写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1724列車 「 まるで117系!? 2ドア車の115系を狙う 2021・GW 山陽本線紀行その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

 

さて、今回の更新はブログ友の

かわつる氏と門司港で別れまして一人

本州へと戻って参りましたその後の

お話を綴らせていただきます。


ですがそこは拙ブログの事、一筋縄な

展開ではございません。


拙ブログを普段から読み込まれている

ヘビー読者の皆様であれば、既に

お気づきかと存じますがこのGW遠征

一発目は山陽本線紀行その1でした。


その2へ続かず次が水島臨海、その後は

宇部線と流れましたのは、ここに

山陽本線紀行その2を用意していたから

なのでございます。


そんな訳で少しタイムスリップを

致しまして、5/3の早朝から今回は

スタートしてみたいと思います。



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2021-05-03 115系N-09編成

山陽本線の山口地区で頻繁に目にする

115系3000番台を、朝陽に照らされる

サイド構図で狙ってみました。 


この区間も岡山地区同様、国鉄形式の

普電は全て末期色と化しております。


パッと見は判りづらいのですが、よく

見てみますとホラ、側面の客用扉は

2箇所しかございませんでしょう。


まるで117系かと見紛う様な側面を持つ

115系国鉄近郊形の異端児がこの

3000番台なのでございます。


この形式、実は遠征初日となる2日にも

撮影はしておりました。


 

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2021-05-02 115系N-16編成

布陣した時間が夕方でした為、影落ち

ドボンとなりましたこの日の115系


せめて先頭には影落ちしないようにと

画角を調整して撮影致しました。

 


この編成の中間車2両は3500番台で

元は117系の中間車だったのですが

115系に加えられる為改造されたレアな

車両となります。


元は関西新快速として颯爽とデビュー

しております117系が、JR化後に登場の

221系へ追いやられてしまいました。


一部の117系は岡山へ落ち延び、2両を

引っこ抜いて6連から4連へと編成を

短縮されました。


4連117系は今も岡山にて活躍しており

今遠征記事その1でも捉えております。


では、残り2両は何処へ行ったのかと

申しますと、改造で115系化されまして

これまた山口地区にて活躍していると

いう次第でございます。



1980年代前半、国鉄最末期に広島の

旧型車を置き換える為に新製された

車両が115系3000番台でございます。


当初から117系の内装と変わらぬ設えで

サービス向上を図り、広島の旧形車を

一掃した車両として知られます。


丁度今、広島に巣食う227系みたいな

感じでございますね。


新製時から側扉は2箇所しかない点が

3000番台最大の特徴となります。


広島から追い出された3000番台は

現在、山口地区にて恐らくは最後の

活躍を見せております。


九州からの道すがら、そんな車両を

もう一度狙ってみようと再び沿線へ

布陣してみました。



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2021-05-04 115系N-04編成

お天気はドン曇りでございます中を

上りの普電が駆け抜けて行きました。


延命30N更新が施工されテールが白く

なった今の姿に思う所は有ります。


が、それこそ前面の塗膜が一部剥げて

地色が見えても頑張る懸命さには

感銘を受けて撮影致しました。


3000番台は新製時から瀬戸内色でして

地色は白っぽいクリーム色、九州の

415系と似通った色分けでございます。


そんな昔の姿を末期色の下にチラ見せ

しつつ走り去るのでございます。


あ、3000番台はJR後に広島快速色へ

塗装変更されておりますね。



下関市街にてトイレを済ませ道なりに

走りますと、右手から国道9号と合流

致します。


関門トンネルから続く道は国道2号で

瀬戸内海に沿って岡山、姫路へと続く

道となります。


国道9号は新山口から山口線に沿って

益田へ出ましてそこから日本海側を

米子、鳥取から京都へ抜けます。


どちらから行っても関西へ帰れますが

2号の方が距離は短いものの、人口が

多い広島、福山の市街地を走ります。

(岡山、姫路はバイパスでスルー可)


一方で9号だと時間を食いますが

渋滞は無さそうな島根、鳥取を走り

更に山陰道が虫食いながら無料という

魅力もございました。


新山口付近までは2号と9号が合身して

一本の道となります。


新山口手前の分岐まで、悩ましく

迷いつつもつい、山陽本線へ立ち寄り

撮影に興じてしまいました。



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2021-05-04 115系N-03編成

今回の〆。


反対側からトイレ付きのクハを先頭に

別の編成がやって来ました。


これを撮影してこの場を撤収し、

ついに本遠征最後となります撮影へと

突入致します。


次回、クライマックス撮影の模様にも

ご期待いただく…ほどでは無いですが

ご覧下されば嬉しく思います。



それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!