この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
昨日は忙しい水曜の筈でございましたが
私用を理由に無理矢理お休みとしまして朝から
愛知県へ伺っておりました。
その理由が本日の更新となる訳でございます。
さて、今回の更新は日本車輌製造にて落成した
ご報告させていただきます。
本年度前半に相次いで落成しております4連の
9500系と2連の9100系。
9月に入った段階で9500系は計画予定両数を
満たしており、残るは2連の9100系2本のみと
いう状況になっておりました。
まだワタクシは撮影した事の無い名鉄甲種。
しかも最後は短編成となる9100系2本。
昨年は深夜スジでの運行となり、撮影自体が
厳しい所でございましたが今年度は昼スジに
戻ってくれました。
ですから、これは何としても参戦せねば!と
意気込みまして一路、愛知県へ走ります。
デッキに誘導員を乗せたDD200-4が、前後に
ヨ8000を連結した9100系を牽いて来ます。
笠寺へ向かいます。
引き継いで名鉄へ引き渡しとなっております。
この日は予報通りに快晴となり、陽射しに心と
身体を焼かれながら列車を待っておりました。
定刻…はあって無い様な専用線ではありますが
予想した時刻通りに列車が近づいてくるのが
見え、撮影開始でございます。
所が、それまで晴れていたショバに列車到来と
同調して突然雲が掛かり始め、編成が無惨にも
曼荼羅な状態となってしまいました。
構図の左奥は完全に影、列車も後方は暗くなる
残念具合となりました…
なんて間の悪い事でしょうか。
ショックではありますが、悔やんだ所で仕方が
ありません。
まだまだお札は残っておりますから
気を取り直して次のショバへ向かいます。
豊川駅手前の授受線で待機する列車を撮影し
輸送番号も目視確認しまして、その足で旧の
信号場へ向かいました。
狙います…がまたも列車通過に合わせての
雲配給。
何ですか恨みでもあるんですかこの仕打ち。
今度は手前が暗くなるマンダーラとなりまして
愕然と致します。
不思議にも何故か一部の草が除去されていた
箇所を切り位置に予定していましたが、急に雲
が影を作り、そこだと既に暗い為、急遽構図を
変更して撮影となりました。
それでも尚、右端の暗さが気になります…
ザリガニの2エンドボンネット部が暗いのが
お判りいただけますでしょう。
まさかの2連続となります、列車に合わせての
雲配給に凹みつつもこの日のメインとなる
東海道本線のショバに移動致します。
こちらでは南中高度の高い陽のおかげで、雲も
寄り付かず安心して待機出来ました。
今度こそ勝利!そう心中で喝采をあげながら
迎えました本番は…
まさか…!まさかの保線作業が始まってしまい
切り位置に作業員が被るという予想外な結果に
陥ってしまいました。
晴れ天気、大好きな短編成、ヨが前後に付く
甲種と、条件が最高なだけに作業員の存在が
悔しくて堪りません。
ここまで追っ掛けて3連続の不可抗力、これは
ヤバいですね。
何か良くないものがワタクシの肩に憑いている
のかも知れません。
ビックリするほどユートピア!とかやれば
落ちるものなのでしょうか…
或いは京極堂さんに依頼せねばならんのかな。
気も沈んでしまうワタクシでございましたが、
まだ。
まだお札はあと一枚残っております。
列車は各所でバカ停を噛ますおかげで、何とか
もう一度追っ掛けが可能。
そんな訳で、この日の終着となります笠寺へと
向かいました。
5月の赤ホキ最終甲種では、地上から構図が
組めた筈ですが…この日は整地の為に重機等が
集結していて俯瞰構図しか組めない事が判明。
工事が行われてここに一体何が建つのか、些か
そちらも気になります。
話を戻しますと、俯瞰構図だと架線が列車に
掛かってしまい、碌な構図が組めないので
ございます。
何とかならないものか、と脚立に乗ったり
アレやコレやと思案しましたが、無理。
結果…
今回の〆。
遠目から引き気味に撮影致しましたが、やはり
架線が掛かっているのが丸わかりとなる駄目な
成果に終わってしまいました。
愛知県まで来てワタクシは何がしたかったのか
という体たらくで終わりました今回の遠征。
ガックリと膝から崩れ落ちてしまいます。
雲配給、しかも一番困る編成マンダーラの刑が
2連続となり、更には保線作業との予期せぬ
コラボがあり、最後は工事に伴う構図崩壊。
事前の下調べ不足は勿論ですが、天気や保線の
作業は予測がつかず不運の一言で済ませるには
あまりにも残念な一日でございました。
9500系、9100系は今回の落成をもちまして
増備が終了との事でございます。
次に製造されますのは新形式でしょうか、その
発表に期待を繋げて記事の幕引きとさせて
いただきます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!