この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
遠征、楽しいですね。
非日常的な環境で撮影するのは刺激が強く
テンションが高まります。
朝イチで岡山へ向かい、90分ほど本四備讃線で
撮影したのでございます。
が。
当たり前に走っていた黄色の115系、昨日の
遠征ではついぞ一度も撮影出来ずに新たな車両
ばかりでございまして驚きました。
着実に移ろう今をこそ丁寧に記録していかねば
と切実に感じたのでございます。
ですから本日はチョイ抜けしまして、日常的に
走る当たり前なネタを仕込んでおります。
こういうのもまた、落ち着いて良いので
ございます。
さて、今回の更新はいよいよ引退間近に迫る
381系を始めとした車両たちをターゲットに
岡山界隈へ撮影に向かいましたご報告の初弾と
なっております。
と、申しましてもこちらは昨年2月の遠征。
チキ盛り遠征敢行後、僅か数日して再び岡山へ
訪問する事となりました。
ですが今回はワタクシ単独のブラリ旅では無く
5名のお仲間で連れ立って向かう機会で
ございました。
中でも伯備線撮影地を熟知する、伯備マスター
鉄追人氏がエスコートして下さる形で、列車の
撮影時間、光線に都度合わせたショバへと我々
一行を導いて下さいました。
備中川面の橋梁を渡る、紫色のスーパー塗装に
塗り替えられましたパノラマ編成を狙います。
通常マークの左上にスーパーの文字が入った
ヘッドマークが格好いいですね。
時間帯が早く、この撮影ではまだ橋は影の中。
それ故に背景を飛ばして列車に露出を合わせて
撮影致しました。
ファーストショットはこちらもパノラマ車を
含む381系でございます。
現着時はまだ一筋の光線も無い暗〜い状況。
そんな中を岡山へ向けてやって来ましたのが
381系ゆったり色の特急やくも。
現着時は辺り一面に霜が降り、凍える寒さの中
既に構えていらした先客さん方と口々に寒いと
言い合いながら機材をセット。
手前も背後の木々にも霜が降りているのが判る
白い世界でございました。
続きましては115系の普電。
3連のD編成と4連のA編成が併結された7両もの
編成が、弧を描きながら渡河する場面は視覚も
聴覚も国鉄に染まる圧巻なひと時となります。
お気付きかも知れませんが、上のゆったり色を
した381系のコマよりも、霜が少し薄れて来た
事が見て取れます。
背後の山にも少ーし陽が当たり始めまして
思考さえオッパイの事にしか働かない程に寒い
状況も僅かばかり余裕が湧き出しました。
背景に陽が当たり始めましたマンダーラ?な中
なりました。
ケツ打ちでございますが、そのまま見送るのは
勿体無い被写体ですので一コマだけ切ります。
この列車の後、スーパーやくもと化した381系
がやって来る事となります。
今回の〆。
スーパー塗装のリバイバルデビュー当初には
ゆったり色の中間車を2両、編成に加えた混結
でございましたスーパーやくも。
この時だけの姿を記録しやすいカーブ構図にて
仕留める事が出来ました。
ここでの撮影はこれで終了。
辺りの皆様も一斉に機材を片付けて車へと戻り
次々に発車していきます。
我々一行も同様に、鉄追人氏の案内で次なる
ショバへと向かう事となりました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!