この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日は散々な目に遭ったのでございますが
それら顛末に関しましては、また日を改めて
ご報告させていただく事と致しまして、まず
本日の更新を進めさせていただきます。
さて、今回の更新は本日撮影しておりました
甲種輸送のご報告となるのでございますが
こちらも実は散々な憂き目にあった挙句の
撮影でございます。
太陽が山の向こうへと沈み、残照の中を
東へ進むのはEF66 110が手を引く
衣浦臨海鉄道の重鎮、KE65 1でございます。
衣浦臨海鉄道と申しますと、拙ブログでも
取り上げた事がございます中京地区の
貨物鉄道線でございまして、DE10と同型の
KE65と申します形式の機関車が在籍します。
このKE65形、検査は自社で行う事が出来ず
主要株主であるJRFも既にDE10形の全検は
終了しておりますから実施出来ません。
そんな訳で衣浦臨海のKE65形は秋田の
土崎車両センターにて全般検査を受けて
この度、出場する事となりました。
横顔に照り返す日暮れ間近な夕陽が
アクセントとなりますこの日の練習電。
既に編成後方はけがに沈んでおります。
KE65は土崎を出場後、15日に配6550レで
吹貨タまでやって来ておりました。
ワタクシもそれを撮影すべく、沿線へと
出向いたのですが。
この日は午前7時過ぎに吹田駅で発生した
人身事故の影響で、待てど暮らせど列車が
やって来ません。
上流へ布陣した鉄仲間さん方から、丁寧に
経過報告をいただき待っててもしばらくは
来ないと判断して撤収致しました。
夕方に出直そうと考えていたのですが
帰社致しますと山の様なお仕事があり
再度の出撃が叶いませんでして。
撮り逃しとなってしまいました。
引いた構図でもう一度。
そんな訳で2回の撮影チャンスの内、1回を
フイにしてしまいましたので本日の機会が
ラストチャンスという事となり、気合を入れ
布陣しておりました。
オマケ。
KE65側のお顔も…と思いましたが
タイミングが合わずに架線柱が抜けきらず
残念な具合でございます。
この後のショットはおブレ様となりまして
没に致しましたので、これが後打ちの
撮影として世に残る事となりました。
起きてしまった事は仕方が無いとは
申しましても、たった一人の行動で多大な
被害を被ります人身事故。
もはやテロリズムと申しましても
過言では無い様にも思うのでございますが
起こした人物はともかく、その家族や友人の
心痛を思うと恨み節も引っ込んでしまいます。
せめて我々は鉄道を愛する人間として
人様にご迷惑を掛けない末期を迎えたいと
そう思う所でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!