写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1243列車 「 タラコ色の幸せ!キハ47形気動車を狙う 2020・春 山陰小旅行その3 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

フランスの作家、モーリス・メーテルリンク

有名な作品と申しますと「青い鳥」でございます。

 

チルチルとミチルが魔法使いの老婆に良心を刺激され

夢の中で幸福の象徴とされる青い鳥を求めて

彷徨う寓話でございます。

 

夢から覚めて自宅に青い鳥がいると判明し、幸せは

気付かずとも傍にあるものだ、と悟る内容でした。

 

私の青い鳥は一体どこにいるのでしょうか?

自宅には猫がいるので食べられちゃったのかな…

 

 

さて、今回の更新は日曜に行って参りました

山陰本線での小旅行にて撮影しておりますタラコ達の

活躍につきましてのご報告となります。

 

 

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2020-05-24 キハ47 1012+キハ47 2

配給列車の撮影を本命に布陣致しましたこの場所

列車通過の2時間ばかり前に到着し、快晴の中を走る

タラコを激写すべくカメラを構えておりました。

 

まずは豊岡方面へ向かいます列車から

スタートでございます。

 

先頭はトイレの無い1000番台の1012号車が、

後尾には2号車が連結された編成を線路に寄った

被り付きの構図でいただきました。

 

 

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2020-05-24 キハ47 139+キハ47 1133

今度は豊岡方面からの列車がやって来ました。

 

水鏡を意識した構図を組んだのですが

生憎と風が強く吹いておりまして鏡になりません…

 

この区間は閑散とした輸送密度を誇っておりまして

列車は朝の本線といえども1時間に1本という

充実ぶりでございます。

 

撮り逃しの無い様に早めに現着し

本命までの間もタラコの姿を記録すべく

構図を組んでああでもないこうでもないと

唸りながら過ごしておりました。

 

そんな中、本番前の露払いとなります

タラコがやって参りまして。

 

 

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2020-05-24 キハ47 2+キハ47 1012

編成写真の撮影前にこの様な遠景が狙えましたので

本番にも活かすべくタラコで練習してみました。

 

練習とは言えどもこれもいずれは貴重な記録と

なるのかも知れません。

 

鉄仲間の友人と、冗談でそのうち城崎温泉から西は

路線が廃止されてBRTになるんじゃないか、なんて

話しておりましたが…それも現実になりそうな

閑散っぷりでございます。

 

一人に一台のマイカー普及率ですもんね…

 

 

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2020-05-24 キハ47 2+キハ47 1012

表題の編成が豊岡から折り返して来ました。

 

2枚目のタラコと同様の構図ですが、こちらは早々に

水鏡を諦めて青空を取り入れておりました。

 

本番もこれと同様の構図を組んでおります。

 

この10分ほど後に配給列車が通過しまして

すぐに現場を撤収し、追い掛けを敢行する事に

なりました。

 

 

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2020-05-24 キハ47 1019+キハ47 185

お次はコチラ。

 

先頭のトイレ無し1000番台と後尾の0番台、屋根を

見ますとトイレタンクの有無で一目瞭然でございます。

 

ここでも本番の直前に練習Dとして

タラコを撮影する事が出来ました。

 

ここでは遠くに日本海を望む構図を組めるのですが

早朝の快晴から徐々に怪しい雲が湧き出まして…

 

 

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2020-05-24 キハ47 1019+キハ47 185

本来はこれが本命カットの構図でございました。

 

雲は残念ながら本番でも居座りまして、配給も

マンダーラな曇り空に沈む結果となりました。

 

こればかりは悔やんでも仕方がありませんので

構図を切り替えて本番では編成写真の構図に

変更致しましたのはご報告済みでございます。

 

 

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2020-05-24 青い鳥

オマケ。

 

撮影時間よりも待機時間の方が

随分と長いのがローカル線撮影の特徴でございます。

 

本番までの間に構図を組んで空打ちし、モニターと

にらめっこをしながら思索に耽っておりますと

すぐ脇を鳥がホバリングしておりました。

 

すぐさまカメラを向けましてスナップ撮影。

 

噂に名高い幸せの青い鳥とかいう奴でしょうか。

 

 

どうやら私の幸せは山陰にあった様でございます…

でも連れて帰ろうとすると、物語同様に

きっとダメになるのでしょうね。

 

 

次回は午後の部、タラコとはまた違った幸せを

追い求めましたご報告の予定でございます… 

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!