この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
拙ブログでは機会が得られました際に、阪急の
試運転にも参戦させていただいております。
最近の形式などはLED幕でございまして、高速
SSでは幕が切れてしまい試運転の意味が全く
なくなってしまう為、気を遣う事となります。
回を熟す毎に少しずつコツは掴めて来るかとも
思いますが、やはり撮影は古来からの幕の方が
楽だし格好よいと感じるのでございます。
LEDは撲滅したい!と申し上げたい所では
ありますが、実際にはそんな事も出来ないので
やむなく順応するしかありません。
まぁ、余命宣告の為された関西本線の201系が
掲出するLED幕よりかは、阪急もまだ良心的で
ございましょう…
あれ、二桁SSでないと
止められない凶悪な仕様でございますから。
さて、今回の更新はフルマル5300系が検査を
終えて出場試運転を実施すると教えていただき
撮影して参りましたご報告でございます。
生憎と往路の撮影はショバに布陣する直前に
急なお仕事が入ってしまい、不参戦。
せめて本命たる復路には何としても…と思い
スーパーエクスプレス並の速度でお仕事は脇へ
退いて貰い、線路傍へ駆け込みました。
5300系、特有のデカい幕に試運転の文字踊る
5319編成を仕留める事が出来ました。
良かったね、おしまい。
…ではなく、ここから記事が始まります。
先ずはご挨拶を兼ねて高架から弓なりに降りて
来た場面を、望遠飛ばして一コマ切ります。
コマを切る、という表現はフィルム撮影で
当たり前に使っていたものですが、デジタルな
ご時世だと比喩表現にしかなりませんね。
フィルムだとネガの一つ一つをコマと呼び
シャッターを一度切る毎に手動、または自動で
コマを送って次のコマに像を写すという手順と
なっておりました。
フィルムの最後まで撮影するとそれ以上は
巻き上げられず、今度は逆回しでフィルムを
ケースに巻取ります。
そこまでして初めてカメラからフィルムを
取り出しDPEへ現像に出しておりました。
今ではフィルムも随分と高価になりまして
現像、更にプリントまですると驚きの価格に
なるそうでございます。
デジタルだと撮影すればあとはデータを確認し
必要なら編集してお終いでございます。
コマを切る、なんて表現は今やオッサン特有な
言葉なのでしょう。
巻頭コマを撮影する前には、望遠構図でも
フルマルの姿を捉えておりました。
複線区間で両数の多い前パン列車だと、中々に
構図が難しいのでございます。
ハミパンとか紐パンが相手であれば
ワタクシ俄然食いつきが良くなります。
が、前パンは毎度その難しさに唸らされます。
縦構図だと綺麗に収まりそうなんですが
こだわって横構図なワタクシ。
頭が硬い頑固者なのでございます。
若い時だと頭は割りかし柔軟で、代わりに
アソコは硬かった筈なのですが今ではそちらが
フニャフニャでございます…
隣の家の奥様がシャワーを浴びるシーンを
妄想して何とか少し硬めにするのが精一杯。
頭は硬くて良いからせめてアソコもカチコチに
なってたらなぁ、と涙ながらに思います。
歳は取りたくないですわね…
今回の〆。
巻頭の一つ前、決めコマでございます。
前パンも思う様に処理が出来て安堵致します。
所で今の若い方々ってば、ハミパンという単語
には理解が得られるものなのでしょうか。
かつて、学校では体育の服装で女子はブルマを
履いておりました。
ブルマの裾から顔を出す、意中のあの娘の白い
スジ…これこそハミパンの極地かと拝察
申し上げる所なのでございます。
あとハミパンを直す際にブルマの裾をパッチン
する仕草、あれもまた非常にそそられました。
体育の度に前屈みになるワタクシ。
が、そんな魅惑溢れたブルマも今や過去帳入り
してしまい、白いスジに一喜一憂した小学生は
フィルムの様に古典と化してしまいました。
今の若人たちは、ではハミパンというワードに
何らの感慨も抱かないものなのか、ワタクシ
ほんのちょっぴり気になります。
因みにハミパンは、ブルマなどからはみ出した
パンツ、という意味の略語でございます。
ハミングパンツの略語ではございませんので
ご注意下さい。
更にはカトパンとかアヤパンは無関係ですので
悪しからず。
オマケ。
結局のところ、往路への参戦が出来なかった為
5420号車の試運転幕姿はこの一コマのみ。
やっつけ的に、ケツに捩じ込む形での撮影と
なりましたから今回もオマケでございます。
屋根に載るクーラーキセの形状とか、前照灯の
非ハロゲン化などはさておき、未だに元気な
姿で活躍しますフルマルたちが愛おしい、そう
思わせる試運転でございました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!