み合わせ、撮れる内に撮っておく
べきネタだと思います。
配給列車の時刻。
雲が晴れ陽が射し込む桂川橋梁を、PFの牽引で
短編成が渡り始めます。
PFの後ろには東海道新幹線が駆け抜けて行く
姿も見えます。
今回の〆。
巻頭コマから更に列車を引き付けまして決めの
コマと致しました。
8月後半はトワ釜が充当されましたこの配給も
7月ではまだ原色釜が担っておりました。
個人的にはトワ釜より原色の方が、味があって
撮影し甲斐を感じております。
オマケ。
チキの荷票を確認したら、敦賀地域鉄道部の
小浜宛となっておりました。
なるほど、このチキ達は小浜へ向かう事が判明
致しました。
ただ、荷票を見ても日時までは載っていない為
こちらへ掲載しても、問題は少なかろうと
思います。
向日町から各地へ向かうチキ工臨。
ロンチキの場合はレールセンターでの溶接が
挟まりますが、定尺チキの場合は基本的に
安治川口から向日町を経てそのまま宛先へと
送られております。
皆様の工臨撮影の一助となれば、本記事もまた
幸いでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!