写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2415列車 「 甲41 東京メトロ2000系(2149f)の甲種輸送を狙う 前編 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

お仕事が終わって帰宅致します。

 

靴を脱いで家へ上がりますと、汗にまみれた

シャツの汗臭さと足から漂う生ゴミの様な芳香

が混ざり合い、実に酢ィーティーな香りが辺り

一面に広がります。

 

娘やカミさんから口々に風呂入れ!風呂!と

罵声を浴びながらシャワーを浴びる、本日も

そんな夜を迎えておりますワタクシ。

 

ようやくお仕事も今日で片がつきまして、明日

からは蝉の一生より短いお盆休みに入ります。

 

台風こそ接近しておりますが、近場辺りで

鉄活でもしようかな、と思案しております。

 

え、徳島ですか?

いやいや今年は行きませんよワタクシは。

 

 

さて、今回の更新は11日に近畿車輛から新製

出場となりました、東京メトロ2000系の甲種

輸送につきましてのご報告、その前編とさせて

いただきます。

 

11日は山の日という事で、お仕事が休みで

ございましたワタクシ。

 

そんなホリデーに甲種輸送が設定されていると

あっては、撮影に全力を傾けねばならぬのが

性分でございます。

 

折しも今年度より、近車甲種のDL牽引が岡山の

DE10から愛知のDD200へ交代。

 

生憎とまだ撮影の機会に恵まれていなかった

DD200が牽くメトロ2000系へと、熱い視線を

向けました。

 

 

2023-08-11 9894列車

DD200-20が2エンドを頭にして、撮影名所の

橋梁を渡る場面でございます。

 

ここは駅からも程近いショバの為か、日陰も

碌に無い築堤ながら、大勢の撮影者が集まる

事となりました。

 

 

ではここから少し時間を巻き戻しまして

プリクエル的なお話から更新を進めましょう。

 

休日とあって道路が渋滞する中、何とかショバ

まで辿り着きましたワタクシ。

 

先ずは巻頭コマの立ち位置から見て対岸に布陣

致しました。

 

 

2023-08-11 221系NC612編成

オマケ。

 

カーブしたトラス橋を渡りますおおさか東線

221系を、SSを下げて狙いましたのがここでの

ファーストショットでございました。

 

SSを下げて、と申しましても確か1/100くらい

という中途半端な下げ具合でございましたので

トラスも、柵もしっかり残っておりました。

 

221系が来た際に、せや!SS下げよう、と急に

思い付いた為にSSを下げる操作が不充分で

この様な不甲斐ない結果に。

 

ただ、そんな不出来な成果ですがここで撮影を

した唯一のおおさか東線カットでございます為

オマケ掲載と致しました。

 

 

2023-08-11 単9891列車

定刻となり、吹貨タよりザリガニがいそいそと

やって来ました。

 

橋梁に差し掛かる場面を挨拶ショットとして

一コマ切ります。

 

ほんの少しだけDE10の登板を期待しましたが

来たのはやっぱりザリガニでございます。

 

勿論、メトロ2000系との組み合わせは初撮影

でございますから、ザリガニでも歓迎ですが。

 

 

2023-08-11 単9891列車

DD200-20が長鼻1エンドを前にして、橋梁を

渡り切る場面を狙いました。

 

背後には先程オマケで掲載しましたトラス橋が

見えております。

 

そうなのです。

 

トラス橋側は吹貨タへ向かわずに新大阪方面へ

伸びる旅客のおおさか東線、DD200が走る

ガータ橋は吹貨タとおおさか東線を結ぶ城東

貨物線でございます。

 

そんな説明を込め、敢えて煩いトラスを背に

構図を組んでみました。

 

釜のケツ辺りでトラスが切れている点が中々

面白い、ここならではな構図と申せましょう。

 

 

2023-08-11 9894列車

決めのコマでございます。

 

これです。このコマが狙いたくて構図を組んで

おりました。

 

おおさか東線から分岐して吹貨タへ向かいます

メトロ2000系の甲種輸送アメリカザリガニ

の様な真っ赤な体躯がメトロ2000系の車体と

絶妙にマッチしております。

 

専用機が牽くジョイフルトレインを彷彿と

させる編成美を見せてくれました。

 

上空に蔓延る雲が些か残念ではありますが

陽が遮られる事も無く撮影出来ました点は

大変、満足のいくものとなりました。

 

巻頭コマはここから構図をずらしての

おかわりショットでございまして、更にその後

レンズを引いて画を再構成致します。

 

 

2023-08-11 9894列車

今回の〆。

 

ご婦人の半袖から見えるブラチラみたいに雲の

隙間から覗きます青空を、目一杯取り込んだ

構図にて、仕上げのカットと致しました。

 

被写体はカツカツですけれど。

 

 

このショバでは、2年前にショバでバッタリと

お会いしたY氏と相模線以来の再会を果たす

嬉しい機会があり、また数多のお仲間お友達と

ご一緒させていただきました。

 

そんなお友達の中にはSNSで親しい、かつ今は

遠方を拠点とするA氏もいらっしゃいます。

 

ここでの撮影を終えましたワタクシ、A氏に

お付き合いいただきまして今度は吹貨タから先

の、ELが牽引する場面を狙う追っ掛けを敢行

する事と致しました。

 

そちらの模様はまた、日を改めて更新させて

いただきます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!