この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
百舌鳥の早贄、という言葉がございます。
百舌鳥という鳥は冬を迎える寸前の時期に
餌を木の枝などに串刺しにして干物を作る
習性があるのだそうでございます。
ワタクシも子供の頃に庭の木に色々な
干物が作成されていたのを見つけた覚えが
ございます。
干物は後日、ゆっくりと百舌鳥が食べる為に
作成されているのか、それとも別の理由が
あるのか、諸説あるそうでございます。
中には忘れられてほったらかされた干物も
よく見られるのだそうでございます。
そういえば大人になってからは、早贄など
見掛ける機会もなくなってしまいました。
別に百舌鳥が絶滅した訳では
無いでしょうから、単に目線が
変わってしまったのでしょうね。
さて、今回の更新は1月に撮影しました
キハ120形気動車の検査入場を狙いました
ご報告となっております。
この撮影の前日には網干からの出場配給を
撮影して即日更新しておりましたから、
恐らく連日キハ120がネタとなるとやる気が
削がれるとかそんな理由なのでしょう。
ただ、撮影して更新を先延ばしにしたまま
それっきり忘れてしまっていた様でして、
2月にはこの車両の出場配給を、入場に
関して全く触れずに記事にしております。
たまたま、昨夜はフォルダを整理していて
この日の撮影記録を見つけ、更新せずに
忘れていたネタである事に気づいた次第で
ございます。
ネタが百舌鳥の早贄の如き干物と化して
しまいました。
いや、お恥ずかしい。
現在は後藤にて検査入場しております
DD51 1193が牽引しますキハ120-304を
捉えておりました。
これまでも拙ブログではキハ120形の
網干入場となる配給列車を記事にして
参りましたが、この日の配給はちょっと
いつもの亀山配給とは様子が異なります。
練習電で撮影しました289系の回送列車。
この撮影地へお越しになられた方であれば
お判りかと存じますが、ここは午前中が
順光となる場所なのでございます。
午後になりますと光線は線路の向こうへ
回り込んでしまいます。
配給列車のファーストショットでした。
可能であれば、配給の目玉となります
機次位のキハ120が架線柱から抜け出た所を
仕留めたいな、と思っておりました。
ですがその瞬間は甚くシビアでございます。
ワタクシの様な未熟者では失敗必須と思い
連写で仕留められればラッキー、という
気持ちで挑んだのでございました。
練習電をもう一度。
こちらは新快速運用に就く225系の0番台で
最近増備が続く100番台とはライト形状が
異なっております。
冬晴れとなりましたこの日の午前、かつての
撮影名所をかっ飛ばす225系の姿は、日常の
列車ながらついシャッターを切って悦に浸る
魅力を備えている様に感じます。
好みはそれぞれ、ですから押し付ける様な
心算は毛頭ございませんが、100番台より
人間味が感じられる様なデザインにワタクシ
好感が湧くのでございます。
今回の〆。
こちらは2写目のショットでございます。
普段の入場スジは午後に実施されますので
この構図で順光は珍しい事となります。
この日は配給が運行されます路線の
とある区間で検測が実施されるという事で
この日だけ特別に午前スジで配給が走ると
いう事になったのだそうでございます。
そんな訳でここでの順光配給ショットという
貴重な撮影となりましたこの日の配給。
にも拘らず更新を失念してすわお蔵入りと
なる所でございました。
とは申しましても実際の所、更新せずに
お蔵入りしているネタは結構ございます。
もはや更新するのも憚られる様なネタ
ですから、別によいのですが。
でもその内ふと思い出した様に
数年前のネタが更新されたりするのかも
知れません…(笑)
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!