この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
夏は朝練。
陽のころはさらなり。朝焼けもなお、工臨の
多く走りたる。
また、ロンチキ一つ二つなど、ほのかにうち
走り行くも、をかし。
雨中の撮影は流石にをかしくはなし。
かの有名なる枕草子でも、この様に朝練を推奨
しております今日この頃。
性懲りも無く夜明け前に聖地へ赴きまして
ロンチキを狙いたる今朝、でございました。
しかしながらここ関西では、近頃だともう
日の出が5時を回ってしまいました。
朝練に向かう道すがら、木立の間を抜ける道を
流しておりますと木々からは日暮しが哀しげに
カナカナカナカナ…と鳴いております。
あの鳴き声を聞くと、いよいよシーズン終盤へ
入った事を痛烈に感じるのでございます。
さて、今回の更新は夏休み期間に突入し運用に
変化が生じました福知山の113系につきまして
ご報告させていただきます。
この日はワタクシ、例によって日本海側への
出張業務を担っておりましたので、そのついで
と致しまして113系を狙おうと考えました。
チョイと早めに職場を出まして、先ずは朝の
舞鶴線からスタート致します。
福知山から西舞鶴へ回送される、普段の平日は
4両で運用に就く113系の列車でございます。
が、ご覧の通りこの日は2連。
以前に拙ブログにて申し上げました通り、学休
期間中は4両での運用は消滅してしまいます。
ファーストショットは木立を抜け出す場面から
一コマ切っておりました。
嬉しい事に、前の週には撮影機会が無かった
雨樋を露出させたS7編成が充当されております
この日の列車。
山間部の単線にMT54モータを響かせながら
軽やかにやって来ます。
決めのコマとして狙いましたのがコチラ。
陽射しの最盛期は過ぎ、少しずつサイドが弱く
なって参りますこの時期。
早めに朝のカットを、と狙って布陣致しまして
辛うじて仕留める事が出来ました。
行き先方向幕が何やら微妙な位置で止まって
おりますが、勿論この列車は宮津行きでは無く
東舞鶴行きとなるのでございます。
朝の柔らかな陽射しを受けた、今では貴重な
抹茶色113系を仕留めましてワタクシも次なる
ショバへ移動致します。
先程撮影した113系が途中駅で対向列車と交換
する場面でございます。
朝の通勤時間に差し掛かる為、国道を行き交う
車も日中より多く走っております。
ここで列車交換を行い、舞鶴方面へと去り行く
113系を見送りまして。
ついでに交換を終えた福知山行きの列車も撮影
致しました。
幅を効かせる現在でございますが、福知山の
223系も運用に就いている事が判ります。
この列車を撮影した後、ショバを変えまして
幌付きの前面が先頭になる列車なのですが…
陽射しの所為でお顔が真っ黒になります点が
残念な福知山行きのS7編成でございました。
223系を撮影したショバだと、架線柱が手前に
来てしまいますのでこちらへ布陣しております
が、上からでは無く下からサイド気味に構図を
組むべきだったかと思い知らされました。
まぁ過ぎた事を悔やんでも仕方がありませんし
気持ちを切り替えまして、お次は山陰本線へと
転戦致します。
今回の〆に、と考えたのでございます。
今回の〆。
こちらは雨樋が格納された40N更新のS2編成で
ございました。
ちとサイドの光線が弱かったので面をドドンと
据えた構図にしてみました。
この日、リバイバル編成は②の運用に就くとの
事でございましたが、学休期で4両から車両数
削減となった為にこの列車へは充当されず。
恐らく実情は②ではなく②-1になっているもの
と予想されますが、お仕事に向かわねばならず
そこは未確認となってしまいました。
ですからワタクシこの日はリバイバル編成に
出会う事なく撮影を終えております。
…残念。
この様に、夏休みに入りました福知山界隈では
113系の運用に変化が生じております。
8月はこの変化が反映されるのか判りませんが
7月は運行表と異なりますのが実情。
撮影の際はご注意下さいませ。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!