この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
お仕事が終わって帰宅致します。
靴を脱いで家へ上がりますと、汗にまみれた
シャツの汗臭さと足から漂う生ゴミの様な芳香
が混ざり合い、実に酢ィーティーな香りが辺り
一面に広がります。
娘やカミさんから口々に風呂入れ!風呂!と
罵声を浴びながらシャワーを浴びる、本日も
そんな夜を迎えておりますワタクシ。
ようやくお仕事も今日で片がつきまして、明日
からは蝉の一生より短いお盆休みに入ります。
台風こそ接近しておりますが、近場辺りで
鉄活でもしようかな、と思案しております。
え、徳島ですか?
いやいや今年は行きませんよワタクシは。
さて、今回の更新は11日に近畿車輛から新製
出場となりました、東京メトロ2000系の甲種
輸送につきましてのご報告、その前編とさせて
いただきます。
11日は山の日という事で、お仕事が休みで
ございましたワタクシ。
そんなホリデーに甲種輸送が設定されていると
あっては、撮影に全力を傾けねばならぬのが
性分でございます。
折しも今年度より、近車甲種のDL牽引が岡山の
DE10から愛知のDD200へ交代。
生憎とまだ撮影の機会に恵まれていなかった
DD200が牽くメトロ2000系へと、熱い視線を
向けました。
DD200-20が2エンドを頭にして、撮影名所の
橋梁を渡る場面でございます。
ここは駅からも程近いショバの為か、日陰も
碌に無い築堤ながら、大勢の撮影者が集まる
事となりました。
ではここから少し時間を巻き戻しまして
プリクエル的なお話から更新を進めましょう。
休日とあって道路が渋滞する中、何とかショバ
まで辿り着きましたワタクシ。
先ずは巻頭コマの立ち位置から見て対岸に布陣
致しました。
オマケ。
カーブしたトラス橋を渡りますおおさか東線の
221系を、SSを下げて狙いましたのがここでの
ファーストショットでございました。
SSを下げて、と申しましても確か1/100くらい
という中途半端な下げ具合でございましたので
トラスも、柵もしっかり残っておりました。
221系が来た際に、せや!SS下げよう、と急に
思い付いた為にSSを下げる操作が不充分で
この様な不甲斐ない結果に。
ただ、そんな不出来な成果ですがここで撮影を
した唯一のおおさか東線カットでございます為
オマケ掲載と致しました。
定刻となり、吹貨タよりザリガニがいそいそと
やって来ました。
橋梁に差し掛かる場面を挨拶ショットとして
一コマ切ります。
ほんの少しだけDE10の登板を期待しましたが
来たのはやっぱりザリガニでございます。
勿論、メトロ2000系との組み合わせは初撮影
でございますから、ザリガニでも歓迎ですが。
DD200-20が長鼻1エンドを前にして、橋梁を
渡り切る場面を狙いました。
背後には先程オマケで掲載しましたトラス橋が
見えております。
そうなのです。
トラス橋側は吹貨タへ向かわずに新大阪方面へ
伸びる旅客のおおさか東線、DD200が走る
ガータ橋は吹貨タとおおさか東線を結ぶ城東
貨物線でございます。
そんな説明を込め、敢えて煩いトラスを背に
構図を組んでみました。
釜のケツ辺りでトラスが切れている点が中々
面白い、ここならではな構図と申せましょう。
決めのコマでございます。
これです。このコマが狙いたくて構図を組んで
おりました。
おおさか東線から分岐して吹貨タへ向かいます
の様な真っ赤な体躯がメトロ2000系の車体と
絶妙にマッチしております。
専用機が牽くジョイフルトレインを彷彿と
させる編成美を見せてくれました。
上空に蔓延る雲が些か残念ではありますが
陽が遮られる事も無く撮影出来ました点は
大変、満足のいくものとなりました。
巻頭コマはここから構図をずらしての
おかわりショットでございまして、更にその後
レンズを引いて画を再構成致します。
今回の〆。
ご婦人の半袖から見えるブラチラみたいに雲の
隙間から覗きます青空を、目一杯取り込んだ
構図にて、仕上げのカットと致しました。
被写体はカツカツですけれど。
このショバでは、2年前にショバでバッタリと
お会いしたY氏と相模線以来の再会を果たす
嬉しい機会があり、また数多のお仲間お友達と
ご一緒させていただきました。
そんなお友達の中にはSNSで親しい、かつ今は
遠方を拠点とするA氏もいらっしゃいます。
ここでの撮影を終えましたワタクシ、A氏に
お付き合いいただきまして今度は吹貨タから先
の、ELが牽引する場面を狙う追っ掛けを敢行
する事と致しました。
そちらの模様はまた、日を改めて更新させて
いただきます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!