この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
四国、松山を走る伊予鉄道に67年ぶりの新車が
導入されるとアナウンスがございました。
連想致しますが、今回の発表は郊外線の所謂
一般鉄道車両でございます。
現在は京王電鉄から譲渡された車両が行き交う
かの路線、拙ブログでも伊予灘遠征で撮影した
記憶がございますが、それらが置き換えられる
という事なのでしょう。
ダイヤモンドクロスを渡る真新しい、独自の
車両に想いを馳せつつ道後温泉に入りそびれた
悔しき思い出が蘇るのでございます…
リベンジしに行かなきゃ。
さて、今回の更新はプッシュプルで運転された
松永訓練の復路を狙ったご報告となります。
前回更新のラストにて布陣したショバですが
見事なドン曇りとなってしまいました。
無垢なる変態と評判のワタクシ、今までに何か
悪い事でもしたのでしょうか?
そう不安になってしまう様な暗い雲の下でただ
復路の列車が来るのを待つ時間。
ですが。
天はやはり正しき変態たるワタクシを
お見捨てにはしなかったのでございます。
間もなく本番、というタイミングで俄かに光が
差し込んで来たではありませんか。
イェーイ。
正に奇跡なる晴れカットでEF65 1134が先頭に
立つ復路を仕留める事が出来ました。
陽が射して来た事で影落ちの懸念も湧きますが
ギリギリ車体に掛かる所までは伸びず。
試運転の神様に小粋なクリスマスプレゼントを
いただいた気分でございます。
本番前の練習電となる普電では、最早これまで
といった具合の曇りスカイでございました。
季節的に枯れ山となる背景と、僅かに見えます
曇天がモノ悲しい印象を与えますこの構図。
そこへノコノコとやって来た鮮やかな黄色の
古臭い被写体が、より一層この写真に寂しさを
加えている様に思えます。
寂寥感がパない情景でございますよね。
末期色の電車もいつまで見られるのでしょう…
決めのコマでございます。
練習電の時と同じ構図でございますが、陽が
射して青い空が覗くだけで明るい雰囲気になる
この変化。
枯れ山でさえ元気になった様に思えます。
本音を申しますと、練習電から晴れててくれと
思う所ではございますが、そこは贅沢な我儘と
申せましょう。
この一葉に大変満足致しまして、すぐさま荷を
片付けショバを撤収。
来た道を戻ります。
勿論、下道でございます。
気を抜いたタイミングでやって来た213系では
ピントが死んでしまいました。
帰り道と列車の進行が同一方向、尚且つ途中で
列車が停車するスジでございましたので往路と
同じショバに再布陣致しました。
が、またしても曇り空でございます。
陽が射してくれれば…そんな願いを込めて
空を眺めながら本番を待ちます。
本番のタイミングで、こちらも陽が射しまして
嬉しい!とシャッターを切りましたらば、釜に
架線梁の影落ちが…!
ありゃ、コイツァ計算外でございます。
まぁリカバリ可能な範囲でございますので
レンズを引いて対処致しました。
今回の〆。
枯れ草にPFの足回りが絡みますが、それでも
編成は抜けていますし大丈夫、という感じの
出来映えでございました。
ここでの撮影をもって、松永訓練の全行程を
撮り終えました為関西へと戻る事に致します。
帰路も当然ながら下道。
山陽道でビューンと走ると大体2時間ほどで
帰宅出来るのですが、下道でも4時間ですから
懐がお寒いワタクシとしては後者を選択。
それでもR2だと瀬戸と竜野の間以外は、信号の
無いバイパスのおかげで意外にもスムーズに
走れます。
片上ー有年は山の中で交通量が少なく有年から
竜野までは片側2車線かつ60キロで走れますし
岡山への下道走行も意外と楽なんですよね。
そんな訳で、のんびり下道を選択致しました
ワタクシ。
それ故、もうちょっとだけ遠征記は続きます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!