写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2448列車 「 甲49 名古屋鉄道 9100系(9109f+9110f)の甲種輸送を狙う 2023・9月 日車甲種撮影遠征【速報版】 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

昨日は忙しい水曜の筈でございましたが

私用を理由に無理矢理お休みとしまして朝から

愛知県へ伺っておりました。

 

その理由が本日の更新となる訳でございます。

 

 

さて、今回の更新は日本車輌製造にて落成した

名鉄の通勤形車両、9100系の甲種輸送について

ご報告させていただきます。

 

本年度前半に相次いで落成しております4連の

9500系と2連の9100系。

 

9月に入った段階で9500系は計画予定両数を

満たしており、残るは2連の9100系2本のみと

いう状況になっておりました。

 

まだワタクシは撮影した事の無い名鉄甲種。

 

しかも最後は短編成となる9100系2本。

 

昨年は深夜スジでの運行となり、撮影自体が

厳しい所でございましたが今年度は昼スジに

戻ってくれました。

 

ですから、これは何としても参戦せねば!と

意気込みまして一路、愛知県へ走ります。

 

 

2023-09-13 日車専用線を豊川へ向かう

デッキに誘導員を乗せたDD200-4が、前後に

ヨ8000を連結した9100系を牽いて来ます。

 

列車はここ、日車専用線から豊川を経て飯田線

豊橋まで進み、更に豊橋から東海道本線

笠寺へ向かいます。

 

笠寺からは翌日に名古屋臨海鉄道甲種輸送

引き継いで名鉄へ引き渡しとなっております。

 

 

この日は予報通りに快晴となり、陽射しに心と

身体を焼かれながら列車を待っておりました。

 

定刻…はあって無い様な専用線ではありますが

予想した時刻通りに列車が近づいてくるのが

見え、撮影開始でございます。

 

所が、それまで晴れていたショバに列車到来と

同調して突然雲が掛かり始め、編成が無惨にも

曼荼羅な状態となってしまいました。

 

構図の左奥は完全に影、列車も後方は暗くなる

残念具合となりました…

 

なんて間の悪い事でしょうか。

 

ショックではありますが、悔やんだ所で仕方が

ありません。

 

まだまだお札は残っておりますから

気を取り直して次のショバへ向かいます。

 

豊川駅手前の授受線で待機する列車を撮影し

輸送番号も目視確認しまして、その足で旧の

信号場へ向かいました。

 

 

2023-09-13 9772列車

飯田線を走る甲種輸送を、名鉄との合流地点で

狙います…がまたも列車通過に合わせての

雲配給。

 

何ですか恨みでもあるんですかこの仕打ち。

 

今度は手前が暗くなるマンダーラとなりまして

愕然と致します。

 

不思議にも何故か一部の草が除去されていた

箇所を切り位置に予定していましたが、急に雲

が影を作り、そこだと既に暗い為、急遽構図を

変更して撮影となりました。

 

それでも尚、右端の暗さが気になります…

ザリガニの2エンドボンネット部が暗いのが

お判りいただけますでしょう。

 

まさかの2連続となります、列車に合わせての

雲配給に凹みつつもこの日のメインとなる

東海道本線のショバに移動致します。

 

こちらでは南中高度の高い陽のおかげで、雲も

寄り付かず安心して待機出来ました。

 

今度こそ勝利!そう心中で喝采をあげながら

迎えました本番は…

 

 

2023-09-13 9777列車

まさか…!まさかの保線作業が始まってしまい

切り位置に作業員が被るという予想外な結果に

陥ってしまいました。

 

晴れ天気、大好きな短編成、ヨが前後に付く

甲種と、条件が最高なだけに作業員の存在が

悔しくて堪りません。

 

ここまで追っ掛けて3連続の不可抗力、これは

ヤバいですね。

 

何か良くないものがワタクシの肩に憑いている

のかも知れません。

 

ビックリするほどユートピア!とかやれば

落ちるものなのでしょうか…

或いは京極堂さんに依頼せねばならんのかな。

 

気も沈んでしまうワタクシでございましたが、

まだ。

 

まだお札はあと一枚残っております。

 

列車は各所でバカ停を噛ますおかげで、何とか

もう一度追っ掛けが可能。

 

そんな訳で、この日の終着となります笠寺へと

向かいました。

 

 

2023-09-13 笠寺駅構内工事の様子

5月の赤ホキ最終甲種では、地上から構図が

組めた筈ですが…この日は整地の為に重機等が

集結していて俯瞰構図しか組めない事が判明。

 

工事が行われてここに一体何が建つのか、些か

そちらも気になります。

 

話を戻しますと、俯瞰構図だと架線が列車に

掛かってしまい、碌な構図が組めないので

ございます。

 

何とかならないものか、と脚立に乗ったり

アレやコレやと思案しましたが、無理。

 

結果…

 

 

2023-09-13 9777列車

今回の〆。

 

遠目から引き気味に撮影致しましたが、やはり

架線が掛かっているのが丸わかりとなる駄目な

成果に終わってしまいました。

 

愛知県まで来てワタクシは何がしたかったのか

という体たらくで終わりました今回の遠征。

 

ガックリと膝から崩れ落ちてしまいます。

 

雲配給、しかも一番困る編成マンダーラの刑が

2連続となり、更には保線作業との予期せぬ

コラボがあり、最後は工事に伴う構図崩壊。

 

事前の下調べ不足は勿論ですが、天気や保線の

作業は予測がつかず不運の一言で済ませるには

あまりにも残念な一日でございました。

 

 

9500系、9100系は今回の落成をもちまして

増備が終了との事でございます。

 

次に製造されますのは新形式でしょうか、その

発表に期待を繋げて記事の幕引きとさせて

いただきます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!